10月9日放送 明治 西弘美監督インンタビュー
アナ :明治大学、昨シーズンは出雲が11位、全日本が5位、箱根が7位でした。
今年は他の大学の監督に話を聞いても、力のある選手が揃っていて、
優勝争いしてくるだろうと前評判が高いんです。
まずは夏合宿を終えたチームの状態を聞いています。
西監督 :合宿を夏36日間やったなかで、この間の5000m記録会では、
29名中10名が自己ベストを出しました。
現段階では上出来かなと思っています。
槙嶋アナ:5000mの13分台の選手が多いというのが
評判になっていますけれども?
西監督 :今11名いますけれども、必ずしも5000の記録、10000の記録が、
駅伝の場合はイコールということになってきませんので、
後はどうこれを駅伝なんかに繋げていくかということが
大事になってきます。
槙嶋アナ:繋げるために何が必要になりますか?
西監督 :まずスタートラインにしっかり立たせることですね。
それまでに故障とか風邪とか体調不良などでそこに立たせることができなかったら、
そこで敗北が多少決まってきます。
アナ :今年の駅伝キャプテン、4年生の北魁道選手の状態は?
西監督:1年、2年、3年と故障が多く、今年は夏の出だしも若干体重オーバーが
ありましたけれども、後半になるにしたがって体がしっかりしぼれてきた。
これは彼の最後に懸ける思いが、こういう合宿にも表れてきているんじゃないかなと
思っています。
槙嶋アナ:どういったタイプのキャプテンでしょうか?
西監督 :陽気、明るさ、そしてその中で後輩を引っ張っていくというところですね。
槙嶋アナ:4年生で今1番いい働きができそうだなと思う
選手はいらっしゃいますか?
西監督 :廣瀬ですね。先日の日体大の記録会でも
5000m13分50秒ちょうどで走っていますので、
彼は駅伝などに関しても力を出す選手ですので
任せることもできるというところを踏んでいます。
槙嶋アナ:3年で柱として期待されるのが、
大六野選手かと思うんですけれども?
西監督 :彼は5000、10000のタイムの割には、
駅伝等はそれ以上の力を発揮するところがありますので、
うちのエースになりつつあります。
槙嶋アナ:八木沢選手も今年は故障なく、
いい状態で来ていると思いますけれども?
西監督 :今年は彼も夏合宿では1つの故障もなく、順調に来ています。
その結果が先日の記録会で、5000mで13分28秒79の明大記録を作りまして、
秋冬のレースには期待ができるんじゃないかと思っています。
槙嶋アナ:ほかに面白そうな3年生はいらっしゃいますか?
西監督:文元ですね。彼は目立たないですが、堅実に駅伝はブレーキなく、
全部走ってきていますので、安定感は抜群ですね。
そして2年生に関しては横手、木村、牟田3人が順調に育ってきているので、
スタミナにまだ、やや不安を残してはいるんですが、
そのスタミナも徐々に解消しつつあるので、
これからの駅伝を楽しみにしています。
槙嶋アナ:最後に出雲駅伝の目標を聞いています。
西監督 :勝ちにはいっているつもりなんですけど、
惨敗でスタートをしていますので・・・・、ここ4年ですかね。
とにかくスタートの1区で出遅れることなく、
いい流れで駅伝の初戦をつくっていきたいと思っています。
槙嶋アナ:最初が大事というところですかね?
西監督 :そうですね。出雲6区間、全日本8区間、箱根10区間、
全部で24区間ですか、この最初の1区をしっかり持ってきたいなと思っています。
槙嶋アナ:優勝、頂点という文字はいかがですか?
西監督 :ええ、目指してやっていきたいなと思っています。