駒澤大学 大八木弘明監督
10月4日(火) 晴れ 21℃
駒澤大学の大八木監督は、5000m13分台の選手を10人揃えることを
ここ数年、ひとつの目標としていましたが、
先日の日体大記録会で、井上翔太が13分58秒53をマーク。
駒澤大学10人目の13分台ランナーとなりました。
育成期間を終え、戦力が揃った駒澤大学。
その大八木弘明監督にお話を伺いに、道環寮へ行って来ました。
質問 :出雲が近づいてきましたが、今の手応えは?
大八木:選手たちの体調は良い方かなと思います。順調に夏合宿もこなしてくれましたので、
手応えはありそうな感じはします。
質問 :昨年の出雲のメンバーが全て残っていますが?
大八木:そうですね。全員残っていますので、良いチームになってると思います。
質問 :経験のある上級生と伸び盛りの下級生ということで、選手層が非常に厚くなったのでは?
大八木:そうですね。ま、今年は勝負の年ですので、層も厚く、しっかりと良いチームになっています。
質問 :区間距離が短い出雲駅伝の戦い方は?
大八木:私のチームは、いつもアンカーで逆転されていますので、今年は1区から攻めていって、
トップをキープし、ひと区間、ひと区間少しずつリードを広げていって、
アンカーで逆転されないようなレースをしたいと思っています。
やはり、他大学に大砲がいると逆転されてしまうので、1分くらい2位と差をつけて、
6区のランナーにタスキを渡してくれればなと思っています。
質問 :それを実現するための選手起用方法は、もう考えていますか?
大八木:そうですね。今のところ誰を使おうかというので、ちょっと迷っています。
全体的にチームの状態が良いものですから、ちょっとメンバーを決めるのに悩んでいる状況です。
下級生も使ってみたいですし、上級生も頑張ってやってくれていますので、悩みますね。
ま、良い悩みですけど。
質問 :出雲駅伝で注目してほしい選手は?
大八木:下級生ですね。2年生の窪田、油布や1年生の村山といった選手に注目して欲しいと思います。
質問 :1年生の村山選手はどういった選手ですか?
大八木:日本インカレの5000mで優勝してくれましたし、そういう面で注目されつつある選手です。
最後のキレがありますし、夏合宿をこなして、スタミナも付いてきました。
また、負けず嫌いで強気。レースで勝つポイントを間違わなければ、勝てる選手ですね。
質問 :今年の3大駅伝の目標は?
大八木:昨年は、全てのレース、3位以内という目標でしたが、今年は勝負の年だということで、
優勝を狙うということを、選手たちにも伝えてます。優勝、3つ狙いにいく年だと思っています。
質問 :駒澤大学は、ここ2年、3大駅伝の優勝から遠ざかっていますしね。
大八木:そうですね。何か寂しいですね。
質問 :大八木監督が駒澤大学で指導を始めて、今年で17年目。
そして、今年勝てば、3大駅伝17勝目となりますね?
大八木:そうなんですよ。だから今年は3大駅伝のうち、ひとつは勝ちたいと思っていますので
選手には頑張ってもらいたいと思います。
出雲では、6区アンカー区間で抜かれてしまい、
優勝を逃したという嫌な印象が強いと話す大八木監督でしたが、
戦力が充実した今年は、1区から独走で13年ぶりの出雲優勝を目指します。
詳細は、10月10日(月)体育の日 午後1時からの
『文化放送スポーツスペシャル
第23回出雲全日本大学選抜競走 実況中継』の中で!!