法政大学OB、駿河台大学 徳本一善監督インタビュー
12月6日放送
松島アナ:まずは母校の法政大学が今回3年ぶりの出場という事で、
やはりうれしいものですよね?
徳本監督:はい、それだけが良いニュースでした。
予選会走っているのを見ていて、
10人通過が15キロで通過した順位で、
けっこう良い順位でいたんで、
今年は何とか行けるんじゃないかっていうのと、
ようやくエースの西池君が復活してくれたっていうことで、
明るい材料が母校にはあったんで、
それに刺激を受けて僕も頑張ろうというふうには思います。
松島アナ:今だいぶ大学生の時からは時間経ちましたけど、
改めて箱根駅伝とはどういう舞台だったかと聞かれたら
何と答えますか?
徳本監督:そうですね、けっこうそういった質問、
ものすごく色んなところでされるんですよ。
でも、僕が思うのはあの経験が引き金になっていると
思っているんですよ。
今があるのはやっぱりあの箱根駅伝を経験したことが大きいと、
何か辛いこととかあった時にあのときのことに比べたらって、
まだ俺はできるだろうっていう。
要するに何でも奮い立たせる引き金にする。
自分を落とす前に、あそこのところを思い出せばっていうので、
それでまた自分を奮い立たせるっていうか、
そういうふうにできるものじゃないのかな。
僕は4年の時に途中棄権しましたけども、
逆に快走してた選手も、あの時に
あれだけ頑張れたんだからっていうふうに、
きっと僕だけじゃなくて、色んな選手も引き金にして、
たぶん今も一生懸命頑張っている選手って
たくさんいると思うんですよ。
だから、箱根駅伝ってそういう魅力があるんじゃないかな。
だから、OBもたくさん応援してくれるし、
ファンもたくさんいるんじゃないのかなっていうふうに
感じますけどね。
松島アナ:そして、駿河台大学駅伝部監督として、
初めて臨んだ10月の箱根駅伝予選会を振り返っみて
いかがでしたか?
徳本監督:やっぱり自分が現役のころとは違って、
また違った緊張感というか...。
やっぱり指揮官なので、ものすごい戦略だったりとか
選手の体調とかを緻密に細かくチェックする必要があったので、
選手の時っていうのはただ集中して、
自分の置かれている状況をしっかり走る、
自分の力を出すってことだけに集中すればよかったんですけど、
そうじゃない集中の仕方というか気配り方っていうか。
そもそも僕の生活上、気配りをするようなタイプじゃないので(笑)、
ものすごく疲れましたし、ものすごく神経使った1日でしたね。
松島アナ:今回の箱根駅伝の予選会が終わった後、
チームの選手たちにはどういう声をまず掛けましたか?
徳本監督:見て分かるように今のままでは到底箱根駅伝には出れないぞと。
特に今の2年生は悪いけどこのままだと何も力も出せずに、
何も目指すものがなく4年間過ごしてしまうよ。
そこがお前たちの意気込みだか、やる気に掛かっているから、
チームの雰囲気を良くも悪くも、
やっぱり選手自身が何かきっかけを掴んで、
前に進む努力をするていうのを見せなきゃダメだって
話はしましたね。
松島アナ:駿河台大学の監督として、
何年後に箱根駅伝に出場したいかという
目標はありますか。
徳本監督:僕の気持ちとしては、
5年掛けて選手を箱根に出れるんじゃないかって
いうところまでは持っていきたいなと思っています。
ただ今の2年生もようやく一生懸命になってくれているので、
できれば今の2年生が4年になった時に、
ある程度目指せるんだっていう気持ちを持って
スタートラインに立たせられるような
チームにしてはあげたいなと思っているんで、
そこはもう選手と僕との意思疎通と
戦いなのかなって思ってます。
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