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学生3大駅伝全てを中継する文化放送は、 年間を通して大学生長距離アスリートを追いかけていきます。この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、紹介していく番組です。
2012年12月 6日

法政大学 坪田智夫コーチインタビュー

12月4日放送

 

長谷川アナ:引退後、母校、法政大学のコーチに就任した経緯は?

坪田コーチ:現役を終盤に掛かって指導者っていうことも

頭に入っていたので、

箱根で成長させてもらったので、

話をいただいた時は少し悩みましたけれども、

なんとか母校を強くしたいなっていう気持ちで

引き受けさせてもらいました。

 

長谷川アナ:やはり、あのオレンジのタスキが

箱根を走ってないというのが

ここ数年続いてたわけですけども、

外からご覧になっていて、

寂しいものを感じてらしたんですか?

坪田コーチ:各大学さんが大学をあげて、

非常に力入れてやってきているなっていうのは

外から見ても感じていたので、

そこをなんとか立て直したいなって思いで戻ってきました。

 

長谷川アナ:法政大学で若い選手たちと対峙してみて、

どのように感じましたか?

坪田コーチ:競技に対して目標を設定するっていうのが

全体的にできていなく、

箱根に出たいっていうそれぞれ思いはあるんですけど、

それに伴った行動が見ていて

出来てなかったっていうのがあるので、

それはちょっと厳しく指導してきました。

 

長谷川アナ:それに伴った行動っていうのは、

何をやらなきゃいけないんですか?

坪田コーチ:本当に基本的なことですよね。

きっちり練習をやるとか、きっちり挨拶をするとか、

きっちりした生活をするとか。本当に基本的な所が

彼らはできてたと思ってやってきたとは思うんですけど、

コニカミノルタっていうところで陸上やらせてもらって、

世界を目指した選手たちとやってきたなかで、

そこの大きなギャップがあったので、

そこは徹底してやってきましたね。

 

長谷川アナ:練習に対してウォーミングアップから始めて、

そして練習に入って、それからダウンをするという流れが

あると思うんですがその辺りのやり方っていうのは、

どうだったんでしょうか?

坪田コーチ:朝練習に関しても、しっかり朝早く起きて

ウォーミングアップっていうのも出来てませんでしたし、

それが大きな故障の原因につながっていると思ったので、

グラウンドまで朝練習のウォーミングアップを

強制的にやらせたりとかですね。

ダウンなんかも時間をかけてしっかりダウンをやらせたり、

補強運動に関してもメニューを作って補強をやってもらったり。

最初は強制なんですけど、だんだんその意図が、

ここ2年、3年でですね、ようやく、選手たちが

やらされている練習から、自らやっていく練習に

変わってきたのかなっていうのは、

今年1年ですかね、非常に感じてます。

 

長谷川アナ:坪田コーチが出場されていた13年前の箱根駅伝と

今の箱根駅伝の違いはありますか?

坪田コーチ:当時、13年前の箱根駅伝と今の箱根駅伝っていうのは、

おそらく指導者も大きく変わってますし、

練習のやり方、大学の力の入れ方、全部変わっているので...。

もしかしたら当時の実業団の意識が今の大学生の意識ぐらい、

練習量も全て、それぐらい変わっているのかなっては

感じています。

 

長谷川アナ:その辺が少し、法政大学としては、

進歩の具合がちょっと他の所に比べると

遅かったっていうことなんですかね?

坪田コーチ:もしかしたら、他の大学から10年ぐらい

遅れてるのかなと思ってるんですけど、

これからいくらでもやりようはあると思うので、

これからまた新しい法政として

強くなっていく大学ではあると思います。

 

長谷川アナ:箱根駅伝の区間配置はどの程度固まっていますか。

坪田コーチ:ある程度のポイント区間っていうのは

       もう固まってきているので、

あとはいかに良い状態でスタートラインに

立たせるかっていうことが

大きいと思うので、その辺に重点を置きながら

これから1か月過ごしたいと思います。

 

長谷川アナ:我々が1番気になるのは、

箱根の場合は山の登りと下りという

非常に難しい区間があると思うんですけどその辺りは?

坪田コーチ:法政大学としてはシードを目指すので、5区と6区、

山に関してはそんなに大きな貯金は必要ないと思うので、

その分借金をしないというか大きく外さないという選手を

うまく使いながらオーダーを組みたいと考えています。

 

長谷川アナ:5区、6区に関しては、

上手くはまりそうな選手がいますか?

坪田コーチ:そうですね。今固まってきてますし、

シードを目指す区間順位で走れるのかなと、

なので山に関してはある程度計算が

成り立ってきているのかなと思っています。

 

長谷川アナ:1区、2区、法政大学というと

オレンジのタスキが1番先頭で1区を行くみたいなイメージが

あるわけですけども、その辺りはいかがですか?

坪田コーチ:1区はもう固まっているので、1区で何とか良い順位で、

区間賞を狙わせるような選手を

そこに配置して勝負したいなと思っています。

 

長谷川アナ:法政大学としては久しぶりの箱根ですけども、

今回の目標をずばり、どの辺りを目指していきたいというのを

お願いできますか?

坪田コーチ:3年ぶりの箱根駅伝ということで、本当に思い切って、

失うものはないので、思い切った走りをしてもらって、

結果シード圏内っていうのが得られればと思っています。

 

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