大東文化大学 奈良修監督
11月29日放送
松島アナ:3年ぶりの箱根駅伝本戦出場という事で、
少々時間が経ちましたけど、
あの予選通過が決まった瞬間っていうのは
どういう思いになりました?
奈良監督:内容がよかったので、本当に学生が良く頑張ったなと思いますし、
本音で言えばホッとして1週間ぐらい休みたいくらいで、
本当に良かったなと思っています。
松島アナ:2回箱根駅伝に出場することができませんでしたけども、
この期間っていうのは本当に辛かったですか?
奈良監督:辛かったのは本当に辛かったと思うんですけど、
僕よりも、2年間走らないで卒業した子等が僕としては、
指導者やっている中で、本当に申し訳ないなと思ってますし、
ただこの2年間によって学生もそうですけど、
監督としても良い勉強というか、
強くなったなと思っていますので、
辛かったですけど本当に良かった2年間だと思います。
松島アナ:その一番強くなった部分というのはどの辺りですか?
奈良監督:学生が競技に対する考え方もそうなんですけど、
純粋に競技に取り組むことも含めて、
色んな意味で我慢もしたと思いますし、
各大学もしてると思うんですけど、
色んなプレッシャーの中でも予選会で見事に走ったことが
非常に強くなったんじゃないかなと思います。
松島アナ:先ほど予選会の内容も良かったという話がありましたが、
10人の選手が全て二桁順位に入りましたよね?
奈良監督:自分たちの時代はチーム数も少なかったので、
監督としては6番以内で思っていましたし、
その中で100番以内もそうなんですけど、
ラップ見ても最後の5キロもしっかり走ってますので、
20キロのレースをしっかりしたっていうことが、
非常に良い結果が出たんだと思います。
(監督が現役の1990~93年は本戦出場15校:シード9校、
予選会通過校6校というシステムだった)
松島アナ:市田兄弟以外で、注目選手は?
奈良監督:3年生の片川選手、、
そして、2年生の市田兄弟の継ぐ力のある
池田あたりが非常に面白いんじゃないかと思います。
松島アナ:まず3年生の片川選手は、
どういった特徴を持った選手ですか?
奈良監督:それほどスピードがあるわけじゃないんですけど、
非常に真面目ですね。
明るいよく喋る子なんですけど、
競技に対する集中力がすごいありますので、
僕は将来期待している選手です。
松島アナ:2年生の池田選手はどういった選手でしょう?
奈良監督:夏から非常に色んな意味で成長している選手なので、
まだ予選会ともうひとつ、大きな大会しか走ってないですけど、
この箱根駅伝でしっかり走れれば3年生になったときも面白い。
長身で迫力がある選手なので非常に楽しみにしています。
松島アナ:今回の箱根駅伝の目標は。
奈良監督:来年、3大駅伝を絶対に学生に経験してもらいたいので、
最低でもシード権を獲って、
まず出雲の切符を獲って終えたいと思います。
松島アナ:そのシード権を獲るために大東文化の色を
一番濃く出せる区間はどこになりましょうか?
奈良監督:今まで先輩たちが築いた中でも優勝した中でも
山が重要なので、
山もしっかり考えて、山の大東復活って
言えるようにしていきたいと思います。
松島アナ:監督ご自身がその偉大な先輩の1人だと思うんですけども、
山の自信っていうのは今の段階でありますか?
奈良監督:予選会の前に準備をしたわけじゃないですけど、
ずっと考えたなかで走ってもらいたい選手の中で
やりたいっていう声が出てますので、
その選手がしっかりあと1か月やっていけば、
しっかり走ってくれると思います。
松島アナ:エース区間2区ですが、2区の選手って大体固まってますか?
それともまだこれからですか?
奈良監督:大体固まってます。
2区だけじゃなくて、10区間もう監督の中では正直決めてます。
ただ、この1か月の中で体調とかありますので、
そういうことがなければ、監督が思った10人で駒が並べれば、
しっかり獲れると思います。
松島アナ:かなり迷った区間、悩んだ区間ってありました?
奈良監督:ありません。
松島アナ:すんなりはまったわけですね?
奈良監督:そうですね。
ただ監督の理想ですから、これからどういうふうに学生たちが
それを崩さずやっていくのかなと思います。
松島アナ:今シーズンの大東文化大学のチームの特徴、
そしてこういう走りを大東文化として見せたいというのを
教えていただけますか?
奈良監督:稲田を中心に良いチーム、チームワークがいいので、
しっかりそれをあと1か月続けて、
山の大東復活になるように、
山で良い場面が見せられればいいなと思います。
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