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学生3大駅伝全てを中継する文化放送は、 年間を通して大学生長距離アスリートを追いかけていきます。この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、紹介していく番組です。
2012年11月12日

駒澤大学OB、髙林祐介選手、全日本ふり返り

11月7日放送

 

全日本大学駅伝でゲスト解説をしていただいた

駒澤大学OBの髙林祐介選手による

今回の全日本大学駅伝のふり返りなどを伺いました。

 

松島アナ:今回の全日本大学駅伝、

全体としてどういう印象を持ちましたか?

髙林選手:やはり、東洋大学が前半からしっかりと

前の方でレースをしていたので強さを感じましたね。

 

松島アナ:そんななかで、8区で初めてトップに立った駒澤大学は結局、

優勝ということになりました。

髙林選手:そうですね。最終的に8区で逆転ということでしたけども、

それまでの選手がそれだけ粘れていたということ。

トータルで見ると8区で決まったということだと思うんですけど、

それ以外の選手が頑張ったっていうのが

1番大きいのかなと思います。

 

松島アナ:出雲駅伝では1区の出だしから良くなくて、

なかなか立て直すことができなかったんですが...。

そんなにない短い期間のなかでしっかりとチームが

立て直しできたということになりますか?

髙林選手:そうですね。ある意味"らしさ"みたいなものが出せたかなと。

今までの駒澤大学らしさというか。

誰かが抜けるのではなく、

しっかりつないで繋いでつないでいって、

その中で今のチームには窪田というエースがいるので、

それをうまく最後につないだので、

レースの流れとしてはそういうレースもアリかなとは思います。

 

松島アナ:今でてきた"駒澤大学らしさ"というのは、

髙林さんが駒澤大学に在籍していたころからあったものですか?

髙林選手:というか、僕たち以前の先輩方からしっかり外さないというか、

はじめて出てきてもしっかり走るっていう安定感みたいなものが

駒澤の伝統としてまだ残ってはいると思いますね。

選手達が知ってか知らずかはわからないですが、 

受け継がれているのかなというのは感じました。

 

松島アナ:その"駒澤らしさ"というのは、どうやって

チームの中で大きくなっていくんですか?

髙林選手:それはやはり日々のトレーニングの中で

監督に檄を入れてもらったりだとか、

そういった練習だったり生活の中で自然に培われていくもので、

何かこれをしたからというものではないと思うんですけど...。

 

松島アナ:やはり、監督の檄っていうのは相当効きますか?

髙林選手:効きます!!

     普段練習でも檄を入れていただけますけど、

 それが試合になってすごい力になることは間違いないので、

 そういった部分は大きいと思います。

 

松島アナ:練習の時は、ガンガン怒られるんですか?

髙林選手:基本的にはそんなにないんですけど、

ちょっと遅れちゃったりする選手には

結構激しく言われるので、言うべき選手にはいうと思います。

 

松島アナ:今でも駒澤大学時代の色んなシーンを思い出すことってあります?

髙林選手:はい、いくらでも...。(笑)

僕だけじゃなく、他の選手のことも。

話し出したらキリがないです。

 

松島アナ:髙林選手にとって、駒澤大学というところはどういう場所でした?

髙林選手:やはり、色々なことを勉強させたいただいた場所かなと思います。

 

松島アナ:1番その中でも学んだことってなんですか?

髙林選手:個人、自分自身だけじゃなく、

チームとして全体を見る力をつけさせていただいた

場所だと思います。

 

松島アナ:それが全体の強さにつながっていくんですかね?

髙林選手:そうですね。

いきなりそれができるかというと、そうではないんですが。

1年から4年の4年間のなかで、

選手それぞれが感じ取って培われていくことだとは思います。

 

松島アナ:出雲5位で今回優勝した駒澤大学、

ずっとトップを走り続けて強さを見せた東洋大学。

2か月後になる箱根駅伝、今の時点で髙林さんは

どういう予想を立てらっしゃいますか?

髙林選手:一概には言えませんが、

全日本優勝したからといって一歩リードっていうような

レース展開ではなかったので、逆に駒澤はここで

優勝できてますが、東洋大学は今年まだ優勝がないので...。

その優勝というものをどれだけ自信を持って、

あと2か月練習なり、生活でうまくプラスにしていけるかが、

駒澤にとってはカギになりますし...。

東洋大学としては7区までは内容では勝ってたと思いますし、

8区の服部選手に関しても悔しい思いをして、

1年生であの役はなかなか厳しい状況でしたけど、

それは必ず生きてくると思います。

そういった悔しさが東洋大学にはあると思います。

それぞれの大学の選手がどれだけ箱根に対して思いを持って、

チーム一丸となって取り組めるかが、

結果につながるのかなと思います。

 

松島アナ:出雲優勝の青山学院は今回参戦していなかったので除きますが、

その他のチームは駒澤、東洋とは少し差があるという印象ですか?

髙林選手:この2つの大学は堅実っていう印象をすごく受けました。

ただ全体的には区間記録を見てもレベルは上がっているので、

なかなか、この2つの大学も1つの区間でも失敗してしますと、

すぐ後ろに来られてしまうというのはあると思うので、

全然油断はできないのかなと思います。

 

松島アナ:今日のレース、全体の流れ、結果を受けて、

大八木監督は選手にどういった声をかけると予想されますか?

髙林選手:まあ、すぐに合宿に入ると思いますが、

目標を箱根に向けていると思うので

選手も驕らないとは思うんですが、

そういった部分はちょっと気を付けるのかなとは思います。

 

松島アナ:最後に、髙林選手にとって大学駅伝というのは

      どういった舞台でしたか?

髙林選手:1つの駅伝という競技の中ですけど、

人間として勉強になることが非常に多かった。

駅伝の中で走る選手、走らない選手、

良かった選手、悪かった選手は

いるとは思うんですが、

これは必ず将来にプラスになるようなことなので、

今をしっかり頑張ってもらいたいと思います。

 

松島アナ:競技の方も頑張ってください。

髙林選手:頑張ります。

 

松島アナ:当面の個人の目標は何ですか?

髙林選手:まずは僕たちも実業団の駅伝がありますので、

しっかり後輩たちも頑張っていますので、負けないように。

ちょうど前の日にありますので、

刺激を与えられるような走りをするのが

OBの僕たちの役目かなと思うので頑張ります。

 

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