10月10日(水)放送 青山学院大学原晋監督
槇嶋アナ:まず優勝というこの結果についてはいかがでしょうか。
原監督:終わってみれば完勝でしたね。でも最後までハラハラドキドキでした。
槙嶋アナ:優勝の要因、まずはどのあたりですか。
原監督:「神風」が吹きましたね。1区が向かい風が強くてペースが上がらなかった。
その集団の中にしっかりと小椋(小椋裕介選手)がいてくれた。そこでしょうね。
槙嶋アナ:初めての三大駅伝となりましたが、1年生の久保田選手がお見事でしたね。
原監督:彼はもう自分の心の中で「走る」と確信してましたので、
予定通りやってくれましたね。
槙嶋アナ:今後、久保田選手は箱根に向けて非常に大きな戦力になるかと思うんですが、
いかがですか。
原監督:まだ彼は練習できていませんので10kmまでしか走れません。
ただ全日本大学駅伝が無い分、仕込みができると思います。
あと3ヶ月、これから箱根用に仕上げていきたいと思います。
槙嶋アナ:その後も4,5,6区と非常にいいつながりだったと思うんですが。
原監督:そうですね。前半の1~3区が1、2年生でした。
ここをうまく乗り切れば後半は3、4年生が待っていましたので、
予定通りの流れでしたね。
槙嶋アナ:大谷選手もいい走りだったのではないでしょうか。
原監督:ロードは非常に不安なランナーなんですけども、
これまた「神風」が吹いて、今度は追い風に乗ってハイペースで突っ込んで。
最後はよく耐えましたね。
槙嶋アナ:スランプと言われていた出岐選手も、最後は見事にまとめましたね。
原監督:そうですね、5km地点を14分10秒台で通過したと思います。
上手にまとめたなと思います。やってくれました。
槙嶋アナ:苦しみを経験してまた大舞台に戻ってきた彼の走りはいかがでしたか。
原監督:ゴールした後のほっとした表情が印象的でしたね。
キャプテンとしての重圧があったんだと思うんですが、その中でよくやりました。
槙嶋アナ:「新しい青学の挑戦」というスローガンがありますが、まずは最高の形になりました。
原監督:そうですね。いいスタートが切れたと思います。
槙嶋アナ:今後に向けていかがでしょうか。
原監督:出雲用の練習を今までやってきましたので、
今度は箱根用の練習を3ヶ月間かけて作り上げたいと思います。
そして箱根も優勝目指して頑張りたいと思います。
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