箱根駅伝 区間エントリー発表!
きょうは、区間エントリーが発表されました。レース当日のエントリー変更も
ありますが、区間配置が発表され、がぜん気持ちが高ぶります。
その中で驚きがあったのは
出雲、全日本に続く大学駅伝3冠を目指す早稲田。
まずは1区。今年の出雲、全日本、さらに箱根でも2年連続で1区を務めていた
矢澤ではなく期待の1年生の大迫、2区が平賀、3区にその矢澤、4区が前田、
そして5区には2年生の佐々木がくると思われていましたが、
4年生の猪俣がエントリーされました。
復路は6区高野、7区佐々木、8区北爪、9区市川、10区萩原というメンバーですが、
大迫と並びスーパールーキーと呼ばれていた志方が補欠に回りました。
きょうエントリー発表後に渡辺監督に話を聞きましたが、
「志方は右足の疲労骨折で、今回は使いません。1ヶ月前からわかっていたので、
志方なしで全て考えていた」ということでした。
出雲が5区で区間5位、全日本では5区で区間1位の走りをしていただけに
箱根での走りが本当に楽しみでしたが、残念な形になりました。
また、渡辺監督は、「5区が予定されていた佐々木については、
11月に坐骨神経痛を発症してしまったので、確実にいくということで猪俣にした。
レースプランについては、往路のターゲットは東洋。やられても1分以内にしたい。
復路は、往路の結果をみて、補欠の4年の中島・3年の三田・八木のうち2人か3人を
使いたい」と話していました。
ということで圧倒的強さをみせてきた早稲田ですが、心配な材料がでてきました。
あすのこのコーナーで渡辺監督に生電話をつなぎますので
じっくり聞いてみたいと思います。
続いて、3連覇狙う東洋大学。こちらは層の厚さをみせたメンバー構成となりました。
1区が富永 2区・3区が1年生の双子の設楽兄弟リレー、兄設楽啓太 弟設楽悠太、
4区が本田、そして5区が山の神柏原。
復路が、6区小池、7区大津しょうご、8区千葉優、9区田中たかあき、10区西山と
エントリーされました。
補欠には、前回1区の宇野、6区の市川 10区の高見が回っていますが、
酒井監督は、「選手はまずまずの状態。補欠の宇野の状態はいいし、
横一線になっている。当日寒いという天気予報があるので、選手の状態や気象状況、
往路の成績をみてエントリー変更するか判断する。誰を落とすかという状態」と話し、
選手層の厚さを感じる言葉がありました、
また設楽啓太の2区については、「5区の特殊区間の柏原をのぞいて
一番強い選手をもってきた。学生長距離界でしのぎを削ってほしい。
柏原が抜けたあと彼が中心になる」と期待をかけていました。
3連覇へ向けて落ち着きを感じる東洋大学になっています。
そして前回2位の駒澤大学は、10人のうち6人が1、2年生という若いメンバー。
1区が1年生の油布、2区が出雲・全日本で一区を走った撹上、
3区が上野、4区久我と3人が2年生、5区が3年の井上
復路は6区が藤原 7区1年の岸本 8区高瀬 9区飯田、
10区が2年の後藤田というエントリー。
大八木監督は「今回は、プレッシャーはない。若いチームなので思い切り、
チャレンジャーという気持ちでやってほしい。3番に入ってくれれば目標は
クリアできる。2年生の撹上の2区は1年の油布、2年の久我と迷ったそうですが、
久我選手がやや故障、そして1年生での2区というのはきつい。
撹上の状態がよかったので、経験させるために配置したと話していました。
そして補欠の2年の千葉健太・1年の窪田は走らせると思います」ということで
若い力が躍動するかどうかというところです。
そして各校のエントリーメンバーをみると1区にスピードランナーが
多いのも特徴。
駒澤油布、東農大松原、早稲田大迫、日体大出口、明治松本翔、日大堂本と
1万メートル28分台の選手が顔をそろえました。
早いレース展開になりそうです。
またエース区間の2区はもちろん豪華メンバー。
東洋・設楽啓太、駒澤・撹上、
山梨学院・高瀬、早稲田・平賀 日体大・野口
明治・鎧坂、拓殖・マイナ、上武・長谷川、東海・村澤、日大・ベンジャミンと
まさにエース勢ぞろいとなりました。
東洋柏原がいる5区ですが、東海は村澤選手と競いながら力をつけてきた2年生の早川、
そして山のぼりで兄弟対決が実現。
城西3年生で兄の田村優典、そして弟で日大の1年生、田村優宝、がともに5区にエントリー。
兄の田村優典は「一緒に走ることになればすごいこと。自分も負けず嫌いだが、
弟は自分より才能がある。ただ努力する力は弟にまけない」と話していました。
箱根駅伝往路スタートまで4日。どんなレースになるのか本当に楽しみです。