毎週火曜~金曜
「菅野しろうのアナログ情報バラエティ しろバラ」内
20:40~20:50放送中!
文化放送では新春1月2日、3日に行なわれる
第87回東京箱根間往復大学駅伝競走を実況中継いたします。
この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、
紹介していく番組です。
2010年12月24日

東洋大学 柏原竜二選手インタビュー 12月24日放送

過去2回、箱根駅伝5区の山登りで、強烈なインパクトを残し、
世間の注目を集めた柏原竜二選手も、今シーズンは2月に故障した右ひざの影響で、
トラックシーズン、彼本来の走りができませんでした。
そして、注目されることによるプレッシャーで精神的に追い込まれ、
練習でも他の選手についていけなくなるなど、苦しんだ時期もしりましたが、
8月に1週間、リフレッシュ休暇をもらい、
福島に帰省した際に、母校、いわき総合高校の佐藤修一監督に会いにいくと、
あまり体調のことも聞かれず、こんな言葉をかけられたそうです。

『いつまで福島にいるんだ? 楽しんでいけばいいんじゃん。
お前が走りたいと思うようになるまで、じっくりやっていけばいいんじゃん。』

何やってんだ!? お前、何で帰ってきてんだ!?と怒られるかなとも思っていたそうなのですが、
『お前が走りたいと思うようになるまで、じっくりやっていけばいいんじゃん』
この言葉で気持ちが楽になり、この人が指導者で本当に良かったな。
と思ったそうです。

しかし、駅伝シーズンに入っても調子があがらず、出雲駅伝を欠場。
10月の日体大記録会1万メートルで自身セカンドベストの28分24秒92をマークし、
柏原復活か!?とも思わせましたが、
11月の全日本大学駅伝では2区で区間4位と
チームに勢いをつける走りができず、悔し涙を流していました。
 
しかし、それから1ヶ月今月11日に東洋大学の共同取材が行なわれ、
そこに現れた柏原選手の顔は笑顔で、自信に満ち溢れていました。
その柏原選手に、今シーズンのふり返り、そして、箱根にかける想いを聞きました。

柏原選手:
『今年は本当に苦しいシーズンだったと思いますが、とっても成長できて、
充実した1年間だったと思っています。
我慢も覚えましたし、チームワークの大切さも感じました。
本当にいろんなことを学べた一年だったと思います。
この学んだことを全部、箱根で出し尽くすような走りをしたいと思います。
3冠に向けて、区間賞を狙うような走り、またはそれに近い最高のパフォーマンスが
見せられるよう頑張りたいと思います。
山の醍醐味は、抜くときとか、ひときは声援が大きくなりますし、
芦ノ湖のゴールの瞬間なんかは、人が多いので、凄いやり甲斐のある区間だと思います。
確かに、5区は辛いと思いますが、チームのみんなが芦ノ湖で待っていると思うと、
そんなに辛くもないかなと思っています。
自分の売りは『ガッツ』だと思います。』

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長谷川 太 松島 茂
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