東洋大学 柏原竜二選手インタビュー 12月24日放送
過去2回、箱根駅伝5区の山登りで、強烈なインパクトを残し、
世間の注目を集めた柏原竜二選手も、今シーズンは2月に故障した右ひざの影響で、
トラックシーズン、彼本来の走りができませんでした。
そして、注目されることによるプレッシャーで精神的に追い込まれ、
練習でも他の選手についていけなくなるなど、苦しんだ時期もしりましたが、
8月に1週間、リフレッシュ休暇をもらい、
福島に帰省した際に、母校、いわき総合高校の佐藤修一監督に会いにいくと、
あまり体調のことも聞かれず、こんな言葉をかけられたそうです。
『いつまで福島にいるんだ? 楽しんでいけばいいんじゃん。
お前が走りたいと思うようになるまで、じっくりやっていけばいいんじゃん。』
何やってんだ!? お前、何で帰ってきてんだ!?と怒られるかなとも思っていたそうなのですが、
『お前が走りたいと思うようになるまで、じっくりやっていけばいいんじゃん』
この言葉で気持ちが楽になり、この人が指導者で本当に良かったな。
と思ったそうです。
しかし、駅伝シーズンに入っても調子があがらず、出雲駅伝を欠場。
10月の日体大記録会1万メートルで自身セカンドベストの28分24秒92をマークし、
柏原復活か!?とも思わせましたが、
11月の全日本大学駅伝では2区で区間4位と
チームに勢いをつける走りができず、悔し涙を流していました。
しかし、それから1ヶ月今月11日に東洋大学の共同取材が行なわれ、
そこに現れた柏原選手の顔は笑顔で、自信に満ち溢れていました。
その柏原選手に、今シーズンのふり返り、そして、箱根にかける想いを聞きました。
柏原選手:
『今年は本当に苦しいシーズンだったと思いますが、とっても成長できて、
充実した1年間だったと思っています。
我慢も覚えましたし、チームワークの大切さも感じました。
本当にいろんなことを学べた一年だったと思います。
この学んだことを全部、箱根で出し尽くすような走りをしたいと思います。
3冠に向けて、区間賞を狙うような走り、またはそれに近い最高のパフォーマンスが
見せられるよう頑張りたいと思います。
山の醍醐味は、抜くときとか、ひときは声援が大きくなりますし、
芦ノ湖のゴールの瞬間なんかは、人が多いので、凄いやり甲斐のある区間だと思います。
確かに、5区は辛いと思いますが、チームのみんなが芦ノ湖で待っていると思うと、
そんなに辛くもないかなと思っています。
自分の売りは『ガッツ』だと思います。』
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