毎週火曜~金曜
「菅野しろうのアナログ情報バラエティ しろバラ」内
20:40~20:50放送中!
文化放送では新春1月2日、3日に行なわれる
第87回東京箱根間往復大学駅伝競走を実況中継いたします。
この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、
紹介していく番組です。
2010年11月30日
東洋大学 大津翔吾選手&高見諒選手 パート1 11月30日放送
東洋大学と言えば、85回大会で、山の神、柏原竜二選手を擁し、
初出場から77年目、出場67回目にして、悲願の初優勝を果たすと、
翌86回大会も柏原選手の活躍で大会を連覇。
そして、今回、史上6校目の大会3連覇を目指します。
その東洋大学の中心選手、4年生の大津選手は、
箱根駅伝で、1年生時、8区、区間7位、
悲願の総合初優勝を果たした2年生の時は、9区、区間2位、
連覇した前回大会は、2区・区間10位という成績。
そして、同じく4年生の高見選手は、
85回、86回大会でアンカー10区を走り、
大手町で歓喜のゴールテープを切りました。
(大津選手から見た高見選手のイメージは?)
イメージですか? まあ、箱根でアンカーを走る男(笑)
(逆に高見選手から見た大津選手の印象は?)
いつも大事な大会では、自分なりに調子を合わせてきて、
やるときはやってくれる、頼りになると思います。
(箱根での走りをふり返ってみて、大津選手は、1、2年生のとき復路を走りましたが、
前回大会、3年生のときは2区、往路を走りましたが、その印象は?)
やはり往路は、速いなと思いました。
復路は坦々と走れれば、ある程度結果は出るのですけど、
往路は前半からいって、どれだけもつかですし、
流れが本当に重要で、それが順位に響いてくるので、
相当プレッシャーのかかる区間だと思います。
(今回の希望区間は?)
また2区を走って、良いタイムで行きたいと思います。
(2区というのは、強い選手が集まってきますけど?)
そうですね。2区は各校、凄いエースの人が集まってきて、
自分でも、その方たちにあまり付いて行けてないと思うんですけど、
気持ちで負けちゃいけないと思うので、
強い人がいても、付いていけるような気持ちを持って、頑張りたいと思います。
(高見選手は、2年連続で10区を走っていますけど、トップで大手町を走るという気持ちは?)
そうですね。ま、全員走り終わって、ムード的には終わっている感じなんですけど、
10区ってのは、まわりの声援も大きくて、特に大手町に近づく都会の中心では、
後ろの伴走車の声が聞こえないくらい声援が大きかったり、
また、みんなが繋いできたタスキも重いですし、
2回ゴールテープを切っているので、
どうせなら、3回目も切れたらなと思っているので、
もし走るとしたらですけど、区間上位というか、
区間賞を取るくらいの気持ちで走りたいです。
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2010年11月28日
箱根駅伝への道 今後の予定
11月30日(火) :ナビゲーター槇嶋範彦アナウンサー
『東洋大学 大津翔吾&高見諒インタビュー パート1』
12月 1日(水) :ナビゲーター槇嶋範彦アナウンサー
『東洋大学 大津翔吾&高見諒インタビュー パート2』
12月 2日(木) :ナビゲーター松島茂アナウンサー
『早稲田大学 大迫傑&志方文典インタビュー パート1』
12月 3日(金) :ナビゲーター松島茂アナウンサー
『早稲田大学 大迫傑&志方文典インタビュー パート2』
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2010年11月26日
山梨学院大学 高瀬無量主将 11月26日放送
山梨学院大学 高瀬無量選手に今年1年間のチームの状態、
山梨学院での4年間をふり返っていただき、
そして、今回の箱根駅伝の目標を伺いました。
(出雲、全日本と終わりましたが、今年1年をふり返ってみて、いかがですか?)
前回、強かった4年生が抜けて、パワーダウンしたと最初感じて、
キャプテンとして、これからこのチームを強くしていかなくてはいけないと感じていましたが、
しっかりと合宿や夏場の練習を乗り越えてきて、今では頼もしくになってきていますので、
出雲、全日本は、自分たちにとって不本意な成績で終わってしまいましたが、、
最後の箱根に向けて、手応えを感じていますので、勝負していきたいと考えています。
(前回大会では、2区を走り、区間9位という成績でしたが、2区の印象は?)
1、2年と5区を走っていたので、コース的には5区よりも楽だと感じましたが、
他校の選手に比べると見劣りしたので、今回も2区を走ることになれば、
各校のエースとどれだけ勝負していけるかっていうのは、自分でも楽しみであり、
挑戦したいです。
(山梨学院大学での4年間は、どのような4年間でしたか?)
箱根を走りたいと思って山梨学院に入学して、1年の時にその願いが叶ったのですが、
抜かれて、負けて・・・、
出ると思う気持ちだけではダメなんだなと感じました。
2年の時は、ガムシャラにやって、そのガムシャラさが逆に災いして、
故障がばかりで、箱根で大ブレーキを起こしてしまって・・・、
でもその経験もあって、3年の時は、陸上に対して真剣に見つめ直すことができ、
自分でも一番、力が付いたなと思うのが3年の時だと思います。
そして、4年でキャプテンを任されて、チームのことを一番に考えてやってきて、
精神的にも、さらに成長したと思います。
(そのチームですが、箱根駅伝での目標は?)
前回が3位だったので、それを超えたいって気持ちがあります。
全日本では、シードを獲得できなかったので、
箱根で3位以内に入れば、全日本の予選がなくなるので、
チーム全員が3位以内を目標にしていると思います。
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2010年11月26日
山梨学院大学 大野景也コーチ 11月25日放送
山梨学院大学には、サテライトという、独特な制度あり、
怪我をした選手のリハビリや、まだ持久力のない選手、
走りのフォームの矯正など、走りの補助的な練習を行っているチームなのですが、
今、このサテライトを指導しているのが、大野景也コーチです。
大野コーチは、高知県出身で1963年に京都教育大学を卒業し、
1963年 4月から 兵庫県立淡路農業高校を17年間指導。
1980年からは、兵庫県立洲本実業高等学校を25年間指導されて、退職。
どこか、のんびりと生活を送れるところを探していたところ、
山梨学院大学の上田誠仁監督に声を掛けられて、
山梨学院大学のサテライトコーチを務め、
現在70歳というお歳ですが、まだまだ元気に指導をされています。
その大野コーチに指導理念や指導方法を伺いました。
(山梨学院大学のコーチをやるようになったキッカケは?)
高校陸上のの指導をしていて、そこで、勝つのではなく、
伸ばすことに徹した指導をしていまして、
その指導方法が2軍に通用するのではないかということで、
私が山梨に住みたくて引っ越してきたときに、
それを上田先生がどこかで聞きつけて、声がかかりました。
(勝つのではなく、伸ばすというお話がありましたが、具体的な練習方法は?)
一番大事なことは嫌々練習をしない。
練習をするときは気持ちを込めて、楽しく行う。
そして、朝の練習を主にしなさい。
そのためには、夕方のトラックは考えるな。
毎日、道を使った練習を行っています。
その中でも、サテライトの選手にとっての道場は、緑ヶ丘の坂です。
坂を道場と思え。坂を使う練習をすることによって、
トラック練習、平坦な道で練習ををやっている大学にも対抗できる。
と教えています。
(朝の練習で、どのくらいの距離を走るのですか?)
アップからダウンまでの距離を含めて、25キロは走るように指導しています。
そのために、体を動かし始めてからすぐに、体に身に付くような走りをしなさいと指導しています。
そして必ず、どんなに疲れていても、どんな時でも試合と同じ動きをさせます。
走り込む時は、なるべく歩幅を広げるな、楽に、軽快に、
その代わり試合と同じ動きをさせることは、変わりません。
(大野コーチの今後の目標、夢は?)
サテライトのチームだけで、予選会10番以内に入るような記録、
ハーフマラソンで換算してですが、これくらいのメンバーでも箱根に行けるんやぞ。
というのをやってみたいですね。
(今、指導をされていで、大変ですか、楽しいですか?)
めちゃくちゃ楽しいです!
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2010年11月24日
神奈川大学 小杉新太郎主将 インタビュー 11月24日放送
(予選敗退した前回の箱根はどういう思いで見ていた)
沿道で補助員をやりながら、
これまで出て当たり前の大会だった箱根駅伝に出られなかったことで
改めて箱根のすごさを実感しました。
(今回のテーマは)
予選落ちして、自分たちは何のために走っているかを考えた時に
箱根駅伝に出て、元気な姿を見せて感謝の気持ちを伝えようという
チーム理念を作って、頑張ってきたので、その気持ちを持って本選にも
臨みたいと思います。
(箱根ではどんな走りをみせたい)
箱根経験者はふたりしかいないので、経験者として、
今年やってきたことは間違っていなかったということを
他の選手に伝えられるような走りをしたいと思います。
(チームの目標は)
選手たち全員が実力の8割を出せれば、シード権を取れると思うので、
全員が8割以上の力を出し切ることが目標です。
(4年生の仲間はどんな存在)
自分が困っているときにサポートしてくれる、かけがいのない存在です。
(箱根が終わったらどんな言葉を掛け合いたい)
一年間ありがとうと言いたいです。
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2010年11月23日
神奈川大学 大後栄治監督 インタビュー 11月23日放送
(8位で本選出場という予選会の結果を振り返って)
まず、通過することができて、一安心という感じです。
ただ、6位以内が目標と考えていたので、ちょっと課題は残っています。
(本選へ向けどういった調整をおこなう)
もともと、スタミナで勝負する選手が多いので、
前半より後半の方がいい走りができるよう練習・調整したいと思います。
(去年、予選敗退という悔しい思いをして、この1年はどうだった)
キツイ時に人間は成長すると思うので、最終的に良い結果を残して
納得のいく1年だったと思えるようにしたいです。
(選手の様子はこの1年どうだった)
箱根を走るために神奈川大に来ているのに、それが叶わず
自分たちの存在意義を否定されたようなものだったはずなので、
もう1回箱根への思いを高めて、復活しようという気持ちで取り組んだと思います。
(チームの中心は4年生だと思うが、4年生の頑張りはどうみている)
練習でもキツイところで、叱咤激励してきましたし、
久々にキャプテン、副キャプテン、マネージャーががっつり組んで
リーダーシップを発揮してチームを引っ張っていってくれているので、
まさに4年生のチームだと感じています。
(本選ではどんな走りをみせたいか)
みんながへたってきている後半の走りで粘り強さを発揮するという
チームカラーを復活させるような走りをみせたいと思います。
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2010年11月20日
箱根駅伝への道 今後の予定
11月23日(火) :ナビゲーター槇嶋範彦アナウンサー
『神奈川大学 大後栄治監督インタビュー』
11月24日(水) :ナビゲーター槇嶋範彦アナウンサー
『神奈川大学 小杉新太郎主将インタビュー』
11月25日(木) :ナビゲーター松島茂アナウンサー
『山梨学院大学 サテライトコーチ 大野景也さんインタビュー』
11月26日(金) :ナビゲーター松島茂アナウンサー
『山梨学院大学 高瀬無量主将インタビュー』
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2010年11月19日
駒澤大学OB 宇賀地強選手の思い出の箱根駅伝 11月19日放送
宇賀地強選手と言えば、栃木の作新学院から駒澤大学に入学し、
同学年の深津卓也選手・高林祐介選手とともに1年生の頃から、学生3大駅伝で活躍しました。
その宇賀地選手に思い出の箱根駅伝を伺いました。
(大学に入る前、箱根駅伝をどのように見ていましたか?)
箱根に興味を持ち始めたのは、中学3年生の頃で、
当時は、自分が1キロも走ることができないようなペースで、
20キロを走る選手を見て、単純にすごいな。と思いました。
(宇賀地選手は、学生3大駅伝、皆勤賞ですが、そのあたりは?)
いやいや、出るだけなら誰でも出来るんで。
(出来ませんよ・・・、その中で、宇賀地選手の一番の思い出の箱根駅伝と言えば?)
個人の走りに関して言えば、4年間全部ダメだったところしか思い浮かばないし、
悔しい思いしかできなかったのですけど、
2年生のとき、4年生と他の選手のおかげで優勝することができて、
一番良い思い出に残っていますね。
(2年生の時のレースは、どのような記憶が残っていますか?)
レース自体は、ほかの9人がとても強い選手だったので、
2区は、繋ぎの区間。3区の選手にタスキを渡せばいいという気持ちで走っていました。
この時は、区間5位で、日本人選手の中でも3番目くらいだったんですけど、
自分より速かった選手と言うのは、本当に強かった。
東海の伊達さんや中央学院の木原さんは、本当に強くて、
その強い選手と走ってみて、まだまだこんなものじゃいけないんだと思い知らされました。
(宇賀地さんは、総合優勝や区間3位という成績を残していますが、
いろんなことを勉強した箱根駅伝と言えますか?)
勉強と言いますか、まだまだだと、年はじめに言われている大会でした。
(駒澤大学だけでなく、箱根を走る選手たちにメッセージを贈るとしたら?)
目立つ大会ではありますが、そこで終わらないで欲しいと思います。
もっともっと上はあるし、それは陸上に限らず、世界はいろいろ広がっていると思うので、
箱根にとらわれることなく、頑張ってほしいですね。
2008年 駒澤大学 優勝メンバー
1 池田 宗司(3年) 1時間04分40秒
2 宇賀地 強(2年) 1時間08分48秒
3 高林 祐介(2年) 1時間05分03秒
4 平野 護 (4年) 0時間56分13秒
5 安西 秀幸(4年) 1時間19分38秒
6 藤井 輝 (4年) 1時間01分12秒
7 豊後 友章(4年) 1時間04分14秒
8 深津 卓也(2年) 1時間04分57秒
9 堺 晃一 (4年) 1時間09分14秒
10太田 行紀(3年) 1時間11分01秒
2008年 2区メンバー
1 山梨学院 モグス 1時間06分23秒
2 日大 ダニエル 1時間07分27秒
3 中央学院 木原真佐人 1時間07分42秒
4 東海 伊達秀晃 1時間07分50秒
5 駒澤 宇賀地強 1時間08分48秒
6 東洋 黒崎 拓克 1時間09分03秒
6 東農大 外丸和輝 1時間09分14秒
8 日体大 北村聡 1時間09分25秒
9 中央 徳地悠一 1時間09分26秒
10大東文化 佐々木悟 1時間09分41秒
11学連選抜 東野賢治 1時間09分54秒
12早稲田 高原聖典 1時間10分09秒
13順天堂 山崎敦史 1時間10分11秒
14亜細亜 菊池昌寿 1時間10分31秒
15法政 高嶺秀仁 1時間10秒43秒
16専修 井上直紀 1時間10分55秒
17帝京 梅津毅 1時間11分14秒
17城西 伊藤一行 1時間11分16秒
19神奈川 森本卓司 1時間11分36秒
20国士舘 高久佑一 1時間13分09秒
箱根駅伝で4年間すべて2区を走ったのは過去に15人。
宇賀地選手もそのひとりですが、
1年・13位、2年・5位、3年・6位、4年・3位というエースが集まる区間で、
決して悪い成績ではない、
むしろ、好成績だと思うのですが、本人は箱根での走りを納得してないみたいですよね。
宇賀地選手は、現在、コニカミノルタの所属。
今シーズンは、世界ハーフマラソン選手権に出場して、12位 。
11月3日に行われた東日本実業団対抗駅伝競走大会では、
2区を走り、区間新記録の走りで区間賞を獲得、
来週、23日に行われる国際千葉駅伝の日本代表にも選ばれています。
そして、箱根駅伝の前の日、来年元日のニューイヤー駅伝の優勝を目指しています。
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2010年11月18日
國學院大學 松下龍治コーチ インタビュー 11月18日放送
(予選会を突破したときの気持ちは)
去年の悔しい思いが結果として出てくれた上、
コーチ1年目ということもあり、嬉しいです。
(自身が走られたときとはまた違う思い)
指導者となり、一緒に走ることもできないので、
選手を見守ることしかできないが、
選手の時とはまた違った新鮮な気持ちで喜べました。
(今年4月、コーチに就任した経緯は)
富士通で走っていた時に、故障も出てきたりして、
そろそろ潮時かという思いでいた頃に
前田監督から話をいただいたので、
「よろしくお願いします」とコーチに就任しました。
(指導者として最初に戸惑いはあったか)
学生に伝えたいことがうまく伝えられなかったり、
指導者としてのキャリアのなさを感じました。
(指導理念は)
チーム内でもレベルの差があるので、
上のレベルに合わせるのでなく、下のレベルに合わせて
当たり前のことから細かくわかりやすく伝えるよう心掛けています。
(前田監督はどんな監督)
プライベートでも仲が良く、兄貴的存在ですが、
監督としても頼りがいがあるので、安心して指導ができます。
(箱根駅伝はどんな存在)
学生スポーツとして4年間ひとつのものに取り組める、
そして、今までお世話になった方に恩返しができるいい機会ですね。
人生を切り開くチャンスでもあり、自分が学生時代に
駒澤で優勝できたことは財産になっています。
(箱根に向けて)
予選会同様、持っている力を出してくれれば、
目標のシード権はとれると思うので、
練習=結果になるように指導していきたいと思います。
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2010年11月17日
國學院大學 前田康弘監督 インタビュー 11月17日放送
(箱根予選会2位通過の感想は)
選手がきっちり攻めの姿勢を貫いて、最後まで力強く走ってくれたと思います。
(2位になった一番の要因は)
選手ひとりひとりが自覚を持って、目標通りに走ってくれたことと
他大学が暑さからか後退したことで、浮上できたと考えています。
(駒澤大学時代、大八木監督の指導を受けられたわけですが、
ご自身が監督となった今、指導理念は)
「強さ」というものを選手に求める指導をしています。
これは、恩師・大八木監督が常々言っていることなんですが、
20キロという長距離、ひとりで走る機会も多い箱根駅伝は、
自分に負けてしまっては戦えない。
もちろん、走力などを含めた体も強くしないといけないんですが、
やはり、心も鍛えていかなければならない。
心も含めた強さを身につけるよう選手には言っています。
(選手と接する上で大切にしていることは)
32歳と学生とも年齢が近いので、コミュニケーションを大切にしています。
練習だけでなく、生活面も踏まえて、選手と対話しながら、
色んな部分を組み立てていくというようにしています。
(今年のチームの特徴は)
大砲はいないので、総合力で勝負しないといけないと思います。
なので、つなぎ区間も含めて、10人がしっかり力を発揮することではじめて、
目標とするシード権に手が届くと考えています。
(目標はやはりシード権)
そうですね。学生も今、そこを目標にやっているところですから、
シードという目標に向けて、ここからさらに強化していきたいと思います。
(シード権を獲るために選手がこれからやるべきことは)
まだ、トラックも含めて結果を出せていないので、
このあとの記録会やロードレースで個人個人がもう一段階上の結果を残して
本選に乗り込み、その力をしっかり発揮することが重要だと考えています。
(指導者は楽しいですか、大変ですか)
大変と思ったことは一度もありません。
学生と接して、学生が成長していく過程を見れるのは
やりたいことでもあったので、非常に恵まれているし、やりがいがあります。
(監督にとって箱根駅伝とはどんな存在)
出場しただけでなく、優勝という結果も残せたので、
その後の人生の財産にもなっているし、誇りにもなっています。
学生にも走って何かを感じて、その後の人生に活かして欲しいと思います。
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こちらもどうぞお楽しみに!
2010年11月16日
菅野しろうアナウンサー思い出の箱根駅伝 11月16日放送
今夜は、新企画。
箱根駅伝に携わった様々な人に「思い出の箱根駅伝」を語っていただきます。
第1回目は、1994年、第70回大会からスタートした
文化放送の箱根駅伝実況中継にずっと関わってきました。
しろバラパーソナリティの菅野しろうアナウンサーです!
(菅野さん、これまで箱根駅伝中継をやってきて、印象的なシーンは?)
1996年 第72回大会 第4区山梨学院大学 中村祐二選手の途中棄権です。
中村祐二選手は、熊本県の高校を卒業して、実業団に進んだ後、
山梨学院大学の上田誠仁監督に声をかけられ、1993年に山梨学院大学へ入学。
箱根駅伝では、第70回大会の3区、71回大会の1区で、
それぞれ区間賞を獲得し、山梨学院大学2連覇に貢献。
この72回大会も、もちろん優勝候補でした。
しかし、4区、3位でタスキを受けた中村祐二選手は、3キロ手前から急激にスピードダウン。
右足を引きずりながら、飛び跳ねるような走り方になってしまいます。
さらに、2位でタスキを受けた神奈川大学の高嶋康司選手も5キロ付近で歩き始め、
およそ1キロ足を引きずりながら進んだところで、
神奈川大学の大後コーチ(当時)に抱えられて、途中棄権。
一方、中村選手は制止しようとする上田監督を何度も振り切り、
延々と10キロ近くも引きずる足で前に進んでいきました。
しかし、12・4キロ地点で上田監督が中村選手の肩に手をかけて、棄権。
同じく区間で、しかも優勝候補の2校が棄権するという衝撃的な大会でした。
母校のタスキをつなぐことが出来なかった中村、高嶋両選手でしたが、
翌73回大会にも出場し、高嶋選手は、9区で区間3位の走りを見せて、
神奈川大学の総合優勝に貢献。
中村選手も、2区で8人抜きの力走を見せて、区間賞を獲得。
山梨学院大学を総合2位へ導き、ふたりとも見事なリベンジを見せてくれました。
そして、中村選手は、大学卒業後、日清食品に就職し、シドニーオリンピックを目指しましたが、
箱根で痛めた右足の影響で、思うような走りが出来ず、競技者として走るのをやめることを決断。
地元熊本に戻りました。
地元に戻った中村選手は、ある時、一般ランナーとして地域の駅伝大会に出場。
すると、多くの声援が中村選手に飛んできました。
まわりの温かい気持ちに触れた中村選手は、走る楽しさを思い出し、
再び競技者として走る意欲を取り戻します。
そして、熊本県代表として2002年の九州一周駅伝で、
3年ぶりに本格的レースへの復帰を果たしました。
箱根駅伝への道は、ポッドキャストでも好評配信中!
こちらもどうぞお楽しみに!
2010年11月12日
箱根駅伝への道 今後の予定
11月16日(火) :ナビゲーター長谷川太アナウンサー
『しろバラパーソナリティ 菅野しろうの思い出の箱根駅伝』
1996年 第72回大会のあのシーンをふり返ります
11月17日(水) :ナビゲーター松島茂アナウンサー
『國學院大学 前田康弘監督インタビュー』
11月18日(木) :ナビゲーター松島茂アナウンサー
『國學院大学 松下龍治コーチインタビュー』
11月19日(金) :ナビゲーター長谷川太アナウンサー
『駒澤大学OB 宇賀地強選手の思い出の箱根駅伝』
11月15日(月)からは、ポッドキャスト配信も行いますので
こちらもどうぞお楽しみに!
2010年11月12日
青山学院大学 原晋監督 インタビュー 11月12日放送
(今のチームの状態は?)
出雲駅伝以降、非常に良くなってきました。
実は、夏合宿の前半、しっかりと練習が出来なかったので、
その分、後半に練習を引き伸ばしました。
そのため、出雲駅伝では、モタモタしたところも出てしまったのですが、
10月24日に行われた高島平20キロロードレースでは、
7人が60分台で走ってくれるなど、調子が上向いてきました。
その中でも、2年生の出岐雄大くんが、58分51秒と
東海大学OBの伊達くんの大会記録に並びましたので、
非常に楽しみな選手が出てきました。
(そのほか、箱根駅伝に向けて、原監督が期待している選手は?)
総体的に2年生の状態が良いのですが、
前回は走っていませんが、内田くん。
彼が山登りに使える形になってきました。
その分、前回5区、山を登った小嶺くんが平地で使えそうですし、
さらに、昨年1年間、故障していた大谷くんが高島平で60分台で走りました。
彼は、まだ半分の練習しかしていない状態で、60分台で走りましたので、
残り2ヶ月間しっかりやっていけば、更なる上積みができるのかなと思います。
あと、特殊区間で言えば、6区なのですが、前回走った小川が走ったのですけれども、
その小川は、夏合宿、ずっと故障していて心配だったのですが、
ここにきて故障も癒え、8割程度状態も戻ってきたので、
山下りも彼が走ってくれれば、前回並みのレースは出来るのではないかと思います。
(出岐くんは、今の段階で、どの区間に起用しようかなと思っていますか?)
前回、1区で出岐くんが出来すぎたということだったんですけれども、
今回は、2区で使いたいです。
ただ、2区を走らせる場合は、1区でブレーキせずに走ることができる選手が
出てきたらの話になりますが、理想で言えば、
彼は、エース区間、2区で戦わせたいランナーですね。
(今回の箱根では、どんなレースをしたいですか?)
おととし、33年ぶりに箱根に出た時、選手には、初出場の気持ちでいけと話しました。
今年で強化が始まって7年目ですけれども、新たな伝説を作りたいですね。
来週の15日・月曜日から、このコーナー「箱根駅伝への道」はポッドキャストでも
配信されますので、お楽しみに!!
2010年11月11日
拓殖大学 岡田正裕監督 インタビューpart2 11月11日放送
(監督が今のチームに対して掲げているテーマは)
今年は、「夢の実現」ということをスローガンに掲げてやっています。
(その夢の到着地点というのは)
箱根の1月2日・3日ゴールした時に、シード権を獲得する、
拓大・過去最高の8位という順位よりひとつでも上にいくというのが、
今年の夢です。
(チームの中で核となる選手は)
当然ながら、ジョン・マイナとダンカン・モゼ(ともに1年)ふたりの留学生、
そして、日本人では、キャプテンの西山(4年)、副キャプテンの谷川(4年)、
2年の野本・兼実など、しっかりとチームを支えてくれる選手が育ってきているので、
彼らを要所要所にうまく配置すれば、いい形でゴールできると考えています。
(留学生ふたりをどんな選手か)
はじめ見たときは、不安に思ったが、授業にも毎日出ているし、競技に熱心で、
将来的にはオリンピックに出たいという目標を持ってやっていて、
高いレベル・意識の中で練習に取り組んでいます。
その上、私が指示したことはきっちりとやる素直さをもっているし、
日本語もあっという間に覚えて、今では日本語でやり取りしています。
非常に前向きな勉強家です。
(シード権獲るためには今、何をする必要がある)
今の力を発揮すれば、達成できると思いますが、
本番では目に見えないプレッシャーがかかりますし、
箱根には「3つの坂」、「上り坂」・「下り坂」そして、「まさか」があるので
その「まさか」をいい意味での「まさか」に変えられるように
メンタル面での指導がこれから特に重要になってくると思います。
(現段階でもかなりのレベルに達しているということか)
選手たちは、非常にいい形で来ていると思います。
あした、レースとなっても対応できると感じています。
(拓殖大学の新しい歴史が始まるという感じですね)
これまでの伝統をさらに積み重ねていければ、私を監督として招聘してくれた
その思いに応えられるのではないかと思います。
来週の15日・月曜日から、このコーナー「箱根駅伝への道」はポッドキャストでも
配信されますので、お楽しみに
2010年11月10日
拓殖大学 岡田正裕監督 インタビューpart1 11月10日放送
(箱根予選会は見事1位通過)
今年の3月から、箱根に向けた本格的な練習を始めて、
本当に選手たちはキツイ練習に耐えてくれた、その結果だと思います。
(亜細亜大学、九電工女子陸上部の監督を務めた後、充電期間があったそうですが、
また拓殖大学の監督になろうと思われた1番の理由は)
箱根駅伝のすごさ、面白さなど亜細亜大学の監督時代に得たもの・培ったものを
何らかの形で恩返しできないかという思いが充電期間に沸いてきたことが大きいです。
(亜大時代は、選手と寮に一緒に住んで生活改善に取り組まれたが、拓大では)
学生と意思疎通をはかる一番早い方法がやはり選手と一緒に住むことなので、
今も、単身で選手と一緒に住んで、食事も風呂も一緒にして、
裸の付き合いをしています。
選手が素直であることも大きい要因のひとつだが、箱根駅伝に、そして、陸上競技に
携われるという喜びを非常に感じていて、ワクワクしているというのが正直な感想です。
(岡田監督と言えば、亜大時代・夏の阿蘇での走りこみが有名ですが、
今はどんな指導をされている)
基本的に亜細亜大学でやってきたことを、今もやっているんですが、
亜大でやった練習を確実にこなしていけば、拓大も強くなるという自信と実感を
持っていたので、そのとおりに練習をやって、そのとおりに力をつけてきてくれている
という感じです。
(選手たちはその練習メニューについてどんな反応を)
最初は、やれるのかなあという不安を持っていたようでしたが、1日1日終わってみると、
やれたという満足感とそれが自信につながってきているようでした。
2010年11月 9日
箱根駅伝への道10 スタート!
11月9日(火)
11月7日(日)に行われた箱根駅伝の前哨戦、第42回全日本大学駅伝を
文化放送の中継で解説していただいた青山学院大学 原晋監督にふり返っていただきました。
『早稲田の圧勝でした。
早稲田は個々の選手の力のレベルが、他大学と比べて高いですね。
1区の矢澤くんが少し出遅れましたが、
落ち着いて後続が、先頭を追いかけていきました。
他大学で言えば、1区を走ることができるランナーが、
4区、5区、6区にも配置できる強さがでました。
2位に入った駒沢は、駅伝の強さというものがありました。
1、2年生中心のチームなんですけれども、
ロードの走りをしっかりしてきますね。
強いて上げれば、5区、6区あたりで、もっと攻めのレースが出来ていれば、
大八木監督も納得されるのではないかと思います。
ただ、1区から6区までが1、2年生ということで、
来年以降、強い駒沢が戻ってくるのではないでしょうか。
3位の東洋は、やはり柏原くんが練習をしきれてないのかな?
体が絞り切れてない感じがしました。
辛くなった時に、もうひと踏ん張りきれるのが、柏原くんの特徴なのですが、
それが出来ていませんでした。
4位の日大は、アンカーのベンジャミンくんが、素晴らしい走りを見せてくれました。
関東インカレなどでは、日本人選手と変わらない走りしか見せていなかったので、
タスキを受けた時は11位で、シード権内に入ってくるのも難しいと思っていましたが、
まさか、4位まで順位を上げるとは、恐るべしですね。
5位の東海もアンカーの村澤くんが9位から順位を上げて、シード権を獲得しましたが、
チームとしては、優勝争い、3位争いも出来なかったので、
決して満足のいく結果ではなかったと思います。
そして、最後にシード権に滑り込んだ6位の明治と、
シード圏外に終わった7位の日体大の差は、僅か8秒!
8人のランナーひとりが1秒縮めれば、届いていた差です。
箱根駅伝で学生三大駅伝、三冠のかかる早稲田は楽しみですが、
その強い早稲田と戦わなければならない、青山学院は、非常に厳しいです(笑)』
11月15日(月)からは、ポッドキャスト配信も行いますので
こちらもどうぞお楽しみに!
2010年11月 8日
放送予定変更のお知らせ
11月12日(金)の箱根駅伝への道は、
『しろバラパーソナリティ 菅野しろうの思い出の箱根駅伝』
⇒『青山学院大学 原晋監督インタビュー』に変更となります。
『しろバラパーソナリティ 菅野しろうの思い出の箱根駅伝』は、
16日(火)にお送りします。
11月15日(月)からは、ポッドキャスト配信も行いますので
こちらもどうぞお楽しみに!
2010年11月 4日
箱根駅伝への道 今後の予定
11月9日 (火) :ナビゲーター長谷川太アナウンサー
『青山学院大学原晋監督と第42回全日本大学駅伝ふり返り』
11月10日(水) :ナビゲーター松島茂アナウンサー
『拓殖大学 岡田正裕監督インタビュー(パート1)』
11月11日(木 ):ナビゲーター松島茂アナウンサー
『拓殖大学 岡田正裕監督インタビュー(パート2)』
11月12日(金) :ナビゲーター長谷川太アナウンサー
『しろバラパーソナリティ 菅野しろうの思い出の箱根駅伝』
⇒『青山学院大学 原晋監督インタビュー』に変更。
11月15日(月)からは、ポッドキャスト配信も行いますので
こちらもどうぞお楽しみに!
2010年11月 4日
11月9日(火)から「箱根駅伝への道」が放送スタート!!
今年度も、11月9日(火)から「箱根駅伝への道」が放送スタートします。
「箱根駅伝への道」HPでは、今後の放送予定や、
放送のダイジェストなどを掲載していきます。
11月15日(月)からは、ポッドキャスト配信も行いますので
こちらもどうぞお楽しみに!