町田市では、高齢者の方が、いつまでも住み慣れた地域で健康を維持しながら、自分らしく尊厳を持って、安心して暮らし続けられるようにするために、高齢者とその家族の生活、生きがい活動を支援するサービスを提供されています。
そのひとつの取り組みとして、「認知症カフェ」の準備を進めているそうです。
「認知症カフェ」とは、どういうものなのでしょうか?
きょうは町田市の取り組みについて伺いました。
町田市では、高齢者の方が、いつまでも住み慣れた地域で健康を維持しながら、自分らしく尊厳を持って、安心して暮らし続けられるようにするために、高齢者とその家族の生活、生きがい活動を支援するサービスを提供されています。
そのひとつの取り組みとして、「認知症カフェ」の準備を進めているそうです。
「認知症カフェ」とは、どういうものなのでしょうか?
きょうは町田市の取り組みについて伺いました。
きょうは、認知症のご本人、佐藤雅彦さんをお迎えして、今、伝えたい事を中心に伺いました。
佐藤さんは、自分が認知症になって2つの偏見に気づいたといいます。
一つは『自分の中にある偏見』。
認知症になると、何もわかなくなるという偏見。当初それを真にうけて、何もできなくなると信じ込み、次第に無気力になりだんだんできることがすくなくなっていったそうです。
もう一つは『世間の偏見』
認知症になると、記憶力、判断力が鈍り、一人の大人として扱ってくれなくなったとそうです。
認知症の人は、この二重の偏見に苦しめられています。
きょうは、認知症のご本人、佐藤雅彦さんをお迎えして、認知症と診断されるまでと、診断されたあと、今に至る暮らしの様子を伺いました。
佐藤雅彦さんは、1954年、岐阜県のお生まれ。中学校の数学教師を経て、コンピューター会社のエンジニアとして勤務されていましたが、51歳のときアルツハイマー型認知症として診断されました。
現在は、ヘルパーなどの助けを借りながら、ひとり暮らしの中で、"自分らしい暮らし"を工夫し、認知症を啓発するための講演活動などもされているほか、「日本認知症ワーキンググループ」の共同代表も務められています。
著書には「認知症になった私が伝えたいこと」。
※佐藤雅彦さんの日常の暮らしや、思いを追ったドキュメンタリー番組「認知症の私からあなたへ」が、11月17日にNHK総合で放送されます。この番組も協力させていただきました。「ハート・リング健康Radio〜認知症と手をつなごう〜」と合わせてご覧ください。
きょうは、歯科大久保医院・院長で、前・日本歯科医師会・会長の大久保満男先生をお迎えして、「認知症と噛む力」について、歯科医療の現場からお話を伺いました。
認知症をめぐっては、今大きく動いていることがあります。
それは認知症の本人が社会に向かって発信しているということ。そして、日本にも昨年10月に「日本認知症ワーキンググループ」が発足していますが、これに先行する動きが、イギリスのスコットランドで起きています。
きょうは、スコットランドの事例をお話いただきました。
NHKハートフォーラム「認知症700万人 当事者が拓く新時代」
11月14日(土)13:00〜 東京国際フォーラム
11月23日(月・祝)13:00〜 大阪ビジネスパーク円形ホール
※詳しくはNHK厚生文化事業団まで
厚生労働省の資料によると、2025年には認知症高齢者は約700万人に達すると推計されています。
社会の関心も高く、高齢期のもっとも気になる健康テーマは認知症だと言われています。
当番組は、あまり認知症について関心のない方々に、「認知症」について考えてもらうことで、やがて「認知症にやさしい社会」に世代や立場を超えて踏み出してもらいたいと考えます。
認知症を知ることで、リスナーの皆さんが自分やご家族はどのように暮らしてゆきたいのか、未来を考えるきっかけを提供する番組です。