みなさんこんにちは。福井謙二グッモニです。
きょうのコメンテーターはジャーナリストの藤吉雅春さん。
「空き家問題とファーストハウジング」についてお話を伺いました。
先日新聞に、国土交通省が空き家に入居する子育て世帯や高齢者に対して、家賃の補助として最大で月に4万円を支給し、また受け入れる住宅の持ち主には、住宅改修費として最大100万円を配ることを決めたという記事がありました。
たびたびグッモニでも扱っている空き家問題ですが、深刻な状況で、この10年間で空き家はおよそ160万戸も増え、17年後には日本の住宅の「3割」が空き家になるという試算が出ています。にもかかわらず、新築マンションやアパートが次々と建設されています。「空き家が増えているのに住む家がない」という状況は需要と供給のバランスが全くかみ合っていないのです。
このことに関して藤吉さんは、行政、住宅業界、家に住みたい人3者の求めるものがバラバラで、ニーズに合わなくなってきているからだと話します。藤吉さんには、アメリカで話題の「ファーストハウジング」という、空き家で病気や貧困を解決する支援制度の試みを紹介していただきました。
快適な住居、教育と雇用の機会の保障など社会的な要因は健康をもたらします。
国土交通省による今回の空き家政策は地方自治体とNPOや不動産団体が一緒になっています。
行政まかせの政策では長続きしません。
もし補助金が出るのであればそれをどう上手に使うかを考える良い機会ではないかというお話でした。
今朝の特派員は西川文野アナウンサー。
今年最後の一週間、年末年始の帰省の計画を立てている人もいらっしゃるでしょう。
そこで今日は渋滞にも負けない、めげない、楽しくなるような最新サービスエリア情報を調べました。
高速道路が民営化されて10年。
実は年々、サービスエリアやパーキングエリアが進化しているのです。
用事がなければなかなか立ち寄ることがないサービスエリア。
福井さんの印象としては「ソフトクリームが美味しい」ということ。西川さんも同意していました。
放送ではフードコートやテイクアウト専門のお店が並ぶ「うまいもの横丁」がある海老名サービスエリアの最新情報や、江戸の人情味あふれるおもてなしをうけることができる羽生パーキングエリアなど、目的地にもなりえる場所をたくさん紹介しました。
サービスエリア、寄るだけでも立派なレジャーです。
皆さんも帰省の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
エンタメいまのうちは今週土曜日の大晦日に正しく音を出して、年越しそばを食べようということで、
江戸ソバリエ協会の認定員で、エッセイストの ほしひかるさんにお越しいただき、正しい麺のすすり方を教えていただきました。
そばは本来香りを楽しむ食べ物で、すすることで香りが味を変えます。
そば粉は若葉やバニラ、バラなど119種類の香りをもっているのだといいます。
香りを楽しむために空気を多く取り込む、すると、香りが鼻腔から脳へ伝わるため、すするのが良いということです。
他にもすするようになった文化的な背景、気候風土による影響についても教えていただきました。
また、放送では実際にざるそばを用意。
日本人がそばをすするようになった深いお話をかみしめながら、すすっていただきました。
大晦日、家族皆でそばをすすって新年を迎えるのはいかがでしょうか。
♪本日の楽曲
「恋」 星野源
明日の放送もお楽しみに!!