福井謙二グッモニ　8月25日（木）　第887回

みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。
本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授、中小企業サポートネットワーク「スモールサン」主宰の山口義行さん。

山口さんにはこれまで日銀の量的緩和政策の限界などについてお話いただいてきましたが、今日はさらに最近の気になる動きについてお話を伺いました。

楽器・音響の「ヤマハ」、警備「セコム」、「カシオ計算機」、ユニクロを展開する「ファーストリテーリング」、冷凍食品の「ニチレイ」、広告の「電通」、医薬品の「エーザイ」......これらの企業は誰もが知る大企業ですが、それぞれ業種もバラバラで、もちろん同じ企業グループでもありません。

実はこれらの企業は、筆頭株主が「日銀」であること、また近い将来「日銀」が筆頭となることが予想されている企業です。
ブルームバーグの集計によると、8月初旬時点で日経平均株価を構成する225銘柄のうち、75％で日銀が大株主上位10位以内に入っているといいます。

さらに来年末にはここに京セラやテルモ、ダイキン工業、住友不動産、オリンパス、三越伊勢丹ホールディングスも加わる見通しだといいます。

このような異様な状況は日銀の政策によって生み出されたと山口さんは言います。

一見、「日銀が筆頭株主なら安心では？」と思うかもしれませんが、当の日銀が自分たちに有利な方向へと指示を出し始めたら、資本主義としてのメカニズムがおかしくなります。
日銀は株を買ったら、まず売りません。
小さなマーケットの中で日銀が株を買い占めると、海外から多くのお金が入ってくると急騰し、出ていくと暴落することになり、市場の不安定化が懸念されます。

将来、政権が変われば金融政策も変わります。
その時に日銀が株を売り出せば一気に暴落してしまいます。
いつになるかはわかりませんが、近い将来に向けて大きな危険性をはらんでいる動きではないかというお話でした。

今朝の特派員は石川真紀アナウンサー。

五輪ボランティアについて調べました。
五輪ボランティアには大きく分けて、競技会場や選手村など、大会運営を支える「大会ボランティア」と観光スポットなど、観光客に対して、観光案内を行う「都市ボランティア」の2種類あります。
「大会ボランティア」は「大会組織委員会」が8万人くらい、「都市ボランティア」は東京都が1万人くらい募集される予定とされています。

ボランティアの職種は細かく分類すると3000種類以上になるそうで、シニアの方でもできるベッドメイキングや清掃、料理の配膳の仕事に人気が集まると予想されているそうです。

福井さんや水谷さんもボランティアになれるでしょうか

「9：00以降なら時間は大丈夫ですから！」と福井さん

また東京都では「都市ボランティア」のほかにも、ひと足早く今年度から「外国人おもてなし語学ボランティア」という観光客に対応するボランティアの育成を本格化しています。
都や区市町村が主催する1～5日程度の無料講習を修了すれば、登録されるため、大手企業や大学の中には、団体で講座を受けて登録しているところもあるそうです。

今日放送でご紹介したボランティア情報は東京ボランティアナビというサイトに掲載されています。
興味のある方はご覧ください。

エンタメいまのうちは日常生活における、ヒーローにスタジオにお越し頂きました。
ゲストはうんちマンです