福井謙二グッモニ 7月21日(木) 第863回

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みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。
本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授、中小企業サポートネットワーク「スモールサン」主宰の山口義行さん。

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「寛容さ」を失いつつある社会についてお話を伺いました。

テレビ番組の司会者として長年活躍された大橋巨泉さんが、今月12日に亡くなっていたことが昨日わかりました。
巨泉さんが亡くなる5日前には永六輔さんも亡くなり、これらを"昭和の終わり"と報じるメディアもありました。

2人に共通していたのは、権力に対する反骨精神。
その背景には幼いころに経験した戦争とそれに伴うイデオロギー統制だったと、山口さんは改めて思ったそうです。

戦時中は国や権力が一方的な価値観を植え付ける時代でした。
そのような時代を過ごした子供は、戦後の多様な価値観や自由な考え方に触れ、自由の良さを体感します。
そんな彼らだからこそ、押さえつけようというものに対しては、反発する姿勢を見せていたのではないか。
でも、最近では、権力に牙をむく姿勢は、ネットや週刊誌で集中砲火を招いてしまうと、山口さんは話します。

山口さんはそのような寛容性が薄れてしまった原因の一つは「小選挙区制」なのではないかと指摘します。
大選挙区・中選挙区ではいろいろな考えを持った人がいて、寛容性がありましたが、小選挙区制になったことで、自分のイデオロギーをはっきりと主張する強いリーダーに染まりやすくなったと感じているそうです。

社会が寛容性を失いつつある。その危険性を訴えていた巨泉さんの真摯な声に耳を傾けるべきなのではというお話でした。


今朝の特派員は石川真紀アナウンサー。

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イギリスのEU離脱に触発されての東京都町田市の東京離脱に関して調べました。

今、町田市の東京都離脱派と残留派が、真っ二つに割れているそうです。
ネット上では「町田市も、東京からの離脱か残留かを、住民投票で決めればいいのに」「東京を離脱すれば、神奈川県に編入できる。そうすれば地図がスッキリする」といったつぶやきが話題となっています。

「町田経済新聞」では、この町田市の東京都離脱について、住んでいる町田市民はどう思っているか?のアンケート調査を行っており、40%程度が残留派となっていて、リードしていますが過半数には至っていません。

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福井さんは以前、町田に住んでいたことがあるそうです。

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放送では実際に町田市が東京都を離脱することは可能なのかについて、検証。大きな壁が2つあることがわかりました。

イギリスの移民問題のように、市や住民が本気で動き出す、ハッキリとした理由がない限り、実現の可能性は低いのかもしれません。


エンタメ今のうちでは菓子盆選手権を開催!!
「菓子盆選手権」とは直径約18センチの木製の菓子盆に盛り付け、そのセンスや物語性を競うものです。

ゲストは「菓子盆選手権」を企画・運営している「株式会社バーグハンバーグバーグ」のダ・ヴィンチ・恐山さん。

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「菓子盆は己を映す鏡です。自分の好きなお菓子を盆の上に盛る、たったこれだけの行為に、今まで生きてきた人生が如実に現れます」と恐山さんは話します。

今回は福井さんと水谷さんもチャレンジ!
テーマは「息子が彼女を初めて家に連れて来た時に出す菓子盆!」

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こちらは福井さんの菓子盆。
もみじまんじゅう、いか天、かっぱえびせん、ウィスキーボンボンというラインナップです。

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広島のことや福井さんのことも知ってほしいという思いを込めたといいます。

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続いて水谷さんの菓子盆。
ウエストや小川軒などの菓子類で構成されています。

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テーマは「東京のお菓子」
相手を試す狙いもあるといいます。

詳細はPodcastでお確かめください。


♪本日の楽曲
「波乗りジョニー」 桑田佳祐

明日もお楽しみに!!

グッモニ 2016年7月21日
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