みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。
本日のコメンテーターは現代ビジネスゼネラルマネージャーの瀬尾傑さん。
安倍政権の経済政策と、地方創生についてお話を伺いました。
「アベノミクス」の「金融緩和」はひとまず成功。
株価も上がり、円安にもなりましたが、問題はここから。
特に三本目の矢で「成長戦略」が上手くいっていません。
こんな中、瀬尾さんは地方創生に注目しているといいます。
安倍政権は地方創生担当大臣を置くなど本気で取り組む姿勢でいました。
しかし、現状では地方が恩恵を受けているという話は聞きません。
これは地方分権が進んでいないからだと瀬尾さんは話します。
地方に権限や予算を与えていないので、出来るわけがありません。
中小企業重視で地方創生に成功している国としてはイタリアがあります。
イタリアは地方に世界で勝負ができる中小企業のある町がいくつもあるのに対して大企業はほとんどありません。
イタリアと日本の地方創生の違いは海外を意識しているかどうか。
日本で町おこしというと「ゆるキャラ」を作ったり、ドラマや映画のロケ地にしてもらうなどの国内向け。
一方、イタリアは地方の中小企業・職人を集め、職人集団を作り、商品のブランド価値を高めて、中国やインドのような人件費の安い国に勝っています。
イタリアを見習うべきだというお話でした。
今朝の特派員は砂山圭大郎アナウンサー。
改めて、職場のパワーハラスメント、パワハラについて調べました。
実は今、この「パワハラ」で労災認定されるケースが増えているといいます。
厚生労働省による「パワハラ」の定義は「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係など『職場内での優位性』を背景に、『業務の適正な範囲』を超えて、精神的・身体的苦痛を与える または職場環境を悪化させる行為」
つまり、上司からの「役立たず!」などの人格を傷つける言葉や暴力行為はもちろん、部下や後輩、同僚からの行き過ぎた行為もパワハラになることがあるのです。
水谷さんと砂山さんの昔話を放送。
「パワハラ」は人間関係の中で生まれる複雑な問題なので、明確に線引きするのが難しいところですが、パワハラが発生する職場には共通する特徴があります。
それは
①上司と部下のコミュニケーションが少ない
②残業が多い/休みがとりにくい
③失敗が許されない/失敗への許容度が低い です。
①に関して、「つまり仲が悪いんだよね」と切り込む福井さん。
パワハラ問題は、人と人の関係性。
信頼関係を大切にして、風通しのいい職場を目指したいですね。
エンタメいまのうちでは人気の展覧会鑑賞のコツを伝授していただきました。
先日、生誕300年を記念して行われた東京都美術館の「若冲展」は連日の超満員。
東急Bunkamuraで昨日まで行われていた「おれて阿智の国芳 わたしの国貞」も、ボストン美術館から貴重な浮世絵がたくさんやってきたと大変な話題になりました。
そこで今日は美術館の達人、「AllAbout美術館ガイド」で『東京のちいさな美術館めぐり』の著作が話題のフリーライター、浦島茂世さんにお越しいただきました。
美術館の魅力は「集めるだけにしておけばいいのに、わざわざ建物をつくって、それを展示して人に見せてくれるところ」だと浦島さんは話します。
水谷さんの展覧会や美術館の観賞の仕方は展示物だけを見て、タイトルを自分で考えるというもの。
1つの絵・展示物で2度楽しめるそうです。
そして、浦島さんには都内の穴場の美術館を教えていただきました。
・「深沢ちいさな美術館」
浦島さんの著書「東京のちいさな美術館めぐり」の表紙にもなっています。
NHKの教育番組や「プリンプリン物語」に出てきた登場人物の人形もあるので、ある年代以降の人はものすごくハマるはず!とのこと。
・「原美術館」
元々、実業家の原邦造氏の邸宅に現代美術を展示しています。
応接間や客室は展示スペースとなっていて気持ちのいい空間です。
世界に一つしかない作品が見れます。
・「東京都庭園美術館」
旧皇族の朝香宮夫妻の邸宅として建てられ、先日国の重要文化財にも指定されました。
調度品がそのまま残されており、そこに美術品を並べるので、本当に個人の邸宅を見ているようです。
また、新聞の都内版や文化面に展覧会のお知らせが出てくることもあるので皆さんチェックしてみてください。
♪本日の楽曲
「自分をほめてやろう」 高石ともや
明日もお楽しみに!!