みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。
本日のコメンテーターは慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛さん。
「日本製よりもおいしい中国製炊飯器!?開発責任者は旧三洋電機の部長だった」というテーマでお話を伺いました。
この炊飯器を作っているのは中国のスマホメーカー大手の「小米科技(シャオミ)」。
コメの品種をスマホで読み取り、最適温度や炊き上げのタイミングの情報を炊飯器に伝送し、遠隔操作することができます。
もちろん、スマホ連動型の炊飯器は日本が先行しているのですが、この炊飯器の凄いのはその価格。
日本製のおよそ半額の999元(およそ16000円)で、さらに「日本製で炊くよりも断然美味しいと評判になっています」
シャオミのレイジュン会長がコメの味にこだわり、2年前に開発を命じたのですが、開発責任者はなんと日本人。
旧三洋電機の炊飯器部門の部長だった人物で「良い炊飯器を作って日本にも売りたい」と意欲を見せているといいます。
夏野さんは「これからはこのような日本の技術者を外国の経営者が見出し、外国の企業が日本製のものを作るというケースはどんどん増えてくると思う」と話します。
日本でも「アイリスオーヤマ」が大手電機メーカーのリストラによって職を失った人材を自社に招き、研究開発センターを新設し、大ヒット商品を連発させるなどの事例があります。
これからの時代は、ポジションなどにこだわらず、自分の力を活かせるところに行きましょうというお話でした。
今朝の特派員は八木菜緒アナウンサー。
「事故・ワケあり物件」について調べました。
千葉県JR土気駅の南側の閑静な住宅街の事故物件が話題になっています。
「チバリーヒルズ」と呼ばれる高級住宅街のすぐ近くで、12部屋もある豪邸なのですが、2年前に殺人事件が起きたという物件です。ヤフージャパンの官公庁オークションに付近の住宅相場より大幅に安い金額で出品され、今週17日火曜日に1111万円で落札されました。
そもそも事故物件というものは、その物件内で入居者が自殺したり他殺があったり火災による死亡があった物件のこと。
事故物件に関しては「事故が起きてから一度次の入居者が入居した場合、そのまた次の入居者には説明しなくてもよい」とされているので、不動産業者や大家さんの中には、一定期間、社員や知人に住んでもらって"ロンダリング"することもあるそうです。
そんな事故・ワケあり物件ですが、実は定期的に入居者を募集しているところもあります。
東京都住宅供給公社募集センターでは、「病死等で発見が遅れた住宅」及び「自殺などがあった住宅」について『直接受付』という名称で毎年7月・10月・1月に募集しています。
通常の募集で外れた人に案内が届き、希望者が申し込む仕組みになっています。
「一人で暮らしている高齢者の方が多くなっているので、こういう物件が多くなるかもしれませんね」と伊藤さん
「レアじゃなくなったら、皆さん慣れてくるかも」と福井さん。
事故・ワケあり物件、気にならなければ、お得なのかもしれません。
皆さんも気にならなければ、調べてみてはいかがでしょうか。
エンタメいまのうちでは「これで嫁姑問題も解決!?めちゃくちゃ役に立つと評判のさいたま市祖父母手帳」をご紹介。
さいたま市子育て支援政策課の小池祐司さんにお越しいただきました。
祖父母手帳は我が家の、地域の、また同居・近居を考えている人たちの"孫育て"に役立てばと作ったものだといいます。
本日は「さいたま市祖父母手帳」の実物をお持ちいただきました。
共働きの父母が増えている中、さいたま市は核家族の割合が33.5%と高く、「家事・育児の協力者がいない」という声が多いです。
一方、祖父母世代に時間や経済的なゆとりのある人が多いのです。
そういった人たちを「地域における子育て」の担い手として新たに取り込めないかと考えたのが、この"孫育て"にスポットを当てた冊子を作ろうと思ったといいます。
「ここが変わった!子育ての昔と今」というページが一目で比較ができるのでわかりやすいと好評だそうです。
さいたま市民をはじめ、北海道から沖縄まで全国から問い合わせが来ているこの祖父母手帳。
さいたま市内の各区役所をはじめ、公民館・図書館、老人福祉センターなどで無料配布されています。
また、さいたま市のHPで電子書籍版を見る事ができ、PDF版のダウンロードも可能です。
小池さんは、「他の自治体でもこういった冊子の発行を検討されているようなので、このムーブメントが全国的に広がってくれればうれしい」と話します。
ぜひ読んでみてください。
♪本日の楽曲
「JUMP」 忌野清志郎
今週もお聴きいただき、ありがとうございました。
来週もお楽しみに!!