福井謙二グッモニ 4月8日(金) 第789回

みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターは慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛さん。

160408-1.JPG

「市場規模5兆円!流通系と交通系が覇権を争う電子マネー」についてお話を伺いました。

日本銀行の集計によると、去年の主要な電子マネーの決済額は計4兆6443億円と過去最高を記録。
この額はクレジットカードの10分の1程度ですが、1000円以下の決済に絞るとクレジットカードを上回り、毎年2~4割前後の伸びがあるため、今年は5兆円を超えそうだといいます。

電子マネーは交通系では電車に乗る際の「Suica」が有名ですが、
利用者が増えているのは「WAON(ワオン)」や「nanaco(ナナコ)」のような流通系。
特に流通系は地方で、一方交通系は首都圏で多く利用されていて、流通系は「都市部の攻略」、交通系は「シェア拡大」がカギとなっています。
どちらもポイントでのお得感で客を引き寄せるのが定番戦略になっています。
電子マネーは加盟店での利用時に手数料が稼げるほか、集めた消費履歴を将来の販促や商品開発に活かすこともできるというお話でした。


今朝の特派員は八木菜緒アナウンサー。

160408-2.JPG

お釈迦様の誕生日を祝う「はなまつり」でもある今日、4月8日「急増するお遍路さん」について調べていただきました。

お遍路とは弘法大師・空海の足跡をたどり、四国にある八十八か所の霊場を巡拝すること。
日本全国にはさまざまな巡礼地がありますが、四国の八十八か所巡礼だけを「遍路」と呼び、巡礼者を「お遍路さん」と呼びます。

四国一周1400キロメートルあるお遍路の旅。
実は今年に入って、その旅をする「お遍路さん」がすごく増えています。

理由は今年はうるう年で、88番札所から1番へ逆に巡る「逆打ち」をすると、弘法大師「お大師様」のご利益が3倍になると言われているから。
また、今年2016年は「逆打ち」で弘法大師に巡り合えたという伝説が残る「60年に1度の丙申」
そのため、60年に一度のよりよいご利益を求めてお遍路さんが増えているそうです。

以前はまだまだ徒歩でまわる「歩き遍路」が多かったのですが、今は車やツアーでまわる人も多いことから中高年でも気軽に巡ることができます。
さらに1年以内に回れば、時期を分けてもいいそうです。

みなさんもこの機会にお遍路を巡ってみてはいかがでしょうか。


エンタメいまのうちでは今、人気沸騰中のニコンの羊羹をご紹介。

ご紹介いただいたのは株式会社ニコン100周年プロジェクト室・ニコンミュージアム副館長の北村芳樹さんです。

160408-3.JPG

ニコンは2017年7月に創立100周年うに先駆けて昨年10月、品川に「ニコンミュージアム」をオープン。
そのミュージアムでお土産として大人気なのが「羊羹」なのです。

160408-4.JPG

スタジオにも持ってきていただきました。
実はニコンの代表的製品である写真機・Fシリーズよりも長い歴史を持っているといいます。
味は「小倉」「塩」「本ねり」「ゆず」「ゴマ」の5種類。


160408-6.JPG

パッケージに何も書いていなければ、羊羹が入っているとは思えないデザインです。

160408-5.JPG

羊羹を前にニッコリ顔の福井さん。

ニコン羊羹は栃木県大田原市にある老舗の「本宮」が作っているもので、ニコンも大田原市にレンズを製造する「栃木ニコン」がある縁で昭和30年代から企業羊羹をお願いしていたということです。

この羊羹が買うことができるニコンミュージアムはJR品川駅 港南口から徒歩およそ7分。品川インターシティC棟の2階にあります。(ニコンのオンラインショップでもニコン羊羹は販売しています)

「ニコンⅠ型」から最新デジタル一眼レフカメラまで、一堂に展示しているほか、「産業」、「バイオ・医療機器」「宇宙」といろいろな分野で活躍してきたニコンの歴史が分かります。
入館は無料。日曜祝日を除く、朝10時~18時(最終入館は17時半)まで営業しています。

詳しい情報はニコンミュージアムのHPをご覧ください。
夏休みにはお子様向け、夏休みの宿題にもピッタリなイベントを企画しているそうです。
みなさんもぜひチェックしてくださいね!!

♪本日の楽曲
「さんぽ」 井上あずみ

来週もお楽しみに!!!!!

グッモニ 2016年4月 8日
↑トップへ戻る