みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。
本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授、中小企業サポートネットワーク「スモールサン」主宰の山口義行さん。
今日のテーマは「会社経営の世界に女性のパワーを」です。
今週は「男と女の新常識」をテーマにお送りしているグッモニ。
山口さんならではの視点でビジネス界の新常識となるかもしれない「女性経営者の実力」について伺いました。
山口さんは先日、"女性経営者サミット"という会を開きました。
これは女性経営者の方が集まり、意見交換をする会です。
女性経営者は男性の経営者とは違った経験や悩みを持っていますが、とてもパワフル。
放送では、その会に来ていた、夫が亡くなり会社を引き継いだ女性や父親の会社を引き継いだ女性のお話など多数していただきました。
サミットに参加した女性経営者はどこか不安や孤独感があったりするそうですが、とても明るいそうです。
そのような人たちの交流が増え、活躍し始めると、会社で働く女性たちが、そして会社自体が変わり始めます。
日本社会はこういう人たちをもっと使っていくべきだというお話でした。
山口さんは9月4日に立教大学で女性経営者の全国大会に開こうと計画中。
詳細が決まりましたら、また番組でご案内いたします。
今朝の特派員は石川真紀アナウンサー
「外国人のためのやさしい日本語」について調べました。
乳幼児や妊婦、障害を持った方などは「災害から身を守るため、安全な場所に避難するなどの一連の防災行動をとる際に、支援を必要とする人々」であるとして「災害弱者」だとされています。
言葉の面で困難の多い外国人の方もこの「災害弱者」に含まれます。
そんな中、熊本、大分両県で相次ぐ地震を受け、災害などの緊急時、外国人にもわかりやすく情報を伝える「やさしい日本語」を研究する弘前大学人文学部 社会言語学研究室がホームページ上で、「やさしい日本語クイックレファレンス」というものを公開しました。
「水の無料配給を知らせる」「テレビで外国語のニュースがあることを知らせる」など40項目以上の例示が記載されています。
石川アナが特に注目したのはホームページにある「災害が起こったときに外国人を助けるためのマニュアル」
外国語が通じる病院や避難所、国際電話のかけられる公衆電話や放送などで使う「やさしい日本語」の案文、
普段から使える外国人のための住所録(病院や大使館など)と連絡方法 などが主な内容です。
ポスターやビラなど「やさしい日本語」を用いた掲示物の例
大きく書かれていて、漢字にも振り仮名がふられています。
石川アナには「放送などで使う【やさしい日本語】」の案文の一例を読んでいただきました。
「ジェスチャーも加えると、より分かりやすくなりますね」と水谷さん。
【やさしい日本語】は災害・緊急時の外国人にとって心強い味方です。
皆さんも周りの人に積極的に紹介していきましょう。
エンタメいまのうちでは「男がつらいよ!男が働かない、いいじゃないか!」と題して「男と女の新常識」を考えてみました。
ゲストは日本における「男性学」の第一人者、武蔵大学社会学部 助教の田中俊之さんです。
「男性学」とは日本では1980年代後半に議論が始まった、男性が男性であるからこそ抱えてしまう「男性は大黒柱でなければならない」や「モテない」などの悩みや葛藤に着目する学問。
世間一般的に「男は働くべき」という考え方がありますが、それは育てられ方の問題がそうさせているのではないかと田中さんは話します。女性の場合は小さいころからみんなと仲良くしなさいと協調することを教えられますが、男性は強調することよりも人よりもいい学校へ、いい会社へと"競争する"ことがベースにあるのです。
一昔前は男に対する期待度と女性に対する期待度が違いました。
男女"機会"均等ではなく男女"期待"均等にしてほしいと話す福井さん。
また、田中さんは「自分もつらい」と思っている男性に対して、この原因は「自分は男だからかもしれない...」と気づくこと、
そして"普通の男性"というイメージから、上手に距離をとることが重要だとお話してくださいました。
今日の内容について、もっと知りたいという方は、田中俊之さんの書かれた著書
『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』
『男が働かない、いいじゃないか』をチェックしてみてください。
♪本日の楽曲
「あなたにサラダ」 DREAMS COME TRUE
明日もお楽しみに!