みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。
本日のコメンテーターは慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛さん。
きょうは番組内容を変更して、熊本県益城町で震度7を記録した地震被害についてお伝えしました。
8時台の「ニュース物申す」で取り上げたテーマは「パナマ文書スキャンダル」。
各国の政治家らがタックスヘイブン(租税回避地)に関与していたことを暴露した「パナマ文書」が
今、世界的なスキャンダルに発展していますが、
夏野さんはこの問題を理解するためには、個人と法人をわけて考えなければならないと言います。
個人の場合、居住している国に税金を納めなければなりませんが、法人の場合、企業が海外に投資したりビジネスを展開したりする際に、海外で一番有利なところに事業基盤を置き、そちらで税金を納めるのは違法ではないからです。
このため、今回のように国際的なルールを作っていかないといけないという問題提起がなされたのはとても良いことだと夏野さんは言います。
また富裕層への課税も議論されていますが、課税のポイントは給与のようなフローではなく、不動産などのストックに課税すること。先代が持つ不動産資産などが、子や孫まで相続され続けていくと、格差はますます固定されてしまうからです。
課税のためのルール作りは、富裕層だけでなく、われわれひとりひとりにも関わってくるテーマである、というお話でした。
今朝の特派員は八木菜緒アナウンサー
先週、警視庁渋谷署内で、署員19人が結核に感染していたというニュースがありました。
逮捕され留置所にいた男性が肺結核で死亡、それが署員にも感染したとみられています。
さらにその男性を解剖した都内の大学病院の医師ら7人も感染しました。
今、なぜ結核が騒がれているのか、調べました。
そもそも結核とは結核菌によって感染する疾患。
患者が咳やくしゃみをした時の飛沫とともに飛び散った結核菌を吸いこむと感染し、肺や脳を包む髄膜などにつき、炎症を起こします。
先月WHOは結核は未だに「世界で最も死亡者が多い疾患」と発表。
2014年には1年間で960万人が結核に罹患し、150万人が結核で死亡しています。
日本は世界的にみると中間的な多さで、患者数はアメリカの5倍と過去の病気ではありません。
子供のころにBCGをしているから大丈夫と思ってもそれは間違い。
BCGは特に免疫が弱い乳幼児が罹る、重症結核(髄膜炎、粟粒結核)を防ぐために行われるので、生後6カ月未満(3〜6カ月が推奨)に1回接種します。しかし学童期以降の気道から感染する「肺結核」を防ぐ力は劣り、しかも再接種の効果はほとんどないため、昔、小中学校でツベルクリン反応陰性の生徒に行われていたBCGの再接種は中止されています。よって、大人になって感染する結核のほとんどが「肺結核」なので、効き目がないということで、現在では大人へのBCG接種はほとんど行われません。
結核への感染を防ぐには、大人は年に1回は健康診断を受け、風邪の症状が長く続いたら早めに病院に行きましょう。
また、最寄りの保健所に問い合わせれば、地域で結核診療ができる病院を教えてもらえます。
免疫が弱まっているときは発病しやすいと言われており、体力のないお年寄り、過労、栄養不良、他の病気による体力低下を起こしている人、学校などで集団生活を送っている人は注意が必要です。
皆さんも普段から睡眠・栄養・適度な運動を心がけてくださいね。
エンタメいまのうちでは「活きのイイいちごのお寿司」をご紹介。
「尊徳ふるさと本舗企業組合」理事長の柴山節子さんにお電話でお話を伺いました。
ご紹介するいちごのお寿司は栃木県真岡市の道の駅「にのみや」で土日祝日のみ販売されています。
今日はそのいちごのお寿司をスタジオまで送っていただきました。
1パック4個入り。海苔巻3個 いなり寿司1個
少し赤みがかったご飯。
海苔巻には卵とキュウリも入っています。
お店に並ぶとお昼頃には無くなってしまうそうです。
福井さんと水谷さんも試食。
二人とも最初は見た目のインパクトに圧倒されていましたが、一口食べると...すいすいと箸が進みます。
道の駅「にのみや」には、いちご寿司の他にも普通のお弁当も沢山あり、おふくろの味を楽しむことができます。
いちご寿司は1パック320円で販売しています。
土日祝日のみの限定販売となります。
皆さん、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
♪本日の楽曲
「瞳を閉じて」 荒井由美
来週もお楽しみに!