みなさん、こんにちは。福井謙二グッモニです。
今日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さん。
いまだ真相解明が進まない原発事故についてお話を伺いました。
先週、業務上過失致死傷罪で、東京電力の旧経営陣3人が東京地裁に在宅のまま強制起訴されました。
検察審査会の起訴相当判断による強制起訴の主な理由は、双葉病院で44人が死亡したことの刑事責任。
震災直後に孤立した双葉病院では多くの患者が亡くなっただけでなく、実際には病院関係者は1週間、患者たちを見守り、懸命に戦っていたにもかかわらず、福島県が双葉病院側が患者を置き去りにしたと事実と異なる発表をしたため、裁判にもなりました。
この名誉棄損裁判は、福島県がホームページに1年間謝罪文を掲載するなど、双葉病院側が圧勝する内容で和解となりましたが、病院の名誉が回復される一方で、患者が死亡した直接の原因をつくった東京電力の責任はいまだ十分に追及されていない、と森さんは指摘します。
患者は原発事故がなければ亡くなっていないので、東京電力に責任があることは明らか。
自然災害に対する安全対策を怠ったことが刑事責任に問えるか、その間、何が東電で話し合われたか、という詳細を明らかにするのがこの裁判の最大の争点であり狙いである、というお話でした。
今朝の特派員はNPO法人「民俗芸能を継承するふくしまの会」副理事長 懸田弘訓さんです。
津波と福島第一原発の事故により、多くの住民が避難生活を続けている福島県では、今、地域で長年伝えられてきた民俗芸能の存続が危ぶまれています。
長引く避難生活で、地域の人々が全国へ拡散した結果地元に戻って一堂に会することが難しくなっているためです。
今日は民俗芸能の存亡をテーマにお話をしていただきました。
全国的に民俗芸能は衰退傾向にあるとはいえ、福島県では急激なスピードでこれらの伝統が途絶えつつあるといいます。
現在、NPOでは民俗芸能を保存する最後の手段として、DVDやブルーレイなどに映像として残す取組みをしているとのことでした。
エンタメいまのうちでは新幹線のグリーン車で使われている大人気おしぼりをご紹介。
ゲストは日清紡テキスタイル株式会社オイコス課 大橋一之さんです。
実はこのおしぼり、「めんです」の名称で市販されています。
「めんです」は20年前に
・コットン100%
・衛生的
・破けにくく、厚くて丈夫
・およそ3時間の東京-大阪間で乾かない
・コスト
これらの条件をクリアして作られたもので、テレビ番組でタレントが使い心地の良さを絶賛したことで注目されるようになりました。
新幹線のグリーン車以外では車のディーラーさんやホテル、結婚式場、アイドルのコンサート会場などでも使われているといいます。
福井さんと水谷さんも肌触りに驚き
そして、今日はこの「めんです」の素材を応用して作られた医療介護の身体拭き、女性向けのフェイスマスクをもってきていただきました。
このフェイスマスク、パンティーストッキングの生地を挟んであります。
福井さんはこの素材を使って、普通のマスクを作ってほしいと仰っていました。
「めんです」を手に入れたい場合は日清紡テキスタイルのHPもしくは日清紡ホールディングスのHPの「お問い合わせ」にアクセスしていただければ対応していただけるとのこと。
また、コンビニでも「コットンおしぼり」の名前で販売しています。
ぜひ興味のある方はお問い合わせください。
♪本日の楽曲
「Change」 Lisa Stansfield
明日もお楽しみに!!!