皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。
本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモール・サン」主宰の山口義行さんです。
『マンションの販売不振が示す日本のいま』というお話をしていただきました。
先月から不動産販売不振の話題が度々あがっています。
中古マンションの成約平米単価は過去最高水準に。一方成約数には鈍化傾向が見られ、マンション価格に頭打ち感が出てきました。にもかかわらず新規登録はあるので、値崩れ一歩手前の状況にも見えるという声も。
これまで中国人が投資の為に日本のマンションを買い支えてきました。ところが昨今、中国の景気不振を受けてマンションを売りに出す動きがあるものの、日本人の庶民には最早手が出ない価格になっています。在庫が増えるのはこうした原因があるからです。
中国の買い支えによりGDP成長率のプラスを見込んでいましたが、マンションが売れないどころか、在庫がある為にで新しく作ることもできません。マンション市場の大きさを考えると、日本経済にはかなりの痛手となります。
時を合わせるように国内の「消費」・「生産」の数値も下がっており、中国も頼めないとなると、いよいよ危機的な状況ではないか?というお話でした。
今朝の特派員は石川県七尾市の水産会社・鹿渡島定置代表の酒井秀信さんです。
若手漁師育成のため、口伝だった漁の技術をマニュアル化することによって成果を上げ、話題です。
先輩のやり方を「見て覚える」のが当たり前だった漁師の世界では画期的なことで、他にも若手のやる気を促すアイディアも実行されています。平均年齢30代前半という若き漁師集団を率いて、これからも育成に励むというお話でした。
エンタメいまのうちでは「試し書き」の世界をご紹介しました。
お越しいただいたのは、世界中の「試し書き」用紙コレクターの寺井広樹さんです。
「試し書き」とは、文房具店などでペンの書き心地を試せる用紙・・・に書いてある文字や絵です。
9年前にベルギー旅行をした際、小さな文具店でみかけた「試し書き」を見て「"現代アート"だ!」と思った事がきっかけだそうで、
今でも世界を旅する際に自ら集めたり、各国のご友人に送ってもらっているそうです。
この「試し書き」、世界各国で特色が出ることが面白さで、例えば中国では
「信じることができない」「疲れた・・・」など後ろ向きな言葉が並んでいます。
インドでは計算式が書かれていたり、パキスタンでは見事なモスクが描かれていたそうです。
日本では「とめ・はね・はらい」が全て一文字のうちに書ける『永』という字が多かったり、他の人が書いた文字の上には重ならないように隙間に書く、などの特徴が見られます。
無意識の落書きから見えてくる各国の特色は、ごま書房新社から出版されている寺井さんの著書
『「試し書き」から見えた世界』という本で味わうことができます。
是非お手に取って、「試し書き」から世界を見てみてください!!
♪本日の楽曲
「アレとコレと、女の子」 ヒトリエ
明日もお楽しみに!!!!