福井謙二グッモニ 12月2日(水) 第697回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。

本日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さんです。
『3年経ってあちこちボロがでた安倍政権』というお話をしていただきました。

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第2次安倍内閣がアベノミクスの「3本の矢」を掲げてからおよそ3年。経済回復の実感はまだ薄いという声も聞こえてきます。
最近では「一億総活躍」を謳っていますが、いまひとつ抽象的。総理周辺からは「安保での支持率下げ止まりを狙い、中身はあまり関係ない」という声も。安倍内閣の政策によって経済の好循環が生まれたと言いますが、大企業優先のものが多く、国民は置き去りになっています。

そもそも国民の不安は「将来の生活」と「貧困層の拡大による格差社会」。実は国民が望んでいるのは成長することではなく、優先すべきは安定ではないかという森さん。
世界経済の失速ぶりが鮮明になってきた中でも、安倍総理は成長戦略ばかりを唱えています。
国民もそろそろ「そんな魔法のような政策はない」と勘付いているのでは、というお話でした。


今朝の特派員は京都市立伏見工業高等学校教頭にしてラグビー部のGM・高崎利明さんです。
今月27日から、第95回全国高等学校ラグビーフットボール大会が始まります。京都伏見といえばこの大会で過去4回の優勝を誇り、人気ドラマ「スクールウォーズ」のモデル校として全国にファンがいます。
しかし来年の春、洛陽高校と統合し「京都工学院高校」に生まれ変わりますので、3学年揃った伏見工業としての出場は、今回が最後です。
長年母校を支えられてきた高崎教頭には、その思い出と今後の展望についてお話していただきました。

エンタメいまのうちでは「根付け」をご紹介しました。
お越しいただいたのは新宿御苑近くの「提物屋」代表の吉田ゆか里さんです。

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根付けとは、江戸時代の印籠や煙草入れの紐の先についている携帯ストラップのようなもので、帯にひっかけたときに落ちないようにするアクセサリーです。

最近世界中で愛好家が増えているということで、提物屋には連日外国人の方がいらっしゃるそうです。
現在は美術品・芸術品の側面が強く、実用されている方は多くありません。コレクションアイテムとして買われていきます。
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その細工は極めて精緻。動物なら鱗、食材なら筋の1本1本まで細かく演出されます。
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種類も非常に多くあり目移りしてしまいます。しかし欲しいと思ったら半年お店に通い、本気で気に入ったものを買うことをお勧めされています。
もちろんネットで買うより、お店で見た方が良いというお話でした。

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提物屋では、根付けをはじめ江戸時代の提げ物を多数取り扱われています。
是非一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

♪本日の楽曲
「Backyard」  R KELLY
「太陽に笑え」 Anly

明日もお楽しみに!!!

グッモニ 2015年12月 2日
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