福井謙二グッモニ 12月22日(火) 第711回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターはジャーナリストの藤吉雅春さんです。
『"アリババと4人の盗賊"から見える、将来の不安』というお話をしていただきました。

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アメリカの通商代表部は、中国の電子商取引最大手・アリババグループのサイトで偽造品が多く出回っている問題に対し、グループに警告を送っています。
アリババは偽造品問題と戦うことを表明していますが、サイトで何度も偽業者を閉め出しているにもかかわらず、一向にその数が途絶える気配はありません。

なぜ中国に偽物が多いのか?それは19世紀にアメリカが中国人に絵画を模写させて売り捌いた時代から、長い歴史的背景を持つ根深い問題です。当時はそうした贋作ビジネスがここまで大きくなるとは考えられていなかった、と藤吉さんは言います。絵画に限らず、アメリカは目先の利益だけを考えて他国に介入し、後に戦火を大きくしたことが多々あります。
日本にとっては、TPPで世界と戦うために偽物対策の商標登録を早くしないと手遅れになる。というお話でした。

今朝の特派員は神奈川県横須賀市にあるとび職「セリエ・コーポレーション」代表の岡本昌宏さんです。
少年院や刑務所にいた、という経歴を持つ人は就職がきわめて不利。ということは容易に想像がつきます。そんな人たちを積極的に雇用しているのがセリエ・コーポレーションです。
更生しようと努めている若者は、様々な理由で腐ってしまいます。大きな原因としては仕事が無い・長く続かないといったことです。彼らの就労を後押ししなければならない。というお話でした。

エンタメいまのうちではフリーペーパー『縄文ZINE』をご紹介しました。
お話を伺ったのは編集部の望月昭秀さんです。

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縄文ZINEは今年8月に創刊された「縄文時代」をテーマにした新しいフリーペーパーです。
子供のころから縄文時代に興味があった望月さんは、デザイナーの仕事をしつつも憧れが捨てきれず、この度雑誌にしてしまったということです。
1万年以上続いていたのに、土偶をはじめよくわかってない事が多いのが縄文時代の魅力でもあります。もしかしたら現代と考えていたことは同じなのかもしれない!というもこの雑誌のコンセプト。

表紙には土偶のポーズをとった女の子たち・・・読者モデル=ドクモならぬ土偶モデル=ドグモだということです。
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各地の博物館や書店など様々な場所に置かれていましたが、予想外の人気に品薄状態・・・。増刷をしたそうですがそれでも間に合わないのだとか・・・。
本当に欲しいという方は編集部に連絡をいただければ対応する、ということでした。

他人に言うと怪訝な顔をされるけど本当は縄文時代が好き!!と言う方は是非読んでみてください!


縄文ZINEのサイトはこちら:http://jomonzine.com/index.html


♪本日の楽曲
「Your Voice」 中塚武 & 土岐麻子

明日もお楽しみに!!


グッモニ 2015年12月22日
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