皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。
本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授・中小企業サポートネットワーク「スモール・サン」主宰の山口義行さんです。
2年連続で見直される「就職活動日程」についてお話をしていただきました。
政府は昨日、大学生の就職活動日程の変更などを協議する会合を開き、来年は8月から6月へ2か月前倒しすることにしました。
元の8月という時期は学生側にも企業側にも不評で、山口さんが主要100社に尋ねたところ、「見直すべき」と言う企業は58社もあったといいます。
この1年で見直すことになるような制度を作った就職問題懇談会の座長もメンバーも誰も責任を取ろうとせず、検証もせずにまた新たな制度を作ろうとしています。
それが今回の6月という時期なのですが、実は大学生の学期末試験と被ってしまう日程なのだとか。座長は大学の人間なのに、なぜこんなことが分からないのか?と不安の声が広がっています。
学期末試験が終わり、学生の体も空く2月に始め、5,6月頃には大企業の試験は終わり、中小企業が後にくる流れが良いと山口さんは言います。よく考えてスケジュールを作ってほしいというお話でした。
今朝の特派員はNPO法人キッズドア理事長の渡辺由美子さんです。
現在、日本の子供の貧困率は16.3%、先進国でもワースト上位に入っています。
NPO法人キッズドアは、そんな子供たちに無料でさまざまな教育支援を行っています。
これからの高齢者を支えるのは今の10歳の子供たち世代なのに、貧困による学力差などがさらなる格差を生む要因となっています。早急に社会全体でこの問題に取り組まなければならない、というお話でした。
エンタメいまのうちでは、日本初の昆虫調味料「イナゴソース」をご紹介しました。
お話を伺ったのは、和歌山県の地域活性化支援団体「いなか伝承社」代表の田中寛人さんです。
その名の通り、イナゴを材料として作ったソースが先月発売されました。日本初の昆虫調味料の試みに、全国から注目されているようです。
「いなか伝承社」は和歌山県をPRする団体で、その活動の一環でイナゴソースを開発したといいます。
和歌山県湯浅町は醤油発祥の地の一つとされています。地元に根付いた調味料を作るにあたり材料を模索している途中、「魚醤が魚のタンパク質のアミノ酸でできるのであれば、同じく高たんぱくの昆虫でもできるはず!」と思い立ち、100年以上の伝統がある地元の「湯浅醤油」の協力を得て、「イナゴソース」は生まれたそうです。
かの道場道三郎さんにも「おいしいね!」と太鼓判を押してもらい、10ヵ月間発酵させた後、満を持して発売しました。
イナゴ集めも大変で、一気に大量生産はできないのですが、一般家庭からミシュランレストランまで幅広く注文を貰っているということでした。
スタジオでも試食しましたが、普通のお醤油のように食べやすい調味料となっているようです。
たまごかけごはんによく合います!
皆さまも、来る昆虫食ブームに備えて、まずは調味料から食してみてはいかがですか?
いなか伝承社のサイトはこちら:http://www.inakadss.org/
♪本日の楽曲
「Street Fight」 Small Pools
明日もお楽しみに!!!!