福井謙二グッモニ 10月22日(木) 第668回

皆さまこんにちは、福井謙二グッモニです。


本日のコメンテーターは立教大学経済学部教授の山口義行さんです。
『欧米の「ミニマリスト」ブームに見る「引き算型社会」』というお話をしていただきました。

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「ミニマリスト」とは、身の回りの物を限りなく減らし、必要最低限の物で暮らす人々のこと。
大量生産大量消費を発展・豊かさの象徴としてきた日本は、皮肉なことに最近そのミニマリスト的生活に近づいています。
コンビニやスマートホンに代表されるように、ひとつの場所や機器が様々な機能を補えるものが増えてきたことによります。

実はこの動き、中小企業には追い風になっているようです。
特徴のないすぐに手に入る一般的な商品よりも、むしろ真似のできない拘りぬいた一点モノが注目されるようになりました。
日本の中小企業といえば、そういった拘りの一点モノを作ることに特化していると言っても過言ではありません。
そぎ落として、一点集中することでコストが抑えられ、ブランド化にも繋がります。
発展するほどに、モノが増えていた社会から減らす社会へと移行していくというのは奇妙に感じるかもしれないが、面白い時代になってきたというお話でした。

今朝の特派員は北海道知床半島羅臼町の道の駅「知床・らうす」を運営する羅臼町役場水産商工観光課の吉田盛一さん。
羅臼町は北海道の東、オホーツク海に突き出した知床半島にあります。「知床・らうす」は世界自然遺産である知床の玄関口として大勢の観光客に親しまれているということです。羅臼岳や野生動物、山と海の大自然に囲まれた道の駅なのだそうです。
もちろんサケ・イカ・その他珍味もおいしい季節。ここを目的に北海道旅行などいかがでしょうか?

エンタメいまのうちでは、顔面紙芝居をご紹介しました。
お越しいただいたのは世界でただ一人の顔面紙芝居パフォーマーの後藤功さんと奥様の富子さん。

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顔面紙芝居とは、紙芝居に描かれた登場人物の顔部分をくり抜いて、その穴に自分の顔をいれることで物語の主人公となり演技をするというもの。
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様々なパフォーマンスがうまくいかず、暗い井戸に落ちたような気持ちになった時、見上げると井戸の入り口が穴のようであったことが思いついたきっかけとのこと。あだ名は"ピカ"さん。御年70歳で顔面紙芝居歴は18年だそうです。
普段は井の頭公園・小金井公園などを主に、保育園・児童館・ショッピングモールなどにも赴くということです。

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スタジオでは実際にそのパフォーマンスを見せていただきました。

福井さんもちょこっとだけ体験しましたが、表情をくるくる変えて大声で演技をするハードなパフォーマンスに十数秒で息が切れてしまいます。
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長いものでは2時間に及ぶ演目もあるということで、ピカさんの驚異的な体力がお分かり頂けるかと思います。


紙芝居をめくってくれる富子さんと共にこれからも精力的に活動をされるそうです。
近くをお通りの際は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?大迫力です!

♪本日の楽曲
「Saving All My Love For You」  Whitney Houston

明日もお楽しみに!!!!

グッモニ 2015年10月22日
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