福井謙二グッモニ 7月20日(月) 第600回

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皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

月曜日のコメンテーターは、「クーリエ・ジャポン」編集長の冨倉由樹央さん。

冨倉さんには『世界に拡がり続ける日本人の片付けブーム』についてお話頂きました。

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片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんの著書「人生がときめく片づけの魔法」が、今月17日までにアメリカで販売部数100万部を突破しました。
この本の人気はアメリカだけに留まらず、今や世界30ヵ国で翻訳され世界的ブーム(300万部超)にもなっております。

実は今、欧米で「ミニマリズム」と呼ばれる"持ち物は必要最低限のものだけに絞って、ムダのない暮らしをしよう"というムーブメントが拡がっており、これにぴったりとはまったのではないかと話す冨倉さん。

このように、モノをたくさん持っていれば豊かで、幸せな生活ということじゃないんだという意識が世界中で芽生え始めている背景には、日本だけでなく、欧米の若者も、これからは昔のように右肩上がりの成長は難しいと実感していることが理由にあるようですが、ただ、こうした"断捨離"も行き過ぎると困った問題にもなります。

内閣府が6月22日に発表した20代と30代の男女2643人が対象とした「結婚・家族形成に関する意識調査」では、およそ4割が、恋人と付き合うのも、家庭を持つのも「正直面倒である」と答えているという結果が出ました。

もしこの「悪いミニマリズム」が、未来に希望を持てないことが理由だとすると、あまりにも悲しく、この流れを止めるために政治ができることはまだまだあるのではないだろうか?というお話でした。


グッモニ特派員は、「多様な人たちが参加するフットサル大会」について。

先日、このコーナーで、ホームレスの方々を中心に結成された「野武士ジャパン」をご紹介いたしましたが、彼らが呼びかけ人となって、ニートやフリースクールの在校生など、さまざまなメンバーによる「ダイバーシティ・フットサルカップ」が開催されました

今朝は、この大会の取材に当たった塚本ディレクターに伝えてもらいました。


エンタメいまのうちのテーマは、「巨大オブジェなのに、でも、と~っても軽い!発泡スチロールの魔術師・ヤジマキミオさん!」

今朝は、発泡スチロールで超リアルな巨大オブジェを制作されている発泡スチロール・アーティストのヤジマキミオさんにお越しいただきました!

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埼玉県川越市で市役所の職員をされていたそうですが、6年前に早期退職し、発泡スチロール・アーティストとして活動を始めたというヤジマさん。

ヤマジさんが参加されていた浅草サンバチームで、1993年から大きな山車(アレゴリア)を作ることになり、その山車に乗せる発泡スチロール製の大きなオブジェを毎年作るようになったのをきっかけに、発砲スチロールで巨大なオブジェを作るようになったそうです。

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今日はスタジオに「黒いチェス馬」をお持ちいただきました!
発砲スチロールで作られているため、重厚感のある見た目とは裏腹に、片手で持ち上げられるほど軽いです!

オブジェは、大きな発泡スチロールにマジックで絵を描き、熱くしたニクロム線でカットし、その後ヤスリで削って表面に強化処理を施したのち色付けして完成。
大きな作品ですと、完成まで1か月から1か月半程度かかるそうです。

川越の「菓子屋横丁」へ行くと、ヤジマさんの作品がたくさんオブジェとして飾ってあり、先週の土曜日から8月31日までは、川越市立博物館にて行われている「川越妖怪展」で、展示品として「そで引き小僧」「般若の面(縦180cm)」「ねずみの嫁入り」の3点が展示中だそうです。

実際にヤジマさんの作品が見てみたい!という方は、是非足をお運びください!


♪今日の楽曲
「驟雨の街」 細野晴臣


明日もおたのしみに!!

グッモニ 2015年7月20日
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