皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。
月曜日のコメンテーターは「クーリエ・ジャポン」編集長の冨倉由樹央さん。
冨倉さんには『ハワイで火星旅行に向けた隔離実験はじまる!』について物申して頂きました。
ハワイ島で山の麓に建てられた白いビニール製のドームの中で、先月末から、6人の男女が外の世界から隔絶された8か月間の生活を開始しました。
これは"有人火星探査における人間の心理状態の変化"を調査する模擬実験で、参加した20~30代の健康な男女は、実験期間中、新鮮な食料は食べられず、インターネットの使用も接続に20分かかるなど宇宙空間で生活するのと同様の隔離状態に置かれる、ということです。
そもそも、どうしてこんな実験をするのかというと、実はNASAは本気で、2030年代までに有人火星探査を実現させようとしているそうです。
しかし、この件に関しては、民間のほうが先を行っており、オランダの民間非営利団体「マーズ・ワン」は、NASAよりも早い2020年代に火星に人間を送り込む計画を立てているとのこと。
ほかにも、国際宇宙ステーションに荷物を運ぶ初の宇宙船を開発したアメリカの民間企業「SpaceX社」のイーロン・マスクCEOが、火星に8万人のコロニーを建造するという構想を明らかにするなど、火星を目指す人たちがあとを絶たない理由に、世界の人口爆発で食料や資源の問題が切実になってきていることが挙げられるそうです。
「地球で飢えて死ぬより、火星の可能性に賭ける」という危機感を持った人が現実に多数いるのだそうです。地球以外に住むところを見つけなければならないような厳しい時代が来る前に、人々が地球で生きていけるようなセーフティーネットの構築に力を注いでもらいたい、というお話しでした。
グッモニ特派員は、10歳の時から活動弁士としてデビューし、現在、父親と一緒に親子で活動されている麻生子八咫さんをご紹介。
活弁、活動弁士という言葉は知っていても、実際に活動弁士がスクリーン脇についたサイレント映画、無声映画をご覧になったことのある方は、それほど多くはないのではないでしょうか。
音声の付いた映画が当たり前となった今の時代に、あえて活動弁士の道を歩まれた理由、その魅力について麻生さんにお話しを伺いました。
麻生八咫さん・麻生子八咫さん親子の活弁映画をご覧になりたい方は、来月12月7日(日)午後1時から、埼玉県吉川市の中央公民館で、「チャップリンの冒険」と「国定忠治」の二作品が上演されます。
また、今月16日(日)には、大田区民ホールで、麻生子八咫さんの一人芝居・一人語りの公演があります。
演目はシェークスピアの「から騒ぎ」。
活弁ではありませんが、こちらもお楽しみください。
エンタメいまのうちのテーマは、「使ってないけど、ホントは使ってみたい人のための、おとなの万年筆 入門編!」
万年筆を使いこなしてみたいと思っても、いくらぐらいの、どんな万年筆を買ってみればいいのか、なかなかわからない方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今朝は、万年筆収集家としても有名な、画家で絵本作家の古山浩一さんに、お越し頂きお話しを伺いました!
画家、イラストレーター、絵本作家、万年筆ライター、鞄ライター、上野の森美術館アートスクール講師と、たくさんの肩書きをお持ちの古山さんですが、今日は主に「万年筆の達人」として、お話を伺いました。
画家なので、絵を描くための万年筆を探していたという古山さん。
元々、万年筆というのは、字を書くための筆記用具で、絵を描くということは想定されておらず、付けペンやロットリングでイラストやスケッチを描いていたそうですが、使いにくいため、全国に生き残っていた万年筆の職人を訪ね歩いて、絵を描くための万年筆を作ってもらうようになったそうです。
そんなきっかけで職人さんにお話を伺う中で、ご高齢の方が多い職人さんたちが亡くなってしまうと、そのまま万年筆職人の記録が残らないため、万年筆の蒐集も始めたという古山さん。
ご自身が関わった職人さんの記録を「4本のヘミングウェイ」と「万年筆の達人」という本にまとめる中で、取材を通して名前を知った"歴史上の万年筆"のことは、実際に使ってみないことには書くことができないため、買い集めていくうちに万年筆の収集も始まったのだとか。
こちらの万年筆画は、さまざまな太さの線で描かれておりますが、一本の万年筆で描かれたそうです。
今まで万年筆は使ったことがないという人が、最初の一本はどんなものを選べばいいのかというと、インクが乾きにくいもの、そして書きやすいものをお薦めしているとのこと。
万年筆に興味がある方は、ひとまずお店に足を運んで、ご自身で「コレだ!」という思ったものを選んでみてはいかがでしょうか!?
♪今日の楽曲
「I Still haven`t found What I`m looking for」 U2
「Over」 Mr.children
明日もおたのしみに!!