皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。
木曜日のコメンテーターは、立教大学経済学部教授、中小企業サポートネットワーク「スモールサン」主宰、山口義行さん。
山口さんには「デメリットの説明なき安倍政権」について物申して頂きました。
ここ最近大きく話題になっているのが、集団的自衛権と一連の新成長戦略や財政改革ですが、安倍政権のどの政策についても共通して言えることは、「デメリットを全く説明しない点」だと山口さんは指摘。
まず、集団的自衛権についての議論についてですが、本来は「日本がテロリストの標的にされる可能性がある点」というマイナスの情報も提示した上で、それでもこんなメリットがあるのでやりましょう、という説明がなされるべきだと話す山口さん。
法人税の減税の議論についても同じことが言え、税収が減る分は誰が負担するのか、その辺りには触れず、法人税減税ありきの議論になっております。
そのため、全ての会社から外形標準課税を取ろうとする税制改革は、減る税収を補てんする為、中小に負担を強いるものとなっておりますが、これに気付いている経営者は驚くほど少ないそうです。
何かを選ぶという事は、何かを負担、何かの犠牲を払う事が付きモノなのに、集団的自衛権も法人税の話も、そういう議論になっていないことは大きな問題だというお話でした。
今朝のグッモニ特派員は、東京都 島しょ農林水産総合センター 振興企画室 企画調整係長 前田洋志さん。
多摩川のアユの遡上数が、4年連続で500万匹を超えたことがわかりました。
今年の推定遡上数は541万匹となっており、ひと昔前と比べて段違いの多さと言え、多摩川の環境は確実によくなっているようです。
これは地域住民の理解と協力、地元漁協の努力など、各方面の取り組みが実を結んだ結果と言え、長年多摩川の調査を行っている前田さんに詳しくお話を伺いました。
今朝のエンタメいまのうちのテーマは、「子どもから大人まで楽しめる!進化したペーパークラフトの世界」
ペーパークラフトとは、ハサミで切って、折って、貼り合わせて立体を作りあげる紙工作のことですが、雑誌の付録について来たり、お菓子の箱自体がペーパークラフトになっているものもあり、皆様も一度や二度作ったことがあるかとは思います。
そんなペーパークラフトが実はもの凄い進化を遂げている!ということで、今朝は日本を代表するペーパークラフトの達人である、ペーパークラフト作家の ごとうけい さんにお越しいただきました。
実際にスタジオへごとうさんの作品をお持ちいただいたのですが、ビックリするほどのビッグサイズ!
成人男性の身長を軽々と超える、2m以上あるキリンですが、こちらの作品もすべて紙で作られております。
ほぼ実物大のトラもお持ちいただきました!
ペーパークラフトですので、見た目に反してとても軽いです。
もちろん大きいだけでなく、精巧に作られておりまして、例えばこのキリンですと、動物園に出向き、様々な角度から膨大な枚数の写真を撮影し、それらを見ながら紙を切り刻んでイメージしていくそうで、図面を起こすのにおよそ3週間かかるそうです。
小さなサイズの動物たちも本物そっくりに作られております。
元々子供の頃から折り紙や粘土細工が好きだったというごとうさんですが、学習教材を製作する会社でアルバイトをしていたときに、そこで取り扱っていたペーパークラフトに出会い、この道を志したそうです。
ゆくゆくは様々な動物をペーパークラフトにして手に取って眺めることの出来る図鑑を作りたいと話すごとうさん。
今後の活躍にも大注目です!
本日スタジオにお持ちいただいたキリンなどをはじめとする、ごとうさんのペーパークラフト作品の実物を間近に見られる展示会が9月2日~15日に、池袋にある自由学園明日館JMショップギャラリーで行われます。
詳しくはごとうけいさんのHP等で後日お知らせしていくとのことですので、興味のある方は是非!
♪今日の楽曲
「Somebody To Love」 Queen & George Michael
「Upside Down」 久保田利伸
明日もお楽しみに!!!