福井謙二グッモニ 5月13日(火) 第292回

sousyunhu_banner.jpgmizutani_banner_6.jpg

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

火曜日のコメンテーターは、ジャーナリストの藤吉雅春さん。

藤吉さんには「消滅可能性都市」について物申していただきました。

20140513_01.jpg

有識者らでつくる民間の研究機関「日本創成会議」が、2040年までに全国の896の自治体で「20歳~39歳の女性が半減する」とした独自の試算をまとめて発表し、金曜日の新聞各紙で大きく取り上げられました。

この試算の特徴は、従来の人口問題の指標では、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す「合計特殊出生率」が用いられることが多かったのですが、そもそも地域の女性の数が減れば、出生実数は伸びないことから20代~30代女性(子供を生む女性)が30年間で半分以下に減ることによって自治体が成り立たなくなる=「消滅可能性都市」と位置づけ、より実態を反映しようとしたことにある、ということです。

この報告書では「多くの国民は人口減少の深刻さを十分に認識していないので、「人口減少社会」の実像と今後のあり方の基本認識の共有を図る必要がある」と述べています。

藤吉さんには、なぜ人口減少の深刻さがあまり国民に浸透しないのか、「底つき体験」というキーワードを軸に説明していただき、人口減少の現実を受け入れることのできた地方自治体での成功例をいくつか紹介していただきました。


今朝のグッモニ特派員は、サッカー解説者のセルジオ越後さん。

サッカーW杯ブラジル大会の日本代表の顔ぶれが、昨日発表されました。

このメンバーで戦うブラジル大会、ザッケローニ監督はどんな戦いをするか、グループリーグ突破の鍵など、セルジオ越後さんに詳しくお話を伺いました。


今朝のエンタメいまのうちのテーマは、「密かに注目される、ローカル過ぎる文学賞!!」

本を買う時参考にしている方も多い"文学賞"。

文学賞といえば、芥川賞、直木賞、本屋大賞など規模の大きなものも勿論ございますが、今回取り上げたのは書店員さんたちが中心となって立ちあげたローカルな"ご当地文学賞"。

福井さんの出身地、広島県の書店員さんが中心となって行われている、その名も『広島本大賞』。

その第4回の発表が3月に行われまして、受賞した作品の1つが動物園の飼育員さんが描いた、ほとんど流通していない漫画だ、ということで「広島本大賞」の取りまとめ役をやられている啓文社コア福山西店 副店長の三島政幸さんに詳しいお話を伺いました。

広島県内の書店員さんたちが素性を明かさずツイッターなどで交流していたことをしていたことをきっかけに、広島県内の書店員さん、地元タウン誌の編集者さん、出版社の広島担当者さんなどが集まって、「もっと広島の書店を盛り上げたい!」「もっともっと本を読んで欲しい!!」といった思いで、広島が舞台の作品や、著者が広島在住または出身であること、現在も入手が可能な作品を条件に、"広島本"を表彰する広島本大賞が誕生したそうです。

第1回~3回までは"過去の作品"も含めて大賞を選んできたそうですが、今回の第4回は"過去1年間に出た作品"に限定してノミネート。

【小説部門】が、広島在住にして『穴』で芥川賞受賞となった小山田浩子さんの第一作品集『工場』(新潮社)、【その他部門】が、南方延宣さんの『キリマンじゃろ』(広島市安佐動物公園)。

20140513_02.jpg

『キリマンじゃろ』は、安佐動物公園の飼育係である南方さんによる動物飼育エッセイ漫画で、受賞する前は安佐動物園で売っているか、広島県内でもいくつかの書店にしか置いていなかった、まさに知る人ぞ知る作品。

番組を聴いて「是非『キリマンじゃろ』を読んでみたい!」と思われた方は、「安佐動物公園」へお問い合わせください!


♪今日の楽曲
「Live for Loving You」 Gloria Estefan
「その先へ」 DREAMS COME TURE Feat. FUZZY CONTROL


明日もお楽しみに!!!

グッモニ 2014年5月13日
↑トップへ戻る