福井健二グッモニ 3月26日(水) 第258回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

水曜日のコメンテーターはノンフィクション作家の森功さん。問題発言を繰り返す安倍総理のお友達・・・ということで物申していただきました。


今日注目したのは内閣法制局のトップ・小松一郎長官。
法の番人と呼ばれる地位の方ですが、安倍総理の方針に賛同し従うというスタンスから「安倍政権の番犬」と野党から揶揄されてしまいます。
これに対して激高するなどして、ついには自民党内からも反発を生んでしまいました。
そもそも、法制局経験の無い小松氏が任命されたこと自体も、当初から物議を醸していたと森さんは指摘します。
推薦したのは安倍総理の信頼が厚い谷内国家安全保障局長。
人物の是非以前に人事の進め方にも問題があるというお話でした。

今朝の特派員はスポーツ雑誌「Number」などで執筆しているフリーライターの松原孝臣さん。
今日から行われるフィギュア世界選手権について伺いました。
ソチで五輪で素晴らしい演技を見せましたが、引退をほのめかしている浅田選手。同じく今大会で引退を表明している鈴木選手など、注目の集まる選手のお話をしていただきました。
凱旋試合となるホープ羽生選手の二冠も楽しみだということでした。

エンタメいまのうちでは、「ひらけ!大辞泉」でお馴染み小学館『大辞泉』の編集長・板倉俊さんにお越しいただきました。
辞書を引いたことのある人なら誰でも疑問をもつであろう、辞書作りの裏側について伺いました。

毎朝2時間、新聞を読み言葉を拾い出してから出社するという板倉編集長。なにしろ膨大なジャンルの言葉を扱う大辞泉。しかも言葉は生き物ですから、困ることは、新しく出てきた言葉の意味や性質が定着しきらない内に辞書を出版しなければならないこと。世間を騒がす「STAP細胞」などには、頭を悩ませているといいます。

また言葉はコミュニケーションツールということで、たとえばアナウンサー視点で煩わしい「私立」・「市立」といった音だけで伝え難い言葉なども、伝えやすく読むことが重要で、「わたくしりつ」・「いちりつ」と言い換える心遣いで問題ないというお話でした。

板倉編集長には、コトバのヒロバにもご出演していただき、コトバの難しさについて沢山のお話をしていただきました。
編集長ありがとうございました!

さて
半月にに1度程度しか通らない道があると、そこが桜並木だと気付くのに何年かかるでしょうか。
家から歩いて行ける距離にも、意外とあるものです。
1年の内この2週間ほどしか見ることができない景色がありますので、お休みの日には散歩などしてみてはいかがでしょうか。


明日もお楽しみに!!!

♪今日の楽曲
「Put Your Records」 Corinne Bailey Rae
「サヨナラCOLOR」  SUPER BUTTER DOG

グッモニ 2014年3月26日
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