福井謙二グッモニ 12月16日(月) 第186回

皆様こんにちは、福井謙二グッモニです。

月曜日のコメンテーターは「クーリエ・ジャポン」編集長の冨倉由樹央さん。止まらない中国の大気汚染について物申していただきました。

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中国国営通信新華社ウェブサイトで、PM2.5の被害で8億人が呼吸すら困難になったと伝えられている大気汚染。西日本への飛来も深刻化しています。
工場の排出物を清浄化できるような設備投資ができるのはほんの一握りの国営企業ぐらい。中国経済を支えるほとんどの中小企業にはそのような設備に投資するお金はありません。しかし経済格差による暴動が立て続けに起こる中、経済成長を止めるわけにもいきません。つまり大気汚染に歯止めをかける手立てはほぼ無いに等しいのです。
このような新興国は今後数多く出てくるはずなので、この問題を機に解決策を考えて未来に反映させるべきだ、というお話でした。

今朝の特派員は『昔はよかったと言うけれど』という本の著者、大倉幸宏さん。優先席の若者、文化財への落書き、食品偽装など、最近の日本人の道徳モラルの低下を嘆く人がいますが、では昔はどうだったのか。ということで伺いました。
図書館で古い新聞や雑誌をチェックしていた大倉さん。そこに書かれていた今では考えられないような低レベルのインモラルな事例。とかく現代人のモラルの低下をあげつらいがちですが、昔はもっとひどかったということが分かってきました。
大切なのは、マナーの悪さをいつの時代にも反面教師としてあげながら人々を啓発し、ここまでのモラルを作り上げた日本人の努力に目を向けること、というお話でした。

エンタメいまのうちでは、お菓子業界で絶滅危惧種といわれている「たぬきケーキ」を特集しました。

たぬきケーキは、昭和40年代から全国各地の洋菓子店で創られてきた「たぬき」の形をしたケーキ。最近ではすっかり見なくなってしまいましたが、人気のケーキでした。

電話で出演してくださったのは、三重県志摩市のケーキ屋「菓子工房シマヤ」の竹内敏夫さん。
40年以上たぬきケーキを作り続けているといいます。

だるまのように2段になっているたぬきケーキ。頭はバタークリーム、胴体はスポンジ。それをチョコレートでコーティングします。
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頭から縦4等分に分け、上下バランスよく食べます。改良を重ねて今は2代目たぬきケーキ。昔懐かしい洋菓子・ケーキの味がします。
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スタジオにご用意したのは、5色のチョコでコーティングされた「開運たぬきケーキ」。
風水的な色合いに、「他」を「抜く」と書く「他抜き」という縁起も担いでいます。
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最近は再び脚光を浴び、話題を呼んでいます。
皆様もたぬきケーキ、久しぶりにいかがですか!?

シマヤのHPはこちらから

明日もお楽しみに!!!

♪今日の楽曲
「Question Of Faith」  Lighthouse Family
「Can't Wait'Til Christmas」 宇多田ヒカル

グッモニ 2013年12月16日
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