山梨学院大学 上田誠仁監督取材
10月4日(木) 晴れ 28度
東京を離れ、山梨県甲府市へ
学校に到着し、車を降りると、東京よりも暑い・・・
日差しが強かったです
そして、構内のいたるところに、ロンドンオリンピックで活躍した
水泳の鈴木聡美さんの看板や新聞が貼られていました。
水泳部に続けと頑張っている、山梨学院大学の上田誠仁監督に
お話を伺いにいってきました。
ここ2日、暑かったそうです。
上田誠仁監督:
昨年は、出雲、全日本と出場を逃しましたが、
今年はその全日本大学駅伝の予選会をトップで通過出来ました。
トップ通過は考えていませんでしたが、
ギリギリでの通過も考えていませんでした。
気が付けば、トップ通過していたという感じですが、
チームとしては大きな自信になりました。
今シーズンの練習は、大きく変えて部分はありません。
でも、昨シーズン追い込み過ぎた部分もあり、少し質を落として、
ジョグを長くして距離を踏むなどして微調整はしてきました。
夏合宿(長野県車山高原・霧ケ峰)は1ヶ月行ないましたが、
今年はロードでのポイント練習は行わず、
メインの練習はすべてクロスカントリーで行いました。
例年なら後半にへこたれる選手がいたが、
どのレベル(AチームでもBチームでも)でもチームの隊列が崩れることがなく、
選手層が厚くなったと思います。
これまでは学年が上がってメンバーに加わる選手が多かったが、
今年は下級生がメンバーに加わってきていて、
これまでの山梨学院の傾向が少し変わってきました。
それでも、たたき上げの選手が多く、「カミソリの切れ味のある」選手は少ないですね。
出雲駅伝の戦い方は、1区から3区の流れは絶対必要。
駒澤の様に駒が豊富なら別ですが。
4強(駒澤・東洋・明治・早稲田)にどう食いつくか。
キャプテンの牧野は、「3位以内」って言ってるけど、
「簡単じゃないだろ。上位って言っとけよ」と話しました(笑)
うちは出雲より全日本、全日本より箱根で力を出せると思うが、
出雲は出雲でしっかり戦いたいですね。
新留学生のエノック ・オムワンバは、
高校時代、ミドル(800m)を中心にやっていましたが、
ケニア選手権での5千mの走りを見て、「予選で落ちたが粘りのある走り。
荒削りだが、バネ走りではなく、長い距離に対応出来そう」と感じました。
ただ、スカウトにあたっては、ケニアにある付属高校(同じエリア)の出身で、
これまで入学したオツオリ・マヤカ・モカンバ・モグス・コスマスの流れでスカウトをした。
納豆はまだだめですが、それ以外の日本食は大丈夫です。
練習では、補強や補助トレーニングも今までの留学生の中で、1番やっている。
そして、吸収力がいいですね。
トラックで、結果は出しているが、まだ走りがドタバタ。駆け引きなど分っていない。
駅伝に対しては、エノックに対して3つの「?」がある。最初は10くらいあったけど・・(笑)
①タスキの受け渡し
②ロードの走り
③前と後ろのランナーにタイム差がある
ひとりでの走り方、前にランナーが見えている時の走り方など口で説明はしたが、
出雲でどのように走るか。
あと、タスキの意味。
マヤカが、日本に来る前からエノックに教えてくれていたし、
モグスもアドバイスしてうれたので、少しは分ってくれているのかな?
もうひとりのエース、2年の井上は、夏前に故障しましたが、
10日前後で復活し、夏合宿は早めに切り上げて、全日本インカレで5位。
ラストで東海の早川に競り勝ったのは自信になると思う。
これまでならラスト1周の鐘がなるとずるずると集団の後ろに行っていたが、
今は鐘が鳴る前にスパートをかけるようになってきました。
高校(鎮西学院)の先生に「鐘が鳴ったら目をつぶってください」と聞いていたので、
その先生が今の井上に一番びっくりしていた(笑)
今は体の軸がしっかりできてきた。体幹の練習の成果ではないかと思う。
スピード・スタミナも付いてきました。
今は、エースと言われていても普通にしているが、
大会が近づいた時にそれをどう捕らえられるか?
おそらく力にしてくれると思います。
性格はチーム一の「体育会系」です。
そんな、井上選手ですが、折り紙が得意で、
オーストラリアかr監督の家にホームステイしていた学生が国に帰るときに、
お土産に折り紙を折ってくれよと頼んだら、
2~3日かけて折ったのか!?というような、高度なカエルを折ってくれた。
そんな一面も持っているそうです。
詳しくは、10月8日午後1時からの
文化放送スポーツスペシャル
第24回出雲全日本選抜駅伝競走 実況中継の中で!
そして、取材が終わり、帰り道にはいつもの「小作」で、
ほうとうを食べてきました。
また、来ます!