駅伝取材日記2012 駅伝取材日記2012 文化放送 大学駅伝 文化放送

2011年10月アーカイブ

日本体育大学 別府健至監督

10月28日()  14時 青葉台 20℃

 

青葉台駅から日体大に向かうバスの中から、

鮮やかな黄色に色づいた景色が見られるのはまだちょっと先。

ちょっとだけ紅葉の緑豊かなキャンパスに向かいました。

明日は日体大記録会が開かれるグランドには誰も人はおらず、

静かなたたずまいを見せていました。

 

出雲駅伝の6位はよくやってくれたという別府監督。

しばらく3番目を走り、しっかり繋げば前を走れるんだという気持ちを持てたとの事。

ただ、ほぼ毎年日体大にはいたエース大砲が今年は不在なのも又事実...

そういう選手がいれば出雲は3位でしたね...

とも監督はおっしゃっていました。

 

更にごまかしが効かなくなる全日本箱根駅伝。

より強い危機意識を持って、いつも以上にしっかりたすきを繋ぐ意識を持って、

目標の三大駅伝5番以内を目指して欲しいとおっしゃる別府監督でした。

 

2年生の服部本田 矢野に、3年生の福士が中心。

 

もうひとりの実力者、3年生早川選手は故障で全日本は出場出来ませんが、

エース候補が1人でも多くエース格に成長する駅伝になって欲しいと思います。

鎧坂選手、村澤選手に追い付け追い越せで日々鍛練する、

声の通るキャプテンタイプの服部選手、

静かながら自分がエース格である事をしっかり自覚している本田選手、

自分がしっかりしないと下級生のチームと言われてしまう。

改めて気持ちを入れ換えたという福士選手、

日体大の新しい時代を担う3人の選手にも話を聞きました。

 

取材を終えて外に出ると、来た時無人だったグランドに多くの人が。

明日の記録会の準備と、部活動が始まっていました。

 

詳しくは、11月6日(日) 午前8時からの

「JAバンク スポーツスペシャル 

第43回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継」の中で!!

帝京大学 中野孝行監督

10月27日()  12時 聖蹟桜ヶ丘 19℃

 

木枯らし一号が吹いた昨日とは変わって、

過ごしやすい陽気の中、

遠くに澄み渡った山並みを見ながら多摩川を渡り

聖蹟桜ヶ丘に到着。

 

帝京大学構内に入ると、

ちょうどお昼休みの時間だったのもあり、

学生さん達の熱気であふれかえっていました~

 

中野監督の研究室におじゃまし、色々話をうかがいました。

 

数的にも、力的にもそろっていた昨年度の四年生世代が抜けて、

穴の大きさを痛感する春のトラックシーズンだった様です。。。

5月の関東インカレも惨敗...

 

ただ、これを機にチームが上昇ムードに入り、

箱根予選会以上に狭き門と言われる

全日本大学駅伝予選会を2位通過!

 

夏合宿も強かった昨年度の四年生がいた合宿に遜色なく、

むしろそれ以上の練習が出来たとの事。

 

雨後のタケノコの様に、

地中から色々な芽が出て来るチームになってきたと、

中野監督も手応えをつかんでいます。

 

夏合宿の充実から来る反動で

箱根予選会は少々状態を心配したそうですが、

よく粘ってまとめてくれたと中野監督は評価していました。

 

状態が更に上向きという帝京大学、

もちろんシード権獲得は簡単ではないが、

笑われるくらい攻めのオーダーを組んで、狙っていきますよ!と、

笑顔を見せてくれた中野監督でした。

 

詳しくは、11月6日(日) 午前8時からの

「JAバンク スポーツスペシャル 

第43回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継」の中で!!

 

 

城西大学 櫛部静二監督

10月25日(火) 午後3時 

 

25を超えるまあ言ってしまえば暑さの中、

東武線川角駅から歩いて城西大学へ。

学生の皆さんのにぎやかな声のシャワーを浴びながら、

最後はちょっとした上り坂を終えると大学の正門に到着しました。

 

櫛部監督にお話を伺いました。

 

正直、箱根駅伝予選会の時は故障者と体調不良者が重なってしまいました...

前々回シードを取り予選会が一回無かった事で、

予選会を知っている者も知らない者もいる中、

共に違うプレッシャーを感じてしまっていたみたいです。

ただ、これからは全日本と箱根、

目標もしっかりしたし、チーム状態は見違える様に良くなってきています!

 

と話してくれました。

 

今年は豊富な有力選手が存在する一年生、

駒澤の兄に負けない走りを見せたい有力一年生、

村山紘太選手もベールを脱ぎそうです。

 

さてそのあと、

川角から東武線でふた駅戻り一本松へ。

寮におじゃまして、田村キャプテン、橋本選手、山口選手に取材を行いました。

 

寮の手前200メートルで突然の雨...

走力の無い我々は、かなり濡れてしまい残念でした(苦笑)

これまでチームにいて、少しほころんでいると感じていた部分は

しっかり起動修正を施しているキャプテン田村選手、

入学した時はあまり強くない学年だったが、

強くなってくれた同級生もいて嬉しいと話す橋本選手、

今からキャプテンを狙って言うべき事はしっかり主張しているという、

3000SC日本インカレチャンピオンの実力者山口選手、

 

各学年に軸を持つ城西は、箱根予選会の呪縛から解き放たれ、

いよいよ再浮上の時を迎えそうです。

 

詳しくは、11月6日(日) 午前8時からの

「JAバンク スポーツスペシャル 

第43回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継」の中で!!

 

 

 

青山学院大学 原晋監督

11月21日(金) 晴

 

いつもとは行き方を変え、会社のある浜松町から

京浜東北線に乗り、東神奈川で乗り換え。

東神奈川から横浜線に乗り込み町田へ。

 

青山学院大学陸上部の寮へお邪魔し、

少し体重を落としたという、原晋監督にお話を伺いました。

 

 

Q出雲駅伝を振り返って

 

1区・2区はよかったけど3区がだめでした。

また来週ってな感じで、その後は先細り。

福田がシンスプリントを痛め、エントリー外れたのが誤算でした。

走らせようと思えば、走ることはできたのですが、

この後の、全日本、箱根を見据えて外しました。

でもスピードはあるので、福田がつかえれば面白かった。

1区で出岐は、状態は7割5分くらい。

ラストの切れはもう少しあるはず。でも合格点でしょう。

2区の1年生藤川の2区7位が収穫。

記録会でも「前で、前で」走れる選手。

4区の1年生川崎(区間11位)は、もう少しレース展開が読めると・・・

しかし、大学駅伝の駆け引きを勉強できたとは思う。

 

Q全日本大学駅伝に向けて

 

藤川、高橋、三野の1年生は故障なく練習できている。

全日本では、1区福田、でうまく行けば先頭に立てる。

2区か4区に出岐を使い3区まで先頭争いができればおもしろい。

3区候補は3年生の大谷、1年生の藤川と三野。

4区まで先頭から20秒以内・・というレースをやりたいですね。

目標は6位でシード権獲得。

最近2区3区あたりで首位に立っている夢をみるんです(笑)

 

詳しくは、11月6日(日) 午前8時からの

「JAバンク スポーツスペシャル 

第43回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継」の中で!!

上武大学 花田勝彦監督

10月19日(水) 晴れ  17℃

 

晴れてはいるものの、17度と、11月中旬並みの気温。

上着を着て、電車に乗りこみ、高崎線の本庄駅へ。

本庄駅からタクシーで10分少々。

上武大学のキャンパスに到着しました。

 

タクシーを降りると、風が強く感じましたが、

花田監督によると、「普通の風」とのこと。

 

見事に箱根予選会トップ通過を果たした

上武大学の花田勝彦監督にお話を伺いました。

 

(予選会の結果を受けて)

荒れる天気予報だったし、タイムで走るより

レースの流れを見ながら走る様に指示しました。

そして、最後の5キロしっかり上げろと。

ただ出だしから自重しすぎて、レースの流れに乗れず・・・

10キロの通過も設定より遅く、

予定より早く押し上げる様に指示を出し直しました。

結果、15キロでは通過圏内に十分入り、

最後の5キロはこちらの想像以上に余裕がありました。

 

走る12人全てが61分台目標の中、大半の10人が61分台で入ったし、

合計タイム10時間14分が目標の中、10時間12分8秒という結果で、

他のチームに誤算が多く出た事にも助けられたが、

3番以内、悪くとも6番以内という当初の目標は達成出来ました。

「予選会通過」ではなく、「本戦シード権入り」を目標に

やってきた成果は出せたと思います。

 

ただ、本戦は予選会と違い、1人で走らないといけない。

そのためには出だしのペース作りが重要んいなってきます。

その観点でいくと、予選会の走りで合格点を出せるのは5人くらい。

ここを今後強化していきたいと思います。

 

(全日本に関して)

初出場だし、順位の目標というよりも「駅伝をしたい」!

レースにしっかり加わっていきたいですね。

少なくとも1区から4区までは、シード権争いに絡んでいきたいです。

積極的にレース出来るオーダーでいくつもりです。

箱根駅伝でシードを狙うには、全日本が鍵だと思っています。

青山学院大学が初めてシードを取った時も、

全日本で大舞台を経験出来たのが繋がったと思っています。

坂口、園田、氏原、佐藤、倉田の5人は、

他の大学と伍していけると思っています。

この5人でレースを作り、他の3人でどこまで繋げるかが、

カギになってくると思います。

 

 

詳しくは、11月6日(日) 午前8時からの

「JAバンク スポーツスペシャル 

第43回全日本大学駅伝対校選手権大会 実況中継」の中で!!

第23回 出雲全日本大学選抜駅伝競走 総合順位

第23回 出雲全日本大学選抜駅伝競走
順位  大学名                   記録
1位 東洋大学 2時間10分43秒 
2位 駒澤大学 2時間11分09秒 
3位 早稲田大学 2時間11分13秒 
4位 東海大学 2時間12分07秒 
5位 拓殖大学 2時間12分55秒 
6位 日本体育大学 2時間13分09秒 
7位 明治大学 2時間13分26秒 
8位 米国アイビーリーグ選抜 2時間14分33秒 
9位 中央大学 2時間14分46秒 
10位 青山学院大学 2時間14分49秒 
11位 国学院大学 2時間15分46秒 
12位 京都産業大学 2時間16分41秒 
13位 第一工業大学 2時間17分51秒 
14位 関西学院大学 2時間18分28秒 
15位 日本文理大学 2時間20分04秒 
16位 北海道学連選抜 2時間20分40秒 
17位 北信越学連選抜 2時間21分44秒 
18位 中京大学 2時間22分50秒 
19位 広島大学 2時間23分16秒 
20位 中国四国学連選抜 2時間24分15秒 
21位 東北学連選抜 2時間26分33秒

出雲駅伝6区区間順位

第6区
順位  大学名                   トップとの差
1位 東洋大学 2時間10分43秒 
2位 駒澤大学  +26秒 
3位 早稲田大学  +30秒 
4位 東海大学  +1分24秒 
5位 拓殖大学  +2分12秒 
6位 日本体育大学  +2分26秒 
7位 明治大学  +2分43秒 
8位 米国アイビーリーグ選抜  +3分50秒 
9位 中央大学  +4分03秒 
10位 青山学院大学  +4分06秒 
11位 国学院大学  +5分03秒 
12位 京都産業大学  +5分58秒 
13位 第一工業大学  +7分08秒 
14位 関西学院大学  +7分45秒 
15位 日本文理大学  +9分21秒 
16位 北海道学連選抜  +9分57秒 
17位 北信越学連選抜  +11分01秒 
18位 中京大学  +12分07秒 
19位 広島大学  +12分33秒 
20位 中国四国学連選抜  +13分32秒 
21位 東北学連選抜  +15分50秒 

出雲駅伝5区区間順位

第5区
順位  大学名                   トップとの差
1位 東洋大学 1時間40分23秒 
2位 早稲田大学  +25秒 
3位 駒澤大学  +1分16秒 
4位 日本体育大学  +1分27秒 
5位 東海大学  +2分04秒 
6位 明治大学  +2分20秒 
7位 拓殖大学  +2分44秒 
8位 青山学院大学  +2分50秒 
9位 中央大学  +3分01秒 
10位 米国アイビーリーグ選抜  +3分56秒 
11位 京都産業大学  +4分05秒 
12位 国学院大学  +4分21秒 
13位 第一工業大学  +4分41秒 
14位 関西学院大学  +5分38秒 
15位 日本文理大学  +6分49秒 
16位 北海道学連選抜  +7分50秒 
17位 北信越学連選抜  +8分32秒 
18位 広島大学  +9分45秒 
19位 中国四国学連選抜  +9分46秒 
20位 中京大学  +10分17秒 
21位 東北学連選抜  +11分52秒 

出雲駅伝4区区間順位

第4区
順位  大学名                   トップとの差
1位 東洋大学 1時間21分21秒 
2位 早稲田大学  +03秒 
3位 日本体育大学  +48秒 
4位 明治大学  +1分01秒 
5位 駒澤大学  +1分09秒 
6位 東海大学  +1分15秒 
7位 拓殖大学  +1分36秒 
8位 青山学院大学  +2分01秒 
9位 中央大学  +2分13秒 
10位 米国アイビーリーグ選抜  +2分14秒 
11位 京都産業大学  +2分54秒 
12位 国学院大学  +3分14秒 
13位 第一工業大学  +3分16秒 
14位 関西学院大学  +4分17秒 
15位 日本文理大学  +5分03秒 
16位 北海道学連選抜  +6分03秒 
17位 北信越学連選抜  +6分43秒 
18位 広島大学  +7分25秒 
19位 中国四国学連選抜  +8分01秒 
20位 中京大学  +8分11秒 
21位 東北学連選抜  +9分52秒

出雲駅伝3区区間順位

第3区
順位  大学名                   トップとの差
1位 早稲田大学 1時間2分42秒 
2位 東洋大学  +03秒 
3位 明治大学  +14秒 
4位 拓殖大学  +26秒 
5位 日本体育大学  +42秒 
6位 東海大学  +57秒 
7位 駒澤大学  +1分02秒 
8位 青山学院大学  +1分03秒 
9位 中央大学  +1分19秒 
10位 米国アイビーリーグ選抜  +1分48秒 
11位 第一工業大学  +2分03秒 
12位 京都産業大学  +2分13秒 
13位 国学院大学  +2分27秒 
14位 関西学院大学  +3分05秒 
15位 日本文理大学  +3分16秒 
16位 北海道学連選抜  +3分41秒 
17位 広島大学  +4分46秒 
18位 北信越学連選抜  +4分50秒 
19位 中国四国学連選抜  +6分18秒 
20位 中京大学  +6分54秒 
21位 東北学連選抜  +7分44秒

出雲駅伝2区区間順位

第2区
順位  大学名                   トップとの差
1位 明治大学 39分28秒 ※区間新記録
2位 早稲田大学  +05秒 
3位 東洋大学  +09秒 
4位 青山学院大学  +10秒 
5位 拓殖大学  +11秒 
6位 東海大学  +26秒 
7位 日本体育大学  +33秒 
8位 駒澤大学  +38秒 
9位 中央大学  +42秒 
10位 第一工業大学  +42秒 
11位 米国アイビーリーグ選抜  +1分00秒 
12位 京都産業大学  +1分04秒 
13位 日本文理大学  +1分42秒 
14位 国学院大学  +1分45秒 
15位 広島大学  +2分00秒 
16位 北海道学連選抜  +2分10秒 
17位 関西学院大学  +2分14秒 
18位 北信越学連選抜  +2分35秒 
19位 中国四国学連選抜  +3分24秒 
20位 中京大学  +4分58秒 
21位 東北学連選抜  +5分21秒 

出雲駅伝1区区間順位

第1区
順位  大学名                   トップとの差
1位 拓殖大学 22分48秒 
2位 第一工業大学  +07秒 
3位 早稲田大学  +13秒 
4位 青山学院大学  +16秒 
5位 東海大学  +22秒 
6位 東洋大学  +33秒 
7位 京都産業大学  +37秒 
8位 明治大学  +44秒 
9位 米国アイビーリーグ選抜  +45秒 
10位 中央大学  +51秒 
11位 日本体育大学  +55秒 
12位 広島大学  +1分05秒 
13位 駒澤大学  +1分06秒 
14位 日本文理大学  +1分19秒 
15位 北海道学連選抜  +1分28秒 
16位 国学院大学  +1分36秒 
17位 関西学院大学  +1分40秒 
18位 北信越学連選抜  +1分57秒 
19位 中国四国学連選抜  +2分28秒 
20位 中京大学  +3分12秒 
21位 東北学連選抜

 +4分06秒

10月9日 出雲駅伝スタートレーンオーダー発表

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東洋大学 酒井俊幸監督

10月6日() 10時 25℃ 鶴ヶ島
 

中央大学の寮を後にして、

豊田から西国分寺、北朝霞から朝霞台、鶴ヶ島と

電車を乗り継いで来ました。

 

この時間ともなると、

あの夏の暑さにはもちろん及ばないものの、

昨日とは全く違う汗ばむ陽気です。

 

線路沿いの幅の広い道を大学へ向かい、

木の生い茂る校内に入ると、

こちらも大学界屈指の強さを誇る野球部選手達の

気持ちよい挨拶を受けました。

 

そして寮に到着すると、

酒井監督のかわいいお子さん達も出迎えてくれました~

 

昨シーズンはこの時期有力選手の足並みが揃わず、

出雲は完全に育成の場にせざるを得なかったという酒井監督、

「今年は選ぶのではなく削る作業が必要だった」

という分厚い選手層が東洋の特長です。

 

絶対的エース柏原の充実、設楽兄弟のレベルアップ、

これに加えて3年生の充実、2年生の台頭、

低迷期を克服した選手の復活、

箱根駅伝が15区間あれば、

おそらく東洋が優勝候補筆頭では?という陣容です。

 

「今年は出雲から攻めて狙っていく。

そうしないと1月の箱根の様に早稲田さんに

2人の故障者(佐々木 志方)が出ても攻めきれない」と、

酒井監督は話していました。

 

パターン用意しているというオーダー、

柏原選手はアンカーか?

もっと前の区間か?

今から他の有力大学との対決が楽しみです!

中央大学 浦田晴生監督

10月6日() 10時 20℃ 南豊田
 
昨日とはうって変わって清々しい快晴の空。
奥多摩の山々も綺麗な山容を見せてくれています。
昨年から新しくなった寮にお邪魔するため、豊田駅に降り立ちました。
 
寮に到着し、浦田監督の出迎えを受け、
綺麗な食堂の一角をお借りして取材を行いました。
 
浦田監督は、
「年間の目標は3大駅伝3位以内。
やはり、攻めの目標の中で戦わないと上は目指せない」
とした上で、
「これまでの経験者が今シーズン前半はもたついた。
それ以外の戦力が出てきたのは大きいが、
出雲は5位6位辺りになれれば収穫ありですね」
と控えめな言葉でした。
 
というのも、
キャプテン井口選手がエントリーを外れ、
棟方選手も全日本からの予定で、
戦力が整うのは少し先になりそうです...
 
それでも、
1年生の新庄弟、
2年生の軸西嶋選手に追い付け追い越せの
相場、代田、須河選手など、
勢いある2年生チームが非常に楽しみです。
 
これだけ群雄割拠の大学駅伝になっても
必ずある程度上位で戦う中央大学の地力は、
今年も見過ごせませんね。

早稲田大学 渡辺康幸監督

10月5日()  15時 雨 15℃
 
明治大学取材を終えて寮の外に出ると、大雨...
ズボンの裾を濡らしながら八幡山駅に戻りました。
餃子屋さんで腹ごしらえをし、
八幡山⇒新宿⇒池袋⇒小手指と電車移動。
 
小手指駅を降りても強雨変わらず・・・
早稲田大学小手指グランドに向かいました。
 
雨の中でも活気にあふれる早稲田の練習。
砲丸や槍投げの槍に囲まれたクラブハウスの中で
渡辺監督の取材を始めました。
「キャプテン八木と二年の志方は故障で走れないが、
目標は優勝。2番手以降は意味がない」と渡辺監督。
大エース大迫のパワーアップ、
矢澤、三田、佐々木、平賀と経験者を挙げていくと今年もやはり強い!
と感じます。
監督は続けて、
「ポイントは矢澤。昨年より少し悪いが練習は出来ている」
と言ってました。
 
「うち、駒澤さん、東洋さんのどこかが出雲勝てば、そこの3冠ありますよ」
とまで言った渡辺監督。
3強の実力拮抗と共に、
出雲から駅伝シーズンの流れを作るのがいかに大切かを
昨シーズン勝って味わった渡辺監督のこの言葉、
重みがあります。
 

明治大学 西監督&鎧坂主将

10月5日()  10時 雨 14℃
 
電車の車窓から見えていた霧雨は、
駅を降りるとしっかりとした雨に...
八幡山駅から閑静な住宅街を歩いて10分少々、
明治大学の八幡山グランドに到着です。
 
入り口のミーティングスペースで、
今回も親切な管理人の方がまず迎えて下さいました。
 
程なく西監督がご登場。
「箱根を見据えての初戦だが、現段階の最高メンバー戦う」と、
1月の箱根駅伝後に打ち立てた3大駅伝優勝の目標にぶれはありません!
西監督が、「いつでも持てる力をフルに出せる選手」と
全幅の信頼を寄せる絶対的エース鎧坂。
その鎧坂に続くのが、数人の故障者はいるものの他大学が警戒する強力1年生陣。
2年生3年生にも新しい力が台頭し、
北選手や1年八木沢選手が走れない穴を埋める様です。
 
そのあと寮に移動して鎧坂選手のインタビュー。
 
イギリス記録会⇒中国ユニバーシアード⇒イタリア記録会のハード遠征を
およそふた月でこなしましたが、
「色々経験出来たのはプラス。最大の思い出は飛行機の中です()
と、頼もしく話してくれました。
 
詳しくは出雲駅伝中継、
来週の「箱根駅伝への道」にご注目下さい。

駒澤大学 大八木弘明監督

10月4日(火) 晴れ 21℃

駒澤大学の大八木監督は、5000m13分台の選手を10人揃えることを

ここ数年、ひとつの目標としていましたが、

先日の日体大記録会で、井上翔太が13分58秒53をマーク。

駒澤大学10人目の13分台ランナーとなりました。

育成期間を終え、戦力が揃った駒澤大学。

その大八木弘明監督にお話を伺いに、道環寮へ行って来ました。

 

質問  :出雲が近づいてきましたが、今の手応えは?

大八木:選手たちの体調は良い方かなと思います。順調に夏合宿もこなしてくれましたので、

     手応えはありそうな感じはします。

 

質問  :昨年の出雲のメンバーが全て残っていますが?

大八木:そうですね。全員残っていますので、良いチームになってると思います。

 

質問  :経験のある上級生と伸び盛りの下級生ということで、選手層が非常に厚くなったのでは?

大八木:そうですね。ま、今年は勝負の年ですので、層も厚く、しっかりと良いチームになっています。

 

質問  :区間距離が短い出雲駅伝の戦い方は?

大八木:私のチームは、いつもアンカーで逆転されていますので、今年は1区から攻めていって、

     トップをキープし、ひと区間、ひと区間少しずつリードを広げていって、

     アンカーで逆転されないようなレースをしたいと思っています。

     やはり、他大学に大砲がいると逆転されてしまうので、1分くらい2位と差をつけて、

     6区のランナーにタスキを渡してくれればなと思っています。

 

質問  :それを実現するための選手起用方法は、もう考えていますか?

大八木:そうですね。今のところ誰を使おうかというので、ちょっと迷っています。

     全体的にチームの状態が良いものですから、ちょっとメンバーを決めるのに悩んでいる状況です。

     下級生も使ってみたいですし、上級生も頑張ってやってくれていますので、悩みますね。

     ま、良い悩みですけど。

 

質問  :出雲駅伝で注目してほしい選手は?

大八木:下級生ですね。2年生の窪田、油布や1年生の村山といった選手に注目して欲しいと思います。

 

質問  :1年生の村山選手はどういった選手ですか?

大八木:日本インカレの5000mで優勝してくれましたし、そういう面で注目されつつある選手です。

     最後のキレがありますし、夏合宿をこなして、スタミナも付いてきました。

     また、負けず嫌いで強気。レースで勝つポイントを間違わなければ、勝てる選手ですね。

      

質問  :今年の3大駅伝の目標は?

大八木:昨年は、全てのレース、3位以内という目標でしたが、今年は勝負の年だということで、

     優勝を狙うということを、選手たちにも伝えてます。優勝、3つ狙いにいく年だと思っています。

 

質問  :駒澤大学は、ここ2年、3大駅伝の優勝から遠ざかっていますしね。

大八木:そうですね。何か寂しいですね。

 

質問  :大八木監督が駒澤大学で指導を始めて、今年で17年目。

     そして、今年勝てば、3大駅伝17勝目となりますね?

大八木:そうなんですよ。だから今年は3大駅伝のうち、ひとつは勝ちたいと思っていますので

     選手には頑張ってもらいたいと思います。

 

出雲では、6区アンカー区間で抜かれてしまい、

優勝を逃したという嫌な印象が強いと話す大八木監督でしたが、

戦力が充実した今年は、1区から独走で13年ぶりの出雲優勝を目指します。

 

詳細は、10月10日(月)体育の日 午後1時からの

『文化放送スポーツスペシャル 

第23回出雲全日本大学選抜競走 実況中継』の中で!!

 

 

 

 

 

東海大学 両角速監督&村澤明伸選手

9月28日(水) 晴れ 24℃

 

爽やかな秋晴れ。

東海大学前駅から東海大学まで、いつもは途中でバテてしまう心臓破りの登り坂も

気持ちよく歩くことができました。

この日は、東海大学陸上競技部の駅伝チーム新体制発表と

クロスカントリーコース竣工式が行なわれるということで、取材に行ってきました。

 

東海大学は今年の4月から、東海大学OBで、長野県の佐久長聖高校監督だった

両角速氏を監督に迎えています。

両角監督と言えば、佐久長聖高校陸上部の監督に就任すると、

自らクロスカントリーコースを造り、佐久長聖高校を陸上名門校に育て上げた方。

その両角監督に、合同記者会見の後、お話を伺いました。

 

質問:素晴らしいウッドチップのクロスカントリーコースが出来ましたが、出来映えは?

両角:非常にすばらしいコースを造っていただいて、よりプレッシャーを感じているところもあります(笑)

 

質問:両角監督が、クロスカントリーを重視されているポイントは?

両角:やはり、世界を席巻しているしているアフリカ勢、ケニア、エチオペア勢、

    彼らの抜群の強さというのは、やはり彼らの生活環境にある、

    自然をバックした練習環境にあると思います。

    一方、日本の強化を見ると平坦な陸上競技場が中心の練習になってしまっていると。

    その差というものが、力の差になっていると感じています。

    そこで、アフリカ勢のトレーニング背景に近づく、または見習うという部分において、

    クロカンは、私個人というより、世界的な取り組みで、日本は若干遅れているという感じです。

    ま、実際、佐久長聖時代に指導していく中で、クロスカントリーコースを中心に練習して、

    その効果が実証されていますので、改めて大学に持ち帰って、学生の強化に充てるということで、

    ようやく念願叶って、クロカンコースが出来たという感じです。

 

質問:いきなり世界を見据えてですか?

両角:そうですね。やはりやるからには、今で言えば、村澤や早川、

    ま、早川は実際、先日のユニバーシアードで銅メダルを取っているんですけれども、

    その他にも力のある選手がいますので、彼らの力をさらに伸ばしていくことを考えると、

    もう一歩踏み込んだ練習環境が必要かなとも思います。

 

質問:そんな中、大学駅伝初陣、出雲駅伝が近づいてきましたが、今のチームの状態は?

両角:ちょっと夏合宿で張り切りすぎて、若干の故障者もいて、

    ベストメンバーを組めない可能性もあるのですが、

    ま、東海大学の監督に就任してまだ1年目で、右も左も分からない状況もありますので、

    失敗は付き物かな?という気もしますが、

    ただ、学生は限られた4年間の中で、失敗は許されない状況でもありますから、

    彼らがしっかりと力を発揮できるように、これからコンディショニングして、

    やっていきたいと思っています。

 

質問:期待していた選手が、出雲駅伝に出ることが出来ないということでしょうか?

両角:そうですね。回復具合にもよるのですが、元村が厳しい状況かなという状態です。

    ただ、村澤と早川が、非常に元気が良いので、

    主軸はきちんと仕事をしてくれるのかなと思っています。

 

質問:元村くんの今の状態は?

両角:ちょっと夏合宿頑張り過ぎまして、さらに今年、日本インカレが彼の地元、熊本でありまして、

    その大会にはどうしても出場させたいと思っていたのですが、

    そこで私の判断ミスというか、ちょっと無理をさせてしまったというところもありまして、

    今、ちょっとリハビリに専念させている状況です。

    ただ本人は、試合に出たいという意志が強いので、

    何とか回復してくれるのかなと思っています。

 

質問:距離が短い、スピードの出雲駅伝と言われますが、戦い方は?

両角:区間も少ないですし、それぞれの距離が短いとなると、

    どの区間も穴があってはいけないなと感じます。

    特に出遅れを取り戻す距離が短いと思いますので、

    先手必勝という戦い方に成らざるをえないと思います。

    なので、1区、3区といった区間が大事になってくるのかなと思います。

    ま、うちの選手はスピードのある選手が多いので、そういう特性が活かせたらと思います。

 

質問:大エース、村澤選手が三大駅伝どんな走りをしてくれるのか、

    陸上ファンは期待していますが?

両角:そうですね。ファンの皆さんが楽しみにしていると思います。

    また、村澤に負けじと他の選手も力をつけてきていますので、

    私自身も楽しみに思っています。

 

質問:村澤選手は、アンカーになりそうですか?

両角:そうですね。何とも言えないのですけれども、次のレースのこと踏まえた上で、

    出雲駅伝では、どこで使うのが良いのか考えながらやっていきたいと思っています。

    やはり、来年がオリンピックイヤーになりますので、そう考えると、もう1年無い訳ですし

    彼にとって、オリンピックは数回しかチャンスが無いので、

    そっちの方も見据えて、やっていかなくてはならないと思います。

    駅伝がオリンピックに繋がっていけば良いかなと思います。

 

質問:両角監督の指導理念は?

 両角:言葉としては、『人間的な成長なくして、競技力の向上はない』と言ったことを常々、

    佐久長聖時代も、今の学生にも言っています。

    また、そうしていくために、いろんなシステムを変えていかなくてはいけないので

    寮の在り方や部の運営の仕方とか、そういうものがあって、成長を促していけるので、

    クロカンコースもそうですけど、インフラ面も整備していってあげなくてはいけないと思います。

 

質問:どんな出雲駅伝にしたいですか?

両角:失敗を恐れずにやらなくてはいけないなと思っています。

    私自身一年目ですし、最初から順調に行くとは思っていないので、

    いろいろと失敗したなと思うこともありだと思っていますので、

    一歩ずつ焦らずに前に進んでいけたらなと思っています。

 

質問:選手からは3位以内だという話が出ていますが?

両角:そうですね。村澤、早川は力がありますので、

    その2人の力を他の選手が活かせていけるかというのが、

    キーになると思います。

 

そして、練習後の村澤選手にもお話を伺いました。

 

質問:いよいよ駅伝シーズンが始まりますが、今の状態は?

村澤:夏は合宿と遠征とふたつあったんですけど、

    ま、遠征終わりということで、ちょっと疲労がでているかなという感じなので、

    今は、疲労を抜きつつ、駅伝シーズンに向けて調整している中で、

    夏やってきた成果が少しずつ出てきているので、

    駅伝シーズン、楽しみだなと感じています。

 

質問:その、夏にやってきたこととは?

村澤:遠征を中心に、夏合宿等を組んでいたので、

    遠征でまずまずの走りが出来たということ。

    そしてその遠征での良い走りの感覚が、今も持ち続けていることができているので、

    その感覚というものを、駅伝シーズンに繋げていくことができたらなと思っています。

 

質問:トラックシーズンを総括すると?

村澤:記録の面で見ると、力がついてきたのかなと感じるのですが、

    勝負の面で見てみると、いまひとつ勝ちきれてないというところがあるので、

    そういったところで、まだまだ自分の力不足を感じています。

 

質問:ヨーロッパ遠征で感じたことは?

村澤:日本国内では味わえないレース展開であったり、

    力の差っていうのを直に感じることが出来てました。

    日本ではまず感じることができない感覚を味わえたので、

    この感覚を忘れないようにしていきたいなと思います。

    ラスト1000mの勝負強さは、ヨーロッパの選手が強いなと感じて、

    で、総合的には、やはりアフリカの選手が走力的にずば抜けているなというのがあるんですけど、

    ラスト1000m、またラスト1周の鐘がなってからの動きというのが、日本人とは違う、

    格の違う動きだったなと感じたので、そういったところで力の違いを感じました。

 

質問:高校時代の恩師、両角監督が東海大学の監督になりましたが?

村澤:僕が力をつけてきている中で、高校3年間というのは、柱になっているので、

    その柱の時期を指導していただいた先生に、またこうやって指導していただけるということで、

    初心戻るという感覚もありますし、また強くなれるという感覚もあるので、今でもワクワクしています。

 

質問:村澤選手は、駅伝というものをどのように捉えていますか?

 村澤:駅伝は、みんなと一緒に戦うという中で、

    僕自身、個人の力も付けてこれているというのもあるので、

    僕の中では、トラックのためにも重要になってると感じています。

 

質問:そして、いよいよ三大駅伝スタートしますが、目標は?

村澤:今年のチームの目標が、三大駅伝3位以内となっているので、

    まずはそのチームの目標を達成すべく、

    自分の役割というものを100%果たしていきたいと思っています。

 

質問:出雲ではどんな役割を果たしていきたいですか?

村澤:区間によって変わってくると思うのですが、

    やはり自分にしかできない走りというものもあると思うので、

    前半区間だったら流れを生む走り、

    後半区間だったらしっかり勝負してとにかく順位を上げていく走り、

    というような、僕にしか出来ないような走りをしていけたら良いなというふうに思っています。

 

質問:駅伝シーズンが始まるというのは、楽しみですか?

村澤:駅伝は特に注目してくれる人が多いので、

    そういう人から頑張ってと応援していただけると、

    いよいよ駅伝シーズンだなという気持ちになってきます。

 

質問:来年はロンドンオリンピックもありますが、村澤選手はオリンピックについてどうお考えですか?

村澤:やはり、4年に一度という数少ない機会ということと、

    スポーツ最高峰であるということで、誰もが目指すものであると思うのですが、

    僕にとっても陸上やり始めた時から夢だったオリンピックが、今は確実に目標となっていて、

    その目標であるオリンピックが来年ロンドンであるということで、しっかりと狙っていきたいと思います。

 

質問:最後に駅伝ファンは村澤くんの走りを楽しみにしていると思います。

    メッセージをお願いします。

 

村澤:そう言われると困っちゃうのですけど(笑)

    僕の走りでみなさんに何か伝えることができたら、

    僕自身、頑張って良かったな。と思えるので、

    頑張りますので、応援宜しくお願いします。

 

 

詳細は、10月10日(月)体育の日 午後1時からの

『文化放送スポーツスペシャル 

第23回出雲全日本大学選抜競走 実況中継』の中で!!