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2010年10月17日アーカイブ

神奈川大学 大後栄治監督コメント

2年ぶり42度目の出場を決めた神奈川大学の大後栄治監督にお話を伺いました。

大後栄治監督:『内容は悪い...。納得はしていない。
9.10番目の選手を遅く入らせていけばよかった。
10人の通過は、全体の10番目で、
インカレポイントもほとんど無いので通過することは無いと思っていた。
どこのチームも波が大きかったのではないかと思います。

前回、箱根本選に出場できず、箱根を目指す気持ちがあらためて新鮮になった。
ただ、前回予選会を通れなかった事が、確実にチームを強くしたと思う。
自分自身は正直プレッシャーを感じていた。
考えない様にはしていたけど、やはりそれは難しかった...
まずは、ストレスをかけないように、楽しんでさせたい。
区間配置などは、まだまだこれから』

市川大輔コーチにも、お話を伺うことができました。

市川大輔コーチ:『森本らの学年がいなくなり、
とにかく10人走れる選手を作る事を第一に考えやってきた。
チームスローガンはずばり、「うちの最大限の力を予選会にぶつける」。
ただ予選会を勝つには、スピードにスタミナをミックスした質の高い練習が必要になります。
一方で故障者は出せない。
結果として故障者も出たけど、何とか予選会通過という目標がクリア出来てホッとしています。
去年、予選会を通過出来ず、今の4年生が週に3・4回、夜11時頃までミーティングをしていました。
時には意見がぶつかり、口論にもなりながらも、でも彼らは新しいチーム組織を作り、1人一役で素晴らしいリーダーシップを発揮してくれています。
前回予選会を通過していたら、ここまでなっていなかったかもしれないですね。』

日本大学 堀込隆コーチコメント

昨年は出雲、全日本を制し、三冠を目指した日本大学でしたが、箱根では15位と失速。
シード権を獲得することが出来ませんでした。
今年の出雲では主力を温存し、予選会に主力をつぎ込んだものの、
アドバンテージポイントを併用して7位で予選通過となった
日本大学 堀込隆コーチにお話を伺いました。

堀込隆コーチ:『予選会のムードはビデオやDVDで確認していた。
異様なムードだと思い、飲まれないようにしていたが・・・。
予選を通過して、ホッとしているのが正直なところですが、インカレポイントに頼る順位になったのは失敗。
インカレポイント使わずにトップ通過が目標だった。
とにかく今回の予選会は、選手も指導者も分からない事ばかり。
緊張より不安が大きかった。

チームの1位から3位まではともかく、中位から下位の選手が思ったより走れず、本選でどんな走りができるか。
予選会はこりごり、受験と一緒。
予選会を経験したくないので、来年の本選では5位以内でいきたい。

選手が力を出し切れたかは不十分、
メンタル含めタフにならないといけない。不足しているところを検証したい。
全日本は、今日のメンバーと違った選手になる。
選手にはこれから全日本のメンバーを伝える。
ベンジャミン、堂本、田村は軸として主要区間におく。
故障の選手がどこまでいけるか。
出雲は失礼な結果だったので、全日本はしっかり組み立てたい。

Qベンジャミンについて
10キロで抜け出したが後半遅れた。
個人レースではないが、トップで行くのを期待していた。
本人も狙っていたが落胆していた。価値ある2番になるかはこれから次第。

Q堂本について
堂本は、お腹を痛めて苦しんだ時期があったが、上級生の意地。
走りきれたことを糧にしてほしい。本選では、去年おととしを上回る走りをしてほしい。

Q田村について
見えない緊張感があったと思うが、本番でいくのではないか。
彼の存在は大きい。日本人トップ目標にしていたが。
いい勉強になったのではないか。
本番で20キロは大学では初。
やはり1年なので見えない緊張があったと思う。
ただ存在感はあったし、戦力として大変大きなものがあった。