10月からお届けしてきたこの番組も、今回が最終回となりました。
改めて「低炭素社会」について、そして環境省が行う「Fun to Share」をご紹介しました。
*低炭素社会・・・地球温暖化の原因となるCO2をできるだけ出さないようにする社会
*Fun to Share・・・様々な地域・団体・企業が行っている取り組みを楽しみながらシェアして、できるところから実行すること
今までの放送では、環境問題に取り組んでいる企業の方にもお越しいただきました。
それぞれの企業がどんなことを行っているのか、鈴木アナウンサーが印象の残っていることを発表。
また、未来への希望として、高校生が行うエコアクションプロジェクトも取り上げました。私たちの日常で実行できそうなこともありましたね。
環境問題は、私たち1人1人が考えるべき問題です。
少しでも番組を聞いて、前向きに意識が変わってもらえたらうれしいと思います。
今週も【全国高校生エコ・アクション・プロジェクト】に挑戦している高校生のみなさんの声をご紹介します。
お話を伺ったのは、神奈川県横浜市「法政大学女子高等学校」の
長島 かれんさんと若尾 咲輝さんです。
●エコ・アクション・プロジェクトに参加する以前の、環境問題への意識について
今まではあまり意識したことはありませんでしたが、意識するようになってからは、校内の電気のつけっぱなしや蛇口の閉め忘れなど無駄を実感するようになり、節電・節約以上に環境に対する配慮の大切さがわかりました。
●現在、学校で行っているCO2削減方法と、取り組みを行って感じたこと
今年からエコアクションプロジェクトチームを作り、節電の呼びかけや地域清掃を行っています。身の回りの環境から変えていこうと努力を行っています。
●あなたの夢
長島さんは法政女子から全国の高校生にエコ活動が広がること。若尾さんは震災の中、懸命にレポートする姿に感銘を受け、アナウンサ-を目指しているそうです。
今週も【全国高校生エコ・アクション・プロジェクト】に挑戦している高校生のみなさんの声をご紹介します。
お話を伺ったのは、東京都練馬区「早稲田大学高等学院」の環境プロジェクトに所属している土屋 大輔くんです。
●エコ・アクション・プロジェクトに参加する以前の、環境問題への意識について
今まで環境について具体的に考えたことはなかったけど、「このままではまずい。どうにかしなければいけない」と思っています。そのため、いろんな環境活動に触れて自分に何ができるかを模索中とのことです。
●現在、学校で行っているCO2削減方法と、取り組みを行って感じたこと
教室の電気をつけるスイッチの上に「移動教室の時は明かりを消しましょう」というポスターを貼ったり、校内ケーブルテレビで消灯の呼びかけを行っています。また、電気をつかわない空調設備について使い方をレクチャーし、活用していきたいです。
●あなたの夢
地域清掃がなくなること。美化と交流を目的に行っている活動ですが、将来は、元から街がきれいで交流があるようにしたいと語ってくれました。
今週から3週にかけて、以前番組でご紹介した【全国高校生エコ・アクション・プロジェクト】に挑戦している高校生のみなさんの声をご紹介したいと思います。
お話を伺ったのは、千葉県流山市「千葉県立流山おおたかの森高等学校」の鞠子 春樹くんと中村 太貴くんです。
一体どのようなエコアクションを行っているのでしょうか。
●エコ・アクション・プロジェクトに参加する以前の、環境問題への意識について
今まで、地球温暖化について見たり聞いたりしていたが、自分1人だけが行動をしても活動に対する実感は得られないのではないかと感じていました。
●現在、学校で行っているCO2削減方法と、取り組みを行って感じたこと
アナウンス同好会として活動し、お昼のアナウンスでは移動教室の際に蛍光灯の消灯の呼びかけ。また、日々、水や電気の使用量を計測し、その使用量を放送することで意識改革を行っています。
●あなたの夢
大好きなアニメーションやアプリ開発に携わること。そして、便利なソフトを開発して世の中の役にたちたいなど活き活きとした言葉を聞くことができました。
今回、お越し頂いたのは「佐川急便株式会社 CSR推進部」の竹下 博士さんです。
CSR推進部では、会社で排出している温室効果ガスの抑制を検討・推進。
また、社内で啓発活動を行い、環境保全活動の意識を高める活動を行っています。
具体的な対策としては、1997年から天然ガストラックを導入し、現在4000台を保有。天然ガストラックはディーゼル車に比べCO2排出量が20%抑えられる上、光化学スモッグの原因となる成分を含んでいません。
また、トラック以外にも、環境負荷の低い列車や船舶といった運送方法を積極的に行っています。
東京~大阪間では、1日1本運輸列車「スーパーレールカーゴ」を運行。10トントラック56台分の輸送をこの列車で賄っています。
他にも、トラックを使わないサービスセンターの設置や、台車・自転車を使っての配送によりCO2排出を抑えています。
環境活動としては、森林を保有し、CO2の吸収源とするほか、
環境コミュニケーション、環境教育のために地域や団体の方と協力して様々なイベントも行っています。
鈴木純子
文化放送アナウンサー