言葉の間違い探しをやってみましょう。
「彼は、その界隈で悪い噂の絶えない、折り紙つきの不良だ」
この文章の中の間違いはなんでしょうか?
大辞泉を開いてみますと「折り紙つき」は
「鑑定保証書がついていること。また、その物。
そのものの価値・資格などに定評のあること。保証ができること」
ですから「良い意味でしか使わない」のです。
では悪い意味で言い換えると?
悪い評判の場合はふつう「札付き」を使います。
ちなみに「極め付き」も本来は良い意味で使います。
皆さんも大辞泉を開いて、意外な発見を求めて
言葉を突っつき回してはみてはいかがでしょうか。
辞書は日本語のワンダーランド。 今朝も意外な発見と出会いましょう! アナウンサー生活38年、喋りのプロ・福井謙二が「大辞泉」をひらいて、 「言葉」の持つ本来の意味や語源、正しい使い方を探ります。