「早春賦」の歌詞に出てくる「つのぐむ」という言葉。
いまでは使われることの少ないこの言葉の意味を大辞泉で調べてみました。
リポートをした時に、こういう言葉をサラッと使えると
「日本語を知ってるな」って思われるのでしょうね。
そろそろ出番の春らしい言葉、ぜひサラッと使ってみましょう。
皆さんも、季節の言葉を、大辞泉で調べてみてはいかがでしょうか。
風船は「風の船」、気球は「気の球」と書きますが、
でも実際は、風船の方が「気の球」っぽいし、
気球の方が「風の船」っぽくないですか?
そこで両者の違いを大辞泉をひらいて調べてみました。
え?そんなこと調べてどうするのかって?
いいんです!特に使うあてのない知識でも。
皆さんも、大辞泉ですぐには役に立たない知識を得て、
自己満足してみてはいかがでしょうか。
日々のニュースに登場する言葉も
たまには辞書を開いて調べてみましょう。
「有効求人倍率」
大辞線によると、
全国の公共職業安定所―ハローワークに申し込まれている
求職者数に対する求人数の割合です。
時代とともに仕事の契約形態も変わってきていますから
一概に比べることはできませんが、
継続して数字が上がっているかどうかがひとつの目安になります。
皆さんも気になる言葉を大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
「まったくありません」と言うときに
「毛頭ありません」といいますが、
なぜ「毛が頭に無い」と言うのでしょう?
もし相手があなたの頭を見ながら、
そんな質問をしてきたらショックですよね。
皆さんも、気になることを相手に訊く前に、
まずは大辞泉で調べてみてはいかがでしょうか。
日本には四季の移り変わりを感じさせる言葉があります。
その一つが「虫出しの雷」。大辞泉を開いてみると、
「冬眠中の虫を穴から誘い出す雷の意味」で、
「立春後、初めて鳴る雷。はつかみなり」とあります。
冬眠中の虫が雷にビックリして起きてくるという感覚を
今の子供たちは持てるでしょうか?
皆さんも、日本の懐かしい言葉を
大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
辞書を開いて調べてみたのは
福井謙二さんが女性の服装を褒める時の登場頻度No1のコトバ。
「コケテッシュ」
ところが、大辞線で調べてみると、
「女性の、なまめかしいさま」とあります。
よく使う言葉で、意外と正確な意味を知らずに
使っていることってありますよね。
皆さんも、良く使う言葉の意味をもう一度、
大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
「バツが悪い」、この「バツ」は、漢字でどう書きますか?
大辞泉を開いて調べてみました。
「バツが悪い」の「バツ」は、
「場都合―その場の都合」を略したものなのです。
解説の中にも珍しく、罰則の「罰と書くのは誤り」と
あえて触れてあります。
ワープロで字を書くことが増え漢字を忘れがちな昨今、
ちょっと気になる漢字があったら、
大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
辞書を開いてとんでもないことを発見しました!
「とんでもありません!」は本当は間違いなんですよ。
大辞泉によると、
「とんでもない」は一語、これで一つの言葉なんです。
ですから「ない」を切り離して、
「ありません」「ございません」に置き換えて
丁寧表現とするのは不適切、なのだそうです。
皆さんも、気になる言葉を大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
「きんぴらごぼう」の「きんぴら」が
人の名前だってご存知でしたか?
大辞泉で調べてみると、
「キンピラ」は金平浄瑠璃の主人公の名前。
坂田金時...金太郎の子。
怪力無双で多くの武功を立てたことから、強い物の例えに言います。
ゴボウは滋養たっぷりで歯ごたえが良く、
唐辛子でピリッとしていることが、
金平のようだと、名づけられたそうです。
みなさんも気になる言葉と出会ったら、
大辞泉で調べてみてはいかがでしょうか。
辞書を開いて調べてみたのは「特訓」という言葉。
これは「特別訓練」の略。
特に厳しく訓練すること。また、その訓練。とあります。
なぜこの言葉を調べたのかと言うと、
プロ野球キャンプが始まっているから。
みなさんも気になる言葉があったら、
大辞泉で調べてみてはいかがでしょうか。
都内の梅の名所として名高いところでは「うめ祭り」が始まっています。
そこで辞書を開いて、梅にまつわる言葉を調べてみたら、
見つけたのが「梅の木学問」。
大辞泉によると、
「梅の木は、成長ははやいが、大木にならないところから、
進むのは速いが、大成しない学問のこと」
「梅の木」にはこういう意味もあったんですね。
皆さんも、大辞泉で
知らなかった言葉を、再発見してみてはいかがでしょうか。
今日はまじめに、今年開戦から100年となる
「第一次世界大戦」の概略を、辞書を開いて調べてみました。
1914年6月のサラエボ事件をきっかけに開戦した第一次世界大戦は、
ドイツ、オーストリア、イタリアの三国同盟と、
イギリス・フランス、ロシアの三国協商の対立を背景に起こった
世界的規模の戦争でした。
ふと気になった用語を、あなたも大辞泉で確かめてみてはいかがでしょう。
冬のオリンピックで耳にする「ノルディック」。
クロスカントリーやジャンプにくっつけて頻繁に登場していますね。
スキーにはもう一方で「アルペン」も有名です。
ノルディックは山野を駆け抜けたり飛んだりの技能が重要で、
アルペンは山の斜面を一気に滑降する速さが必要。
発祥地が競技の性質に影響しているんですよね。
みなさんは、どちらがお好き?
あなたもオリンピックを見ていて気になる言葉があったら
大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
そちらもアナウンサーが良く使う言葉、
「詳しくはホームページで」と「詳しくはWEBで」はどう違うんでしょうね?
大辞泉で調べてみると、この違いもちゃんとのっています。
正しい言葉の意味を知っておくことは悪くありません。
皆さんも正しい意味を大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
ソチオリンピックが開催されているロシアの言葉は、
英語と違って馴染みがなさそうですが、
意外に身近にあるということをご存知でしょうか。
イクラ、インテリ、ノルマ、アジト、カンパ、
それにAKBの曲でお馴染みの「カチューシャ」もそうなんです。
大辞泉によれば、「カチューシャ」はもともとトルストイの
「復活」という作品の女主人公の名前。
大正初期に日本でも舞台上演され大流行したそうです。
大辞泉をひらくといろんなことがわかります。
皆さんも、ちょっと言葉が気になったら調べてみてはいかがでしょう。
そして新しいことがわかったら、
ハラショー!(素晴らしい)とロシア語で叫んでみてください。
たまには辞書を手元に本を読んでみましょう。
高度経済成長の時代を舞台にした経済小説などを読んでいますと、
そこに出てくる官僚や政治家が「就業」という言葉を使っているのに気づくはず。
大辞泉によると、「就業」は、その日の業務に従事すること。
当時の官僚や政治家は、国民がいかに一日一々を働くことが出来るかに
知恵を絞り、汗をかいていたんですね。
今、彼らは「雇用」という言葉を使います。
「雇用」は、人を雇い入れること。
視点がいつの間にか、働く側から、使う側に移っています。
国民に対する官僚や政治家の姿勢が昔とは全く違うことが、
このような言葉の変化からもわかりますね。
皆さんも言葉の変化を大辞泉で感じてみてはいかがでしょう。
使うことの少ない日本語を大辞泉で探してみました。
「いたいけ」。
字では見ますが、会話ではなかなか使わない言葉ですよね。
漢字では「幼気」と書きます。
子供などの幼くていじらしいさま、という意味で使われますよね。
「どっかぶつけたの? 痛いけ?」・・・・・・失礼いたしました。
と思いきや! 意外にも元々は「痛きけ」という言葉が音変化したものなのだとか。
皆さんも、知らない言葉と出会うために、大辞泉を調べてみてはいかがでしょう。
お世話になることの多いJRの駅の売店、
あれを「キヨスク」、「キオスク」のどちらで呼んでいますか?
両方の言い方を耳にすることが多いので、
大辞泉を開いて調べてみました。
「キヨスク」は、JR各社の駅構内にあるキヨスク株式会社経営の売店の名称。
では「キオスク」が間違いだったのかというと、
JR東日本が平成19年に「キオスク」と名称変更しているんですね。
ちなみに英語表記はKIOSK。
語源は、イランやトルコなどイスラム圏の「あずまや」。
ヨーロッパでは駅や公演の売店を指すそうです
辞書で、意外にこんなことまで分かります。
皆さんも、気になる言葉を大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
冬が旬の野菜はいくつかありますが、
寒さで甘味が増すと言われるキャベツもそのひとつ。
身近すぎて見過ごしがちな「キャベツ」を大辞泉で調べてみましたら、
ヨーロッパ海外地方の原産で、日本には明治年間に渡来したとあります。
日本語の名前もあって「甘藍」と言うそうです。
明治の人達には甘味が印象的だったんでしょうね。
ということは、ロールキャベツは、ロール甘藍・・・・・・。
まったく出来上がりが想像できない言葉になってしまいます。
みなさんも身近な言葉を、大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
今や全国的に知られた「恵方巻き」を大辞泉で調べると、
吉方巻とも言い、節分にその年の恵方を向いて食べる太巻き寿司。
大阪の習慣であるが平成12年(2000年)頃から全国に広がった、とあります。
今年は2/4の立春が2月最初の午の日、
午年の初午にあたります。
初午は稲荷神社の祭礼で、
地域によっては稲荷ずしを供える風習もあります。
つまり、今日は太巻き、明日稲荷、おひな様にはちらしずし、
向こうひと月、寿司三昧!?
皆さんも、身近な行事ごとを大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
辞書は日本語のワンダーランド。 今朝も意外な発見と出会いましょう! アナウンサー生活38年、喋りのプロ・福井謙二が「大辞泉」をひらいて、 「言葉」の持つ本来の意味や語源、正しい使い方を探ります。