手紙を書いている途中に
つい気になって辞書を開いて調べた言葉は、「みぎり」
「立冬(11/7)のみぎり」などとつかう「みぎり」です。
漢字で書くとどういう字か解りますか?
大辞泉で調べてみると、「砌」という漢字があります。
または「水限」という字もありますね。
雨のしずくの落ちるきわ。
時節、おり、ころ、という意味だそうです。
先ほどの文章で言い代えると、「立冬の頃」となりますね。
「みぎり」を使うとなんだか高尚な感じがするから不思議です。
では、置き換えてみましょう。
あのチーリップの名曲は「虹とスニーカーのみぎり」
和田アキ子さんの「古い日記」の場合は
♪「あのみぎりは はっ!」
無暗に置き換えてもいけないということがよくおわかりいただけたかと・・・・・・。
みなさんも身近なその言葉、大辞泉で調べてみてはいかがでしょう。
辞書は日本語のワンダーランド。 今朝も意外な発見と出会いましょう! アナウンサー生活38年、喋りのプロ・福井謙二が「大辞泉」をひらいて、 「言葉」の持つ本来の意味や語源、正しい使い方を探ります。