アナウンサーとして全ての日本語を発声すべく
一度は声に出して読みたい日本語。
今朝、辞書を開いて見つけたのは「サイノロジー」という聞きなれない言葉。
意味は、妻(つま・さい)に甘いこと。またそのような男。
心理学のサイコロジーをもじって出来た言葉らしいです。
これは昭和初期にはあった古い言葉らしいのですが、
大事なのは「恐妻家」ではなく、妻のことをのろけるような、甘い男ということ。
妻のことを話題にするたびに、世間から「恐妻家」だと誤解される福井謙二さんは、この言葉を知って救われたとか。いまでは声を大にしてこう叫びたいそうです。
「もう恐妻家とは言わせない。サイノロジーと呼んで!!~」
こんなコトバと出会うために、大辞泉を開いてみてはいかがでしょう。
辞書は日本語のワンダーランド。 今朝も意外な発見と出会いましょう! アナウンサー生活38年、喋りのプロ・福井謙二が「大辞泉」をひらいて、 「言葉」の持つ本来の意味や語源、正しい使い方を探ります。