今回、辞書を開いて調べたのは秋空に浮かぶ「鰯雲」
意味は、「白い小さな雲が、魚のうろこのように群がり広がっている雲。
巻積雲(けんせきうん)のことで、この雲が出るとイワシの大漁があると言われた」とあります。
ところでこの雲、イワシ以外の言い方もあります。
「鱗雲」、「羊雲」、それに「鯖雲」など。
でも鯖は季語も夏だし、なんだか微妙。
すると福井さん曰く、「秋鯖雲って言うのもまだるっこしいし、
その辺ちょっとサバ読んで、付けちゃったんじゃない?」とのこと。
みなさんも身近なその言葉、大辞泉で調べてみてはいかがでしょう?
辞書は日本語のワンダーランド。 今朝も意外な発見と出会いましょう! アナウンサー生活38年、喋りのプロ・福井謙二が「大辞泉」をひらいて、 「言葉」の持つ本来の意味や語源、正しい使い方を探ります。