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10/17(木)

今朝開いた言葉  「口の世」

アナウンサーとして全ての日本語を発声すべく
一度は声に出して読みたい日本語。
アナウンサーは言ってみれば口先三寸の仕事。

口ではじまる言葉って沢山ありますよね。

口癖、口止め、口ぶり、口ずさむ~などなど。

口という言葉は、文字通り体の部位としての口、唇に加え
言葉や味、入口出口などいろんな意味を含んでいるので多いんです。
その中でなかなか口にしない言葉を大辞泉で見つけました。

「口の世」。

意味は、「食っていくのがやっとの状態。その程度のわずかな手当て」。
食い扶持の少なさを「口の世」というんです。
喋るだけじゃあ儲からないということですかね。

では声に出して読んでみましょう。

「私の稼ぎなんて所詮は口の世です!!」

みなさんも気になったその言葉、大辞泉で見てみてはいかがでしょう。

今日の放送を聴く

再生時間 01:45

【ひらけ!大辞泉】2013年10月17日 13:34

番組概要

辞書は日本語のワンダーランド。 今朝も意外な発見と出会いましょう! アナウンサー生活38年、喋りのプロ・福井謙二が「大辞泉」をひらいて、 「言葉」の持つ本来の意味や語源、正しい使い方を探ります。

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