第67回 「東北人がどういう音楽をやっているのか」を知らせたいと思った〜日食なつこ2019/01/30 16:23

同郷のシンガーソングライターは素晴らしい'大作'を持って、スタジオにやって来てくれました!

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今月(1/9)、2枚目のフルアルバム『永久凍土』をリリースした日食なつこ嬢です!

日食なつこ、と名乗りはじめてからの活動も早や10年。岩手から東京に引っ越してきて4年になるそうですが、わたしが彼女の存在を知ったのは7〜8年ほどでしょうか。
まさか、まさか。こんな素晴らしいアルバムを生み出せるほどになるとは。

...と、「素晴らしい」と一言で言ってしまうのはとても簡単ですが、これ以上になんと表現したら良いのか。収録の前にそう正直に彼女に話したら、「そのまんまで、行きましょう!」と。
放送では伝えていない感想としては、まるで名作だらけの美術館に行ったような感じ。一作に向き合った後、次の作品に向き合うのってすごく体力がいる。ふうっ、と深呼吸をして、また次に向き合うあの感じがとても近い。今回の日食なつこのアルバムはまさに、1曲聴いた後に一息ついて、また次の曲へ。本当にそんな感じでした。
(番組でお送りした1曲を聴いていただくだけだと全くこの真意は伝わらないので、ぜひアルバムを通して聴いてみてくださいね)

今回のアルバムは彼女なりの音楽・ミュージシャンとしての熱意もさることながら、実は葛藤のようなものも込められていて。それが相まって昇華してこのアルバムが世に放たれたと思います。
'葛藤'というのは、番組で彼女が話していたこんな言葉からも推測していただきたいなと。

「東北出身で(ミュージシャンとして)ずーっとやって来ているので。東北の雪や氷、何もない大地からモノをつくってきた、というのを主張したかった」
「いろんな土地のアーティストたちと出会って、九州だったり東京だったり、それぞれいろんな土地に色がある。この土地はこの音楽、みたいなものが東北になるとちょっと見えづらいと思っていた」

このアルバムを通して、東北を背負って立つ決意を世に表明した。日食なつこという存在が誇らしい☆

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この日スタジオで「あー!」と笑ってしまったことがこちら。
日食なつこがふるさとでステージに上がっていたライブハウス、わたしも今でもお世話になっているライブハウス。盛岡の『クラブチェンジ』グッズが被ってしまった件(笑)!

あらためて思う。
自分のふるさとやルーツは、変わることはない☆



【1/24 On Air楽曲】
M-1;おむかい/NakamuraEmi
*2/20リリースになるアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.6』から。最速でお届け♪

M-2;White Frost/日食なつこ
*曲紹介で、日食ちゃんはこのように語っていました。
「(アルバムが)真冬をコンセプトにした、その思いを特にまっすぐに詰め込んだ曲」。

M-3;Aurora/NEIGHBORS COMPLAIN(1月マンスリーエンディングソング)


【次回ゲスト】
スカート・澤部渡さんをお迎えします。
最近、ラジオでよ〜く耳にしているスカートの音楽。そんなスカートの澤部さんとは一体どんな方?そもそも「スカート」で「澤部さん」って?
30分で足りるかしら...(笑)、おたのしみに!

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