2016年6月19日
6月19日放送分
門田先生は、毎日新聞で連載している「総合研究大学院大学」教授の
長谷川眞理子さんの「時代の風 現代社会の問題と進化」というコラムを
読まれてとても共感されたそうです。
長谷川さんは、講演などで、「最近の20万年」という言い方をよく使われるそうです。
現代の科学技術文明の先進国に暮らす人々も、20万年前の化石のヒトも、
みな同じ身体と同じ脳と基本的に同じ遺伝子構成を持っているといいます。
生物進化では、20万年は比較的短い時間なのだそうです。
この20万年で大きく変化したのは「技術」であり、私たちの身体や脳ではなく
今の技術と比べれば粗末に見える石器や槍を作った何万年も前のヒトの脳は、
すでに、今の私たちの脳と同じだったそうです。
「技術」は、私たちの脳が生みだすもので、それがみんなに共有され、
改良が蓄積されて次世代に受け継がれていきます。
だから、技術は速い速度で進歩します。
ところが、脳や身体や遺伝子は、それと同じようには進化しません。
飛行機という技術は、短時間で私たちを遠くに運ぶが、
身体はそれに追いつかないのと同じ理屈です。
今回は、こんなお話をきっかけに門田先生にお話をお伺いしています。
門田守人
(もんでん もりと)
(地方独立行政法人
堺市立病院機構
理事長
・
がん研有明病院
名誉院長
1945年広島県生まれ。外科医。ラジオは初挑戦。
1970年 大阪大学医学部卒業
1994年 大阪大学 教授(医学部外科学第二)
2004年 大阪大学医学部附属病院 副病院長
2007年 国立大学法人大阪大学
理事・副学長
2011年 国立大学法人大阪大学 名誉教授
2011年 公益財団法人がん研究会有明病院
副院長
2012年 公益財団法人がん研究会有明病院
病院長
2015年 公益財団法人がん研究会
理事 ・ 有明病院 名誉院長
2016年 地方独立行政法人
堺市立病院機構 理事長
公益財団法人がん研究会
理事 ・ 有明病院 名誉院長
(現在に至る)
日本癌治療学会理事長(2005-2009)
日本癌学会学術会長(2010)
日本医学会副会長(2010年~)
がん対策推進協議会 会長(2011年~)
石川真紀
(文化放送アナウンサー)
出 身 : 秋田県秋田市
出身校 : 早稲田大学
誕生日 : 1974年4月16日
血液型 : A型
趣 味 : 映画鑑賞、音楽鑑賞、スポーツ観戦、
散歩、人間観察
日本人の2人に1人は罹る病気「がん」。
これだけ身近な病気であるにもかかわらず、多
くの人が「がん」を自分とは無縁と思っています。
この番組では、知っているようで知らない
「がん
」について、がんの専門医として長く医療に携わ
ってきたベテラン医師・門田先生といっしょに考えていく番組です。
がんの予防、検診、治療、そしてもし罹ってしま
った時の「心構え」など、幅広い視点でお話を進
めて参ります。
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