アクティブシニアの住みかえ大作戦!
毎週土曜日6時25分~6時40分 文化放送
今、日本人の寿命は飛躍的に延びています。
定年後の生活は「隠居・老後」ではなく、仕事に囚われない新しい人生の始まりと考えたほうが良いぐらいです。
しかし、不動産のような固定資産があるため、逆に人生に縛りが出来てはいないでしょうか?
そこで、この番組では、今の資産を活用しつつ、アクティブな新しい生活をする方法を提案していきます。
実際に住みかえをした方の声を交えて、具体例をお伝えします。

2011年01月22日

■2011年1月22日放送分■

住みかえ探検隊
 
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
東京都世田谷区内住みかえをされた
Eさん(男性)に電話でお話を伺いました。
 
【Eさんのケース】
 
 ◆Eさんは元々暮らしていたマンションから
  近所に新しく建てられたマンションに住みかえ。
 ◆新しいマンションの別の部屋には
  Eさんの住みかえ前から お子さんが暮らしていた。
 ◆Eさんも このマンションを気に入り、住みかえることに。
 
 ◆元のマンションは、住みかえ当初は空き家にしていた。
 ◆その後、JTIを知り、
  「信頼できそう」と制度利用を決断。
 
 ◆JTIが求める
  元のマンションの耐震性能を証明する資料を
  提出することで、制度利用が叶った。
 
   大垣「…ということは、1981年より前にできた
      マンションだったんですね」

 
 ◆現在の暮らしも、
  元のマンションの家賃収入にも満足。
 
 ◆地方に行っていた息子さんが帰郷したこともあり、
  元の家の借り上げ契約は「3年間」に限定。
 ◆契約期間満了後は息子さんが暮らす予定。
 
 水谷「こういう住みかえもあるんですね」
 
 大垣「マンションは耐震が問題になると、
    自分でできない…、住民みんなで
    やらないといけないところが、何より難しいですね」

 
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アクティブ情報 ~ ワンポイントアドバイス
 
 (ワンポイントとしながら) 今回は2つのポイントをご紹介!
 
  続 定期借地
 
 マンションを購入した方は
 不動産業者から「資産性」を説明されているはずですが、
 Eさんのように、空き家にしておくかたも目立ちます。
 
 なぜ?
 
   いざ、返してほしい――と思っても、
   賃貸の場合、
   法律に基づいて、あらかじめ契約期間を定めた
   定期借地制度を利用した場合でなければ
   借主に“更新する権利”が発生し、
   突然「元の家に住みたくなった」と考えても
   返してもらうことができない場合があります。
 
 大垣「部屋を出ていってもらうことが
    できなくなってしまうんです」

 
 しかし、
 期間を(たとえば)「3年」と定める
 定期借地制度を利用した契約を望んだ場合、
 「3年」といった短期間の条件を受け入れる借主を
 見つけることが困難なことから、
 不動産会社から(たとえば)「5年」「それ以上」というように
 長期契約を求められるケースがあります。
 
   そこでJTIでは、契約が『終身型』の場合
   転貸借契約は3年の定期借家契約としますので
   元の家に戻りたくなった場合には、
   契約の期間満了時に借主(転借人)に退出してもらい、
   戻ることを可能にしています。
 
 大垣「実際に制度を利用されたかたの2割程度は、
    何らかの事情で元の家に戻られています」

 
  個人ではできないマンションの耐震診断
 
 JTIのマイホーム借り上げ制度利用にあたり、
 1981年6月の新耐震基準以前
 建築確認が申請された住宅については、
 原則として耐震診断を受け、
 必要に応じて耐震補強をしていただきます。
 
   そこで問題となるのは、住宅がマンションの場合
 
 大垣「管理組合で耐震診断をすると議決していない限り、
    個人で(耐震診断をすること)は無理なんですね」

 
   1981年6月1日より前に建設されたマンションの場合、
   耐震診断ができなければ
   “耐震性能があるのかどうかわからない”――
   ということになってしまうのです。
 
   大垣「今、耐震性は絶対要件ですので、
      住民みんなでチェックをしておくと
      その後いろんなことで役に立つと思います」

 
 反対に、
 1981年6月以降に建設されたマンションは
 一戸建て住宅よりも、
 制度利用の際のチェックが簡単に済みます。
 
 大垣「『貸したい』とお申し出いただいたら
    ほとんどノーチェックで
    募集をかけられるくらい お手軽なんです」

 
住宅の「耐震性」についてはこちらも合わせてご覧ください。
 
JTI(移住・住みかえ支援機構)のウェブサイトこちら
電話でのお問い合わせ:JTI 03 - 5211 - 0757
(祝祭日をのぞく 9:00~17:00)
 
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大垣教授の こぼれ話
 
大垣さんがオープニングでご紹介したのは、
この冬休みにお子さんと一緒に北海道で体験した
ナイトピクニック
 
  スキー場の隣の森を夜
  スノーシューを履いて歩く――というもので
  大垣さんが驚いたのは、明るさ
 
  雪が光を照り返すため、月が出てない夜でも
  懐中電灯を必要としないほど明るいそうです。 
 
Ohgaki_Hisashi_201101_01_26.JPG
 
 さらに、周囲を木で囲まれ、風が吹きこまないため、
 気温が低くても、
 歩くことで体が暖まり、寒さを感じないのだとか。
 
 水谷「夜なのに、雪で明るいってロマンチック!
    そういうツアーがあるんですね」

 
 大垣「(私は親子連れでしたが)
    ご年配のご夫婦が二人で行ったら
    本当にロマンチックだと思いますね」

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