アクティブシニアの住みかえ大作戦!
毎週土曜日6時25分~6時40分 文化放送
今、日本人の寿命は飛躍的に延びています。
定年後の生活は「隠居・老後」ではなく、仕事に囚われない新しい人生の始まりと考えたほうが良いぐらいです。
しかし、不動産のような固定資産があるため、逆に人生に縛りが出来てはいないでしょうか?
そこで、この番組では、今の資産を活用しつつ、アクティブな新しい生活をする方法を提案していきます。
実際に住みかえをした方の声を交えて、具体例をお伝えします。

2011年01月01日

■2011年1月1日放送分■

2011年 元日――。
初日の出を迎える直前の放送となった今回は
『住みかえ計画の基礎作り』と題しまして
住みかえの準備に必要なポイントをご紹介しました。
 
大垣尚司さんと水谷加奈アナウンサー
 
2010年は“住みかえ”大ブレイクの年!
 
 今年の計画を練る前に、まずは前年をおさらい。
 “住みかえ”における2010年は
 いったいどのような一年だったのでしょうか。
 
 大垣「かなりブレイクしましたね」
 
 住みかえ人気急上昇!千葉県
 
  首都圏でありながらも、
  都心への通勤・通学が長時間に及ぶエリアに関しては
  地価が安い――という認識が広まっているようです。
 
 リタイアメントモラトリアム
 
  団塊の世代の大量退職が始まるとされた「2007年問題」。
 
  しかし、前年の改正高年齢者雇用安定法の施行により
  65歳までの雇用確保が進んだため、
  大半の方が仕事を継続。
 
 大垣「本当は退職していないんです。
    そのことを“リタイアメントモラトリアム”と
    言っていて、前の職場で仕事を続けられなくなるのは
    年金をもらいだす65歳から。
    実は『2012年』から完全退職が始まるんです」

 
 水谷「来年なんですね」
 
 「2007年問題」とは事実上「2012年問題」となり、
 大量退職をいよいよ翌年に控えた今年2011年
 準備の年にあたるのです。
 
 大垣「その後の人生をどう考えるか――。
    今度こそ、真剣に考えて本当に動かないと
    家に“塩漬け”になってしまいます。
    これを考える一年が今年である――
    ということを強く申し上げたいと思います」

 
 趣味を見つけて楽しい生活を
 
 番組では、実際に住みかえをされた方に
 電話でお話を伺っていますが、
 皆さん、生き生きとされていらっしゃるのが印象的。
 
 水谷「趣味を見つけて本当に楽しく過ごしていらっしゃるのが
    声を聞いて わかります」

 
 大垣「でも、また“次”があります。
    『田舎暮らしがしたい』と行かれた方も、
    いわゆる“エルダーシニア”といっている状況になると
    また次の展開があります」

 
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アクティブ情報 ~ ワンポイントアドバイス
 
  数は力
 
 ご主人が退職し、夫婦二人揃って家で過ごす生活では
 細かい話ですが たとえば一日3食を作る場合、
 おかずを食べきれないこともあるでしょう。
 
 もし、5~10組のご夫婦が近所で生活すれば
 『共同の炊事場』『共同菜園』を設けることも可能。
 
 大垣「たとえば“きょうは男性が食事を作ろう”とか決めて
    同じ買い物をしても、効率よく買える。
    そして共同の炊事場や共同の菜園を作って…
    というような“デザイニング”ができないかというと
    全然難しいことじゃないわけです」

 
 水谷「楽しそうです」
 
 大垣「“ランドスケープアーキテクト”といいますが
    庭をちょっと小奇麗に作ったりすると、
    ずっと豊かな感じになりますし、
    お互いに“見守り”も効くんです」

 
 住みかえをする側の方々が積極的に
 『こういうものが欲しい!』『こういう暮らしをしたい!』と
 発信することで、
 そうしたニーズに応えようとする動きも活発化するはずです。
 
 大垣「人が同じ場所に固まっていると
    行政のサービスも受けやすいですし、
    そうなれば(たとえば)病院の経営も成り立つんです」

 
 まさに逆転の発想――。
 “病院のあるところ”への移住ではなく、
 人が100人いれば“病院の方が人の集まる土地に来る”
 
   『数は力』の論理で、人の動きがあれば お金が動く――。
   50代よりももっと上の世代の方々が
   “動く”ことで“消費”を主導し
   経済を動かせば、若い世代にもお金が回ります。
 
 大垣「その(若い世代の)人たちが納める税金で
    社会保障が成り立っていくわけですから、
    ぜひ、待っていないで動いてください」

 
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大垣教授の こぼれ話
 
 元日ということで、
 番組のオープニングとエンディングでは
 大垣さんのお正月の過ごし方の話題に。
 
 初詣は、実家のある京都・上賀茂神社と
 さらに2か所ほどを家族勢揃いして訪れるそうです。
 
 大垣「今年はおばあちゃんが数え年で102になるので
    お祝いをします」

 
 そして故郷・京都が発祥の地とされる
 『七福神』にちなんだ話題へ・・・
 
 大垣「東京のかたは“七福神巡り”やりますか?」
 水谷「最近、少し流行ってきてるんでしょうか」
 
 七つの神社仏閣を巡って七福神の御朱印を台紙に集め、
 枕元に敷いて寝ると よい夢が見られるという
 『七福神巡り』――。
 
 大垣「各地方にありますから、
    住みかえ先を探すついでに
    行っていただくのもいいかもしれません」

 
 ところで、若き日の大垣さんが
 京都から東京へやってきて驚いたのが
 お正月にいただくお雑煮
 
 大垣「京都は白味噌仕立てで甘いんです。
   東京に来て 何が一番ビックリしたって、
   お雑煮が透明だということでした」

 
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本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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