アクティブシニアの住みかえ大作戦!
毎週土曜日6時25分~6時40分 文化放送
今、日本人の寿命は飛躍的に延びています。
定年後の生活は「隠居・老後」ではなく、仕事に囚われない新しい人生の始まりと考えたほうが良いぐらいです。
しかし、不動産のような固定資産があるため、逆に人生に縛りが出来てはいないでしょうか?
そこで、この番組では、今の資産を活用しつつ、アクティブな新しい生活をする方法を提案していきます。
実際に住みかえをした方の声を交えて、具体例をお伝えします。

2010年12月25日

■2010年12月25日放送分■

住みかえ探検隊
 
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
千葉県八千代市から新潟県長岡市に住みかえをされた
Oさん(男性)に電話でお話を伺いました。
 
【Oさんのケース】
 
 ◆Oさんは7年前に定年退職。
  お子さんも独立し、
  ご夫婦二人の生活を楽しんでいましたが
  元の4SLDKの家を持てあまし気味だった。
 ◆当初は、いずれは家を売却して
  小さなマンションへの住みかえを考えていた。
 
 ◆しかし、2004年10月の中越地震で
  長岡で暮らす 奥様のご両親の家に隣接する
  貸家が損壊。
 ◆ご両親のお世話をすることを第一に考えた。
 
 ◆2005年、損壊した家を建て替え
  2006年にOさんご夫婦が移住。
 
 ◆JTIの制度はインターネットで知り
  「あまりにも便利な制度が
   実際に運用されていることを知り
   衝撃を受けた」(Oさん談)
 ◆ハウジングライフプランナーの方にも
  よくしてもらって「助かっています」(Oさん) 
 
 ◆最大のメリットは、
  家を長持ちさせるための
  メンテナンス費用を家賃収入で賄える。
 ◆入居者との契約は3年単位であり
  将来的に元の家に戻る選択肢がある。
 
 大垣「(将来、八千代市に戻ることになって)
    今度は長岡の家をお貸しになると、
    (八千代と長岡とでは)
    そんなに家賃が変わらないんです」

 
 
アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
 
  計画的な建て替え
 
 今回は、住みかえではなく“建て替え”に関するお話です。
 
 大垣「最近あった事例で、
    面白いことがあったので ご紹介します…」

 
 大垣さんはある時、
 建て替えの際、
 二階の一部分に次のような設備を施した家と遭遇――。
 
  両側から施錠可能
  外側にもドアがある
  防音
  配管を完備
 
  (二階の特定の部屋が“独立”した状態)
 
 長期的展望に基づいて作られた部屋の目的とは・・・??
 
  当面は、大学に進学した息子さんが使用
   防音対策は、
   音楽を大音量で流しても音漏れしないようにするため。
 
  そして、将来的に息子さんが独立し、
   部屋が空いた場合
   簡単な工事で貸家にすることが可能
 
  月々6~8万円の家賃収入を得ることができそう。
 
 つまり…現在、建て替えのための借金は
      月々やや多額と考えられる額を返済。
 
  やがて…定年となって収入が減る頃には
      息子さんが独立する見込み。
      (定年の頃には)50歳を過ぎているため、
      JTIのマイホーム借り上げ制度が利用でき
      部屋を貸家にすることができる。
 
   新たに…家賃収入を得て、返済に苦しむこともない。
 
 大垣「なかなか計画的にできていて
    すごいなと思いますね」

 
  ポイント…始めからアパートにはしない
 
 始めから賃貸アパートとして家を建てる場合
 住宅金融支援機構からお金を借りることはできません。
 しかし この場合、当面は息子さんが暮らすため、
 住宅ローンを組むことに障壁はありません。
 
 そして、後々、貸家にすることも可能なのです。
 
 大垣「最初から貸す家(を建てる)には
    お金は貸してくれませんが
    途中から貸すのは構いませんので、
    今はものすごく金利も安いので、
    年齢を重ねてからは“勢い”で建てるのは
    ちょっと考えた方がいいので、
    いろいろ工夫すると
    (このケースのように)“なるほどな”と思います」

 
 水谷「何か計画したいと思った方は
    JTIに相談してみるといいですね」

 
 住みかえ・建て替えを
計画する際は
JTIへお気軽にお問い合わせを!

そして皆さま
どうぞ よいお年をお迎えください。
 
 JTI(移住・住みかえ支援機構)について
 詳しくはこちらをご覧いただくか
 電話 03 - 5211 - 0757 にお問い合わせください。
 (祝祭日をのぞく 9:00~17:00)

2010年12月18日

■2010年12月18日放送分■

住みかえ探検隊
 
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
茨城県龍ヶ崎市から沖縄県島尻郡に住みかえをされた
Kさん(男性)に電話でお話を伺いました。
 
【Kさんのケース】
 
 ◆住みかえの理由は
  Kさんが沖縄(石垣島)出身であることと、
  定年を迎え、温かい地域で暮らしたかった。
 
 ◆元の家を売却せず、貸した理由のひとつは、
  沖縄の暑さに体が順応できるか不安があったため。
  将来、龍ヶ崎に戻る選択肢を残し安心感を得た。
 
 (現在、生活に不自由は感じていないそうです)
 
 ◆沖縄の新しい家の周囲は、一面サトウキビ畑。
 ◆新築のデザイナーズマンション。
    
 ◆JTIのマイホーム借り上げ制度を利用し、
  龍ヶ崎市の元の家の家賃収入+αで
  新しい家の家賃を支払っている。
  
 ◆JTIの「子育て世代に家を貸す」趣旨に共感。
  
 大垣「相模原に帰られる時はまた
    鹿児島の家を貸していただければ、
    “お小遣い付き”になりますよね」

 
 
アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
 
  思い出のデジタル化で 身軽に
 
 この日、大垣尚司は、スタジオに ある機械を持参。
 いったい何に使うものなのでしょうか・・・?
 
   今、住みかえをされる方が抱える悩みは荷物の処遇
 
   中でも最も大きな問題とされるのは
   思い出の詰まったアルバムです。
 
 大垣「たとえば病気した時、
    病院には一冊も持って行けないと思うんです」

 
 そこで便利なアイテムの登場!
 紙焼き写真をデジタル保存するフィルムスキャナーです。
 
   簡単な操作で、紙焼きの写真をスキャンして
   デジタルデータで保存することが可能。
   貴重な思い出の一枚をデジタル化して
   大切に、そしてコンパクトに保存することができます。
 
 デジタルデータはメモリーカードに保存し、
 見る時はデジタルフォトフレームに差し込めばOK。
 
   従来のアルバムで数十冊~100冊分の写真を
   デジタル化すれば、
   かさ張るアルバムを
   (思い出はあるとしても)処分することもできるのです。
 
 また現在は、書籍の電子化サービスも広まっています。
 
   最新技術を有効に利用して、
   思い出を捨て去ることなくコンパクトにして
   “身軽”になることをおすすめします。
 
Ohgaki_Hisashi_201012_01v_19.jpg 大垣
「50を過ぎたら、
 思い出は物理的に小さくして
 60歳で身軽になっていることが
 大事じゃないでしょうか。
 いろんな工夫で
 “思い出を情報に変える”ことを
 少しずつなさっておくと 人生を
 柔軟に設計できると思います」

 
“思い出抜き”のお話をご紹介した回もご参照ください

2010年12月11日

■2010年12月11日放送分■

住みかえ探検隊
 
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
神奈川県相模原市から鹿児島県霧島市に住みかえをされた
Mさん(男性)に電話でお話を伺いました。
 
【Mさんのケース】
 
 ◆鹿児島はMさん、奥様の出身地。
 
 ◆定年間際の頃、Mさん、奥様それぞれの親御さんが
  入退院を繰り返していた。
 ◆ご実家には親御さんが住み、
  去年5月に実家の近くに家を購入。
 
 ◆鹿児島の魅力は、
  南国で温かく、温泉もある。
  来年3月には、九州新幹線が全線開通。
  
 ◆JTIのマイホーム借り上げ制度、
  住宅金融支援機構の「住み替え支援ローン」を利用。
  
 ◆お子さんは東京と神奈川に在住。
  将来的には、
  子供たちのそば=元の家(相模原市)に
  戻ることも視野に入れている。
 
 大垣「相模原に帰られる時はまた
    鹿児島の家を貸していただければ、
    “お小遣い付き”になりますよね」

 
 水谷「鹿児島といえば“焼酎”もおいしいですね♪」
 
 
アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
 
  家賃で返済 ~ 35年間の住宅ローン
 
 住宅ローンが抱える問題がいくつかあります。
 
 まず、60歳以上の方に融資する銀行が少ない。
 また、80歳を超える期限を設定したローンは組めず
    この場合、返済期間が短くなることで
    月々の返済額が増えてしまいます。
 
 そこで、マイホームを売却せずに
 貸し出して家賃収入がある場合は
 家賃を担保にすることで
 35年の期間を設定して
 新しい家の住宅ローンの返済が可能になります。
 
 大垣「60歳で借りれば、95歳まで。
    普通、銀行は貸してくれないんですけど、
    “今のマイホームが次の家を買った”
    ということになるんです」

 
Ohgaki_Hisashi_201012_02v_19.jpg
 
 このようにして新たな移住先の家を購入した場合
 元の家も、新しい家も どちらも自分の家ですので、
 将来的に元の家に戻る場合、
 今度は移住先として購入した家を貸すことが可能。
 
 水谷「先ほどの『また貸せばいい』というのは
    “そうだよね!”と思いました」」

 
 また、最初の移住先から、さらに住みかえをする際、
 お子さんと同居する場合には、
 元の家・移住先の家 を2軒とも
 貸すことが可能です。
 
 
 JTI(移住・住みかえ支援機構)について
 詳しくはこちらをご覧いただくか
 電話 03 - 5211 - 0757 にお問い合わせください。
 (月曜~土曜 9:00~17:00)
 (祝祭日をのぞく)

2010年12月04日

■2010年12月4日放送分■

この日は先週に引き続き『移住・交流推進機構』(JOIN)会長
島田晴雄さんにお話を伺いました。
 
  豊かな暮らしのためにも、
  そして、馴染みのない地方都市へ移住するにも
  大切なものは健康――。
 
今週は健康の話題からスタート・・・
 
大垣「(先週も)“健康”の話になりましたけど
   年齢を重ねてから、何が一番もったいないって

   病院に払うお金ですよね。
   健康でいれば、自分も豊かで、お金もかかりません」

 
島田「日本列島に健康の三要素
   【きれいな空気・ストレスのない静けさ】を
   持った地域が半分以上もあるのに、
   多くの人は大都会で必死になってる…。
   若い時はしょうがないですが、
   “もうそんなに稼がなくてもいい”という人は
   もっと生活費が安くて、
   せっかくの蓄えを2倍3倍にも使える地域がある。
   そこに移住してもらうと地方はものすごく潤います」

 
Shimada_Haruo_04v_19.jpg
 
 シニア世代の地方移住は若い世代にも大きなメリット!!
 
 年金受給に加え、
 生活を豊かスにするための収入源として
 若い人にはできない 月収5~10万円の仕事に
 取り組むこと――、
 そしてまた、移住することによって
 若い人たちの仕事が成り立ちます。
 
  島田「本屋さん、自転車屋さん、牛乳販売所もできて
     若い人の仕事も生まれる。
     工場誘致よりも力があると思います」

 
 そこで重要なキーワード…【地方分権】
 
 島田晴雄さんは
 総務省ふるさと納税研究会座長として、
 ふるさと納税制度を推進。
 
 この時
 “ふるさとと思った所がふるさとである”
 “2つ、3つと ふるさとがあってもかまわない”

 打ち出したことで、
 各地方自治体はそれぞれ一丸となって魅力をアピール。
 
 島田「地方自治の原点は
    みんなが一緒になって明日を考えること。
    そういうものがあって初めて分権が成立するんです」

 
 大垣「ふるさと納税した人に
    住みかえ先を優先して斡旋したり、
    移住を募集するイベントを東京でやれば
    かなりのニーズがあると思います」

 
かねてから移住先として人気の高い北海道伊達市や、
島田晴雄さんが最近人気上昇を実感しているという
北海道・洞爺湖町などのように
日本全国を見渡せば至る所に
人気を獲得している地方都市が存在。
 
  今後、全国的に更なる広がりを見せることが
  重要といえそうです。
 
 大垣「今はまだブランドに焦点が当たっていますが
    地方って そんなに違うかというと、
    日本全国どこにも、東京の近くにも
    そういう(ブランド化する)候補は
    あると思うんです」

 
 島田「栃木にも茨城にも
    素晴らしいところはたくさんあるんです。
    とにかく“自分の土地に誇りを持つこと”ですよ」

 
 
島田晴雄さんからのメッセージ
 
Shimada_Haruo_03v_19.jpg
 
 島田
 「自分の立場に合わせて
   いろんな種類の
  移住・住みかえの
  プランがあると思うんです。
  これは住宅メーカー、
  各ネットワークの方々には
  ビジネスチャンスなんです。

 こうしたことに目を向けて 人が“動き出す”と日本列島は
 ジワジワと“毛細管に血が渡る”ように
 うっすらと赤くなってくるはずです。
 そうすると全国 高齢化していても大丈夫!
 とても循環のいい、健康な国になりますよ」

 
 大垣「(毛細管に血が渡る)いい例えですね!
 
 水谷“住みかえ”によって
    日本が活性化するということですね」

 
 
 ◆『移住・交流推進機構』(JOIN)について
  詳しくは『ニッポン移住・交流ナビ』
  ご覧ください。

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