アクティブシニアの住みかえ大作戦!
毎週土曜日6時25分~6時40分 文化放送
今、日本人の寿命は飛躍的に延びています。
定年後の生活は「隠居・老後」ではなく、仕事に囚われない新しい人生の始まりと考えたほうが良いぐらいです。
しかし、不動産のような固定資産があるため、逆に人生に縛りが出来てはいないでしょうか?
そこで、この番組では、今の資産を活用しつつ、アクティブな新しい生活をする方法を提案していきます。
実際に住みかえをした方の声を交えて、具体例をお伝えします。

2010年12月04日

■2010年12月4日放送分■

この日は先週に引き続き『移住・交流推進機構』(JOIN)会長
島田晴雄さんにお話を伺いました。
 
  豊かな暮らしのためにも、
  そして、馴染みのない地方都市へ移住するにも
  大切なものは健康――。
 
今週は健康の話題からスタート・・・
 
大垣「(先週も)“健康”の話になりましたけど
   年齢を重ねてから、何が一番もったいないって

   病院に払うお金ですよね。
   健康でいれば、自分も豊かで、お金もかかりません」

 
島田「日本列島に健康の三要素
   【きれいな空気・ストレスのない静けさ】を
   持った地域が半分以上もあるのに、
   多くの人は大都会で必死になってる…。
   若い時はしょうがないですが、
   “もうそんなに稼がなくてもいい”という人は
   もっと生活費が安くて、
   せっかくの蓄えを2倍3倍にも使える地域がある。
   そこに移住してもらうと地方はものすごく潤います」

 
Shimada_Haruo_04v_19.jpg
 
 シニア世代の地方移住は若い世代にも大きなメリット!!
 
 年金受給に加え、
 生活を豊かスにするための収入源として
 若い人にはできない 月収5~10万円の仕事に
 取り組むこと――、
 そしてまた、移住することによって
 若い人たちの仕事が成り立ちます。
 
  島田「本屋さん、自転車屋さん、牛乳販売所もできて
     若い人の仕事も生まれる。
     工場誘致よりも力があると思います」

 
 そこで重要なキーワード…【地方分権】
 
 島田晴雄さんは
 総務省ふるさと納税研究会座長として、
 ふるさと納税制度を推進。
 
 この時
 “ふるさとと思った所がふるさとである”
 “2つ、3つと ふるさとがあってもかまわない”

 打ち出したことで、
 各地方自治体はそれぞれ一丸となって魅力をアピール。
 
 島田「地方自治の原点は
    みんなが一緒になって明日を考えること。
    そういうものがあって初めて分権が成立するんです」

 
 大垣「ふるさと納税した人に
    住みかえ先を優先して斡旋したり、
    移住を募集するイベントを東京でやれば
    かなりのニーズがあると思います」

 
かねてから移住先として人気の高い北海道伊達市や、
島田晴雄さんが最近人気上昇を実感しているという
北海道・洞爺湖町などのように
日本全国を見渡せば至る所に
人気を獲得している地方都市が存在。
 
  今後、全国的に更なる広がりを見せることが
  重要といえそうです。
 
 大垣「今はまだブランドに焦点が当たっていますが
    地方って そんなに違うかというと、
    日本全国どこにも、東京の近くにも
    そういう(ブランド化する)候補は
    あると思うんです」

 
 島田「栃木にも茨城にも
    素晴らしいところはたくさんあるんです。
    とにかく“自分の土地に誇りを持つこと”ですよ」

 
 
島田晴雄さんからのメッセージ
 
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 島田
 「自分の立場に合わせて
   いろんな種類の
  移住・住みかえの
  プランがあると思うんです。
  これは住宅メーカー、
  各ネットワークの方々には
  ビジネスチャンスなんです。

 こうしたことに目を向けて 人が“動き出す”と日本列島は
 ジワジワと“毛細管に血が渡る”ように
 うっすらと赤くなってくるはずです。
 そうすると全国 高齢化していても大丈夫!
 とても循環のいい、健康な国になりますよ」

 
 大垣「(毛細管に血が渡る)いい例えですね!
 
 水谷“住みかえ”によって
    日本が活性化するということですね」

 
 
 ◆『移住・交流推進機構』(JOIN)について
  詳しくは『ニッポン移住・交流ナビ』
  ご覧ください。

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