2010年09月25日
■2010年9月25日放送分■
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
埼玉県久喜市から福井県三方上中郡に住みかえをされた
Iさん(男性)に電話でお話を伺いました。
【Iさんのケース】
◆福井は奥様の実家がある
◆親御さんと、田んぼ・梅畑の面倒を見るため
福井で“定年就農”
◆埼玉で農業大学社会人コースに1年間通ったことで
参考になった
◆満額の年金支給を受けている
◆JTIからの家賃収入は経済的にメリットが大きい
◆福井梅は、おいしい梅干し・梅酒・梅ジュースができる
水谷「これから
福井梅をもっと宣伝してください!」
大垣「農業は“若いかたが食べていく”というと
大変ですけど、
年金をいただけると ある意味で、
生活が相応に出来上がった上でやることだから
割と思い切ったことができますね」
2010年09月18日
第1回 住みかえセミナー リポート
9月18日に行われた
『第1回 住みかえセミナー』の模様を一部ご紹介します。
■番組スタート秘話(オープニングより)
JTIが4年前にスタートして、
この番組の企画の相談を受けた際、なかなか前に進まず…
大垣「『いいよ、僕が(パーソナリティーを)やるよ』
とお受けしたんです」
水谷「元々は『やりたいわけじゃなかった』
というところに クスっと笑ってしまいました」
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■「プラス5~10万円でいい」という考え方
(第一部:大垣尚司さんの講演より要約)
今から20年ほど前、日本はアメリカより高齢者が少なく
“高齢化が進んでいる”という意識がありませんでした。
ところが、戦後から日本人の寿命は延びています。
平成元年頃から、
将来的な年金の破たんが予見されていた。
年金だけでは国民の人生を支えることができない――
「年金」以外に月にプラスアルファで5~10万円くらい
稼ぐ方法を考えなければ――という相談が大垣さんの元に――。
大垣「…ということで巻き込まれまして
住宅を使って、そういうことができないかと
20年くらい研究しているわけです」
日本人には
「月20~30万円の収入」がなければ“職業”ではない――
という考え方が染みついていますが、
65歳を過ぎれば、月24万円の年金が手に入ります。
今、若い人が仕事を解雇され、ハローワークで
「月20万円」もらえる仕事を見つけるのは非常に困難。
したがって(会場にお集まりの)皆さんが
必要なのは「プラス5~10万円」。
大垣「『5~10万円』(だけ)では家族を養えないので
若い人の感覚では“職業”になりません。
でも『5~10万円でいい』と思っている人から見ると
そこは非常に広くあいたスポット――。
そこに進出しても若い人の職を奪うことにはなりません。
皆さんにとって『5~10万円』は
豊かになるための非常に重要なもの」
つまり、月5~10万円の
“それだけでは食べていけない”と思われている仕事
――社会貢献型の仕事や農業など――に
正面から向き合えるようになります。
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第二部は残間里江子さん登場!
残間さんが代表を務めるclub willbeは去年春に設立
会員数は8,100人にまで達しました。(2010年9月時点)
■club willbe設立のきっかけ
(第二部:残間里江子さんの講演より要約)
新しい大人文化を作ってくれそうな
60、70、80代の素敵な大人たちが
これからは少子化でどんどん減る――。
今、新しい大人の文化
=生活文化・ライフスタイルを作っておけば、
これからの20、30代の人たちも、
大人になった時に絶望しないのではないか――。
残間「そういう思いでclub willbeを立ち上げました」
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■残間さんが語る大垣尚司さん(第三部:対談より要約)
残間「ある委員会で大垣さんに会ったら、
顔かたちはかわいい“ハウジング坊や”みたい――。
元 興業銀行にいらして、ニューヨークで
全部の興銀の後始末を、若いのに
全部一人でやった――という、
今でも興銀で語り継がれている天才」
「JTIも、ご自分でお金を出しまして、
一切、無償でやっている――と。
そういうのって なかなか(自分で)言わないんですが
背景を言わないと(伝わらない部分もある)」
「誰か人のためになることを
一生懸命やっている――という大垣さんですから、
ラジオの番組も、
これからどんな風になるかも期待しています」
「やろうとしている取り組みについては
たいへん公正な目でやっているということ・・・
(参加者に配られた)99ページの資料、
昨日 徹夜で作ってましたからね」
「『金融と法』(有斐閣)という、
財務省の人が教科書にしているような本を
半年くらいでまとめました。
『頭の中どうなってるの??』っていうようなかたで、
“自分のためには お金になってない”って言うと
怒られちゃうけど、私腹を肥やしているわけじゃないので
せっかくの資料ですから、読んでいただけたらと思います」
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(後日談)
水谷「『天才』『ハウジング坊や』って言われてましたね」
大垣「褒めすぎですね」
水谷「『住みかえのコツ』という小冊子…
分厚いんで驚きました!」
大垣「前の日にかいたわけじゃないんですけど、
少しずつ書きためていたものです」
水谷「99ページ…ほとんど “本”ですよね!」
水谷 「ラジオでは聴けない、生の大垣さんの
チャーミングな部分に
触れることができたんじゃないでしょうか」
「住みかえセミナー」開催(イベントは終了しました)
「住みかえセミナー」開催のお知らせです。
今の住まいに縛り付けられることなく、
逆に今の住まいを売らずに活用して、
定年後の生活を充実させることを目指す番組――
『アクティブシニアの住みかえ大作戦!』発の
「住みかえセミナー」を開催します。
日 時:9月18日 (土) 13:30
このイベントは終了しました。
場 所:文化放送メディアプラスホール(JR浜松町駅北口そば)
講 師:大垣尚司先生(立命館大学教授)
ゲスト:残間里江子さん(プロデューサー)
(新しい生き方を提案するclub willbe代表)
★「住みかえ」に関する「何でも相談会」も実施します。
お申し込み方法 ハガキ、または メールでご応募ください。
「住みかえ」に興味をお持ちの方のご参加をお待ちしています。
このイベントは終了しました。
■2010年9月18日放送分■
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
東京都八王子市から 岐阜県中津川市に住みかえをされた
Sさんに(男性)に電話でお話を伺いました。
【Sさんのケース】
◆中津川はSさんの故郷で、今も親御さんが暮らしている
◆隣接する恵那市のご出身の奥様が
今回の住みかえに好意的
◆空気がとてもきれい
◆元の家の購入時は、貸し出し・売却を考えておらず
手放すことには未練があり、
空き家にしては傷んでしまうためJTIの制度を利用
◆毎月の家賃収入があり、満足している
◆空き家時にも家賃保証があり安心
◆確定申告で節税ができる
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
貸した家は何もしなくても悪くなる(経年劣化)~
税金が戻るケース
家を購入した場合は『消費』として捉えられ、
税金の視点で見ると、多くの場合
“20年で使い切った”ことになります。
通常、“損失”があれば、
税務上、その年の所得から引かれますが、
20年住んだ家を売却して“損失”が出た場合は、
ほとんど“引くもの”がありません。
ところが、売却ではなく賃貸とした場合、
税務上、家は“事業用資産”に変わります。
事業用資産の家は
長期的に運用するものとして見られるため、
(たとえば30年)その間、経年劣化した分が
毎年30分の1ずつ、この分だけは所得が減ったと見なされ
税金から引かれます。
20年以上住んだ家を貸したケースに当てはめると、
その時点から10年分(=通算30年)の
経年劣化の“費用”の分が赤字となりますので、
その分は、税金がかかりません。
そのため、税務上、家賃は“所得”になるどころか、
その(費用の)分で(プラスマイナス)ゼロに、
時にはマイナスになり、
そのマイナス分を別の所得から引くことができます。
このようなケースでは、税金が戻ってくる場合があります。
(必ずご確認ください)
大垣「所得が増えれば税金が増える――と
お考えになるかもしれませんが、
今『借上げ制度』をご利用の方で、
家賃に対して税金をたくさん払っている方は
いらっしゃいません」
2010年09月11日
■2010年9月11日放送分■
■住みかえ探検隊
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
千葉県佐倉市から山梨県山梨市に住みかえをされました
Aさん(男性)に電話でお話を伺いました。
【Aさんのケース】
◆Aさんが住みかえをしたのは5年前 64歳の時。
◆移住の4、5年前から各地を回って
ようやく今の山梨に辿り着いた際、
“地方暮らし”を専門に紹介する
不動産会社を紹介された。
◆高齢者率は高いが、健康長寿の里。
◆果物の里でもあり とりわけ巨峰の産地。
◆夜には甲府盆地の一角が色鮮やかに浮かび上がり、
その先には富士山を臨む。
◆「いい景色のところで、人に恵まれ
温泉に恵まれいい生活が送れています」(Aさん談)
◆親戚、友人が訪ねて来ては
「いいところに住んでいる」と絶賛される。
◆ピザ窯を作り、親戚の子供にも大好評。
水谷「Aさんの話を聴いているだけで
こっちまでうれしくなってきました(笑)」
◆ニワトリを放し飼いにすることができる。
◆奥様は「畑ができる」と心を躍らせている。
◆Aさんの趣味は「囲碁」で
囲碁クラブへの誘いを受ける。
◆元の家は、Aさんが移住後、娘さんご夫婦が生活。
その後、娘さんご夫婦が住みかえて空き家に。
◆家が傷むことを心配していた折り、
JTIを知りマイホーム借り上げ制度を利用した。
水谷「本当にうれしそうに話してくださいましたね」
大垣「聞いていて、こちらの顔がゆるんじゃいますね」
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
本当の幸せのために…自分がやりたいことを知るべし
大垣「会社の接待でゴルフに出かけてる方や、
そんなご主人を送り出して家事に取り組む奥様方が
聴いてくださっていると思うんですけど、
こういう方々とお付き合いして思ったことは・・・」
今 企業にお務めの方や、退社して間もない方は
無意識に“組織のために”という考え方になり、
そうしたご主人のそばにいる奥様も、
ご主人のポジション、お子さんの進学など
“外部から見られる位置づけ”を基準に思考が働く――。
“住みかえ”に関しても
退社してもお世話になった企業から離れたくない――
世間の暮らしの事情――に
とらわれ過ぎているのではないでしょうか。
大垣「住みかえで最も大事なことは
“自分がやりたいことを 自分で認識する”こと」
この日、お話をうかがったAさんは
本当に幸せそうでしたが、
人によっては、同じ生活をしても、
それを“幸せとは感じない”人もいます。
ぜひ、3歳~小学生くらいの頃に
自分自身、何を楽しいと感じていたか――を
考えてみてください。
たとえば、
お金になることであろうがなかろうが、
何時間続けても苦にならないことはありませんか?
大垣「これこそが“やりたいこと”です。
そういう生活をなさっているかたは
本当に幸せだと思います」
2010年09月04日
■2010年9月4日放送分■
先週に引き続き「地域おこし協力隊」の募集を控える
秋田県大館市の小畑 元 市長にお話を伺いました。
(応募受け付けは終了しました)
◆小畑市長が「地域おこし協力隊」に望むことは?
*地域の高齢者の生活を維持するためのサポート
*地域全体が元気になるためのプロポーザル、
アドバイスをいただく
*行事への積極的参加
*農業体験をやっていこう――という好奇心
*経験を、インターネットを通じて
わかりやすく情報発信
*地域の住民の皆さんとのコミュニケーション
*最も望むことは
3年が経過したのち、定住していただくこと
*3年間を、定住のための準備期間として
農業の勉強や、地域活動への参加などを通じて
大館市になじんでほしい
小畑「アフター50、60になって
ご自分のライフプランを考えた時に、
『地域で住もう』と思っても、
突然、暮らすのは難しいので“試し”に協力隊に
参加して(大館市の暮らしが)よかったら
定住してもらう――というものです」
◆農業に定年なし
秋田県の農業耕作者の平均年齢は70歳以上。
大垣 「会社勤めをしていれば、65歳からは厚生年金がある。
“どうしても農業で食えないと困る”というほど
頑張らなくてもいいわけだから、
体が動けば、長くできるものですよね」
▲(左)豊かな自然が満載の資料に見入る水谷アナウンサー
元々暮らしていた家をJTIの借り上げ制度を利用して
貸し出した場合、家賃収入も得られます。
大垣「すごい豊かな感じがしますね」
■応募受付期間:2010年9月17日~10月20日
■問い合わせ:秋田県大館市 産業部 地域振興課 地域振興係
(応募受け付けは終了しました)