2010年07月31日
■2010年7月31日放送分■
オープニングトークでは、先週 ご紹介した
『二地域居住』が気になったという
水谷加奈アナウンサーが
ウェブサイトをチェックして感じたことが話題に・・・。
水谷「サイトを見たんですけど
せっかく政府が力を入れて支援しているなら
もっとわかりやすいものにしたらどうかな…
せっかく いい地域を紹介しているのに
もったいないな、と思いますね」
大垣「民間の企業があまりまだ
“これが商売になる”と思ってないのかも。
JTI(移住・住みかえ支援機構)も今後
情報提供できるようにしたいなと思っています」
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『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
東京都世田谷区から東京都町田市に住みかえをされた
Mさん(男性)に電話でお話を伺いました。
【Mさんのケース】
◆町田市の家は亡くなられた母親のために建てた家。
◆元の家に戻る可能性もあるので
売却ではなく、借り上げ制度を利用。
◆JTIのマイホーム借り上げ制度の理念のひとつ
“子育て中の若年層を中心に転貸して運用し
ゆとりある住環境 の提供を通じて
子育て世代を支援する”ことに共感。
◆「(借り主が)入った後に
お子さんがお生まれになったらしくて
こちらが望んだ通りになりました」(Mさん)
大垣「家は、売らなければ“空き家”になる。
人が住んでいたほうが
汚れはしても、構造が傷まないんですよね」
子育て世代への支援…
世田谷の家を売却した場合、
買った不動産会社は、おそらく家を壊して建て直す――。
すると新たな家の値段は7~8千万円ほどになり、
一般の人には購入が困難に。
シニア世代の住みかえによって空き家が出るのに
若い世代の人が家を買おうとすると、
あまりに高値であるため、郊外に家を探す――
こうした状況が生まれます。
もっとも望まれるのは
シニア世代が通勤・通学で使われていた家に、
通勤・通学する子育て世代の人が暮らすこと。
住宅は(たとえば)築25~30年ならば、
まだまだ“もちます”。
JTIでは
住む人(借り主)が家を直してもいい――という場合
壁紙を張り替えるなどのリフォームを認めています。
大垣「なるべく若い人が住むようにしないと
もったいないです。
Mさんは非常に意識が高い方で
“後の世代に”と考えてくださったので
こういうケースが一番ありがたいと思います」
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
続 二地域居住 ~ お試し居住
移住を考えても、いざ どこに暮らすか――となると
なかなか決め手がない…。
住んでみて初めてわかることもある。
そこで、多くの自治体では
数週間~3年程度の“お試し居住”を
取り入れています。
大垣「たとえば、鹿児島垂水市では
“永住”の場合、
300坪を月3千円で貸してくれるんです」
大垣「いろいろあって
住む家を建ててくれている自治体もあります。
そういうところを賢く探されて
“永住”じゃなくて“お試し”で
やってみるのも面白いかもしれません」
2010年07月24日
■2010年7月24日放送分■
この日のテーマは『二地域居住』。
40代後半~50代くらいからその先の暮らしを想定して、
あらかじめ移住先の家を購入し
(たとえば)週末に そこで暮らす――。
そうすることで、地域の方との交流が生まれ、
その土地の気候に関する理解も深まります。
また、50歳前後から二地域居住を始めれば
早い時期から住宅ローンの返済が可能。
水谷「全然 知りませんでした」
大垣「あまり一般的には知られていないので
詳しくご紹介します」
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『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
千葉県四街道市から静岡県伊東市に住みかえをされた
Mさん(男性)に電話でお話を伺いました。
【Mさんのケース】
◆退職後、自然の中で暮らしたかった。
◆家庭菜園、小旅行をしたかった。
◆温泉があることが一つの条件だった。
◆土地購入は退職前 / 移住は去年から
◆当初、元の家は売却を考えていたが
JTIのウェブサイトにアクセスして
「マイホーム借り上げ制度」の利用を決断
◆奥様の意向で
土地になじめなかった場合を考え、
帰るところを残しておきたかった。
(現在 伊東市の暮らしに満足されているそうです)
◆「心の安定感があります」(Mさん)
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
二地域居住
最も支出が多い年代は40代――。
可処分所得(個人が自由に処分できる所得)の面で
非常に厳しい40代を過ぎると、
年収が上がる・子供が独立するなどによって
50代から暮らしは楽になり、心にも余裕が生まれます。
大垣「東京で(土地を)買うのとは違い
すごく安いんです。
仮に借りても、子供の教育費がかからなければ
思い切ったことをしても大丈夫ですし、
“最悪、退職金でなんとかなる”
“もしダメなら売ればいい”くらいの感じで
土地のあるところに行って、
たとえば温泉につかっていたりすると
なんとなく見えてくるものです。
『準備を早くしてほしい』ということなんです」
『二地域居住』といっても、
必ずしも二つの地域に住むことにとらわれず
“両天秤にかける”――という考え方も
おすすめします。
もう1点――。
Mさんのケースで、千葉県四街道市の元の家を
売却する場合と、借り上げ制度を利用する場合の違いを
ご紹介します。
大垣「坪あたり20~30万円くらいかもしれません。
すると、家は 多分1,000万円では売れません。
それでも四街道なら
(JTIのマイホーム借り上げ制度で)
家賃が月々6~7万円くらい出るんです。
そうすると
10年で家の代金くらい入ってくるんです。
こういう条件でしたら、
元の家は売らない方がいいと思います」
2010年07月17日
■2010年7月17日放送分■
この日は先週に引き続き、
大垣教授、水谷アナウンサーが取材に訪れた
ダイワハウスの分譲地「ロイヤルシティ猪苗代ヒルズ」を
ご紹介しました。
水谷「広大な敷地で、ロケーションが素晴らしいですね!」
会津磐梯山が見え、すぐ近くには猪苗代湖があり
湖でマリンスポーツ、冬はスキーを楽しむことが可能。
実際に住みかえをされたKさんは
(腰を痛めてマラソンをやめたにも関わらず)
猪苗代に移り住んだ今では、スキーが楽しみなのだそうです。
水谷「環境によって変わってくるんですね。
人間って不思議ですね(笑)」
さらに、大垣教授、水谷アナが感服したのが温泉♪
大垣「窓から山が見えて
うらやましかったですね」
水谷「窓から磐梯山が見えるんですもんね!」
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ダイワハウス 森林住宅担当・鈴木さんに
「ロイヤルシティ猪苗代ヒルズ」で最も見晴らしの良い
“ヒルトップ”と呼ばれるエリアでインタビューを行いました。
ポイントをピックアップしてご紹介します。
◆朝日がきれい
◆セカンドライフで利用される方が増えている
◆敷地は82万平方メートル
◆総区画数は704区画
◆「大人のための遊園地みたいなところです」(鈴木氏)
大垣「このあといろんな設備が整って
ひとつの“シニアコミュニティ”の
理想みたいなものが見えますね」
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
数は力
昭和40年代からスタートしている分譲地の開発は
元々は“シニアコミュニティの理想”を
追い求めたものではなく、
日本国中に別荘を作ることを目指したものでした。
ところが、
北海道道南・大分・鹿児島の3エリアは
“定住者”が8割を超えているのだそうです。
ここでポイント。
『住みかえ先はどこで探す??』
大垣「東京中探したんですけど、ないんです。
本当ならデパートに“住みかえ相談コーナー”が
あってもいいと思いません?
ところがどこにも、ハウスメーカーさんにもないんです」
現状では、住みかえを考える消費者自らが動いて
ウェブサイトをチェックしたり、
不動産会社を訪ね回るなどして
移住先を探さなければなりません。
大垣「逆に言うと“掘り出し物”が
まだまだ山のようにあるはずです」
そこで、今、住みかえをお考えの方にとって
大切な事は、まず とにかく ご自分で“動く”こと。
旅行などで
気に入った土地に巡り合えば、
きっとそこにも住みかえにピッタリの家があるはず。
今回はもうひとつポイントをご紹介――。
日本は戦後、下水管・橋などの
インフラが整備されましたが、
今や戦後65年――。
老朽化により、交換・再整備の必要に迫られています。
しかし、全てを取り換えるとなると
日本全国でその費用は
100兆円~350兆円と試算されています。
とても そのようなお金があるとは思えませんが・・・
現実問題として、全てを取り換えることは困難。
そこで重要なことは
人が“ある程度 固まって”暮らすこと。
「ロイヤルシティ猪苗代ヒルズ」を例に考えると
704区画 全て人が暮らすようになると
病院は少なくとも2軒は必要となり、
様々な店舗が開業するでしょう。
さらに20年後には
介護ステーションのニーズも高まりそうです。
大垣「“数は力”なんです。
長いものに巻かれてみるようなことも
ひとつの考え方かもしれません」
水谷「この番組でも“掘り出し物”があれば
どんどんご紹介していきたいと思います」
■ダイワハウスの分譲地ロイヤルシティ猪苗代ヒルズについて
詳しくはこちらをご覧いただくか
ウェルカムオフィス(現地総合案内所)
電話 0120 - 70 - 7324 にお問い合わせください。
(火曜日・水曜日をのぞく 9:00~17:00)
2010年07月10日
■2010年7月10日放送分■
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
千葉県我孫子市から
福島県猪苗代市に住みかえをされた
Kさんのお宅にお伺いして、直接お話を伺いました。
水谷「空気がきれいでしたね~!
こういうところでの生活もアリだな!
と思いますね。
信じられないほどキレイでした」
大垣「山はあるし、水はあるし、ね」
【Kさんのケース】
◆Kさんは50代の頃から
“仕事を続けるには体力が大事”と
市民ランナーとしてフルマラソンにも挑戦。
◆腰を負傷してマラソンをやめ、
退職後の楽しみは「碁」。
◆(我孫子市での生活では)
Kさんの奥様は、フラワーショップで働き
退職後のKさんが留守番をする生活。
◆猪苗代市への移住を家族と相談した際には当初
娘さんに「何かあっても介護に行けない」と
言われてしまいますが…
◆夏休みを利用して
息子さんご夫婦、お孫さん 家族全員で
猪苗代を訪れると
「ここなら街も近いし、
高速を降りても便利でいいんじゃない!」と絶賛。
◆一年後には猪苗代市での生活がスタート。
◆今では、お孫さんが小学生の頃から
子供たちだけで高速バスに乗って遊びに訪れる。
◆(奥様)
「この元気と、この時間はすごい貴重だと思います」
◆冬の寒さが心配されましたが・・・
(奥様)
「雪がこんなに楽しいものだとは
この年になって初めて知りました!」
◆雪が舞う・野ウサギが遊びまわる・
最大のメリットは「雪かきの運動効果」
◆元の家(我孫子市)を購入する際には、
将来の売却を想定して、よいエリアを選んでいた。
※KさんはJTIのマイホーム借り上げ制度が
スタートする前に、元の家を売却して移住されました
大垣「我孫子の家を売却したお金+αくらいで
ここ(猪苗代)の家とで“釣り合う”んですね」
大垣「国にもお願いして
(マイホーム)借り上げ制度を始めています。
老後20年あれば
2千万円くらいは家賃が入ってきますよね。
これからは そういう選択もありますよね」
水谷「ご夫婦のお話を伺ってると
とっても楽しく生活していらっしゃるのが
伝わってきますね」
大垣「こういうところは日本中に
山のようにあるんじゃないかと思います。
びっくりするくらいいいところに、
非常に賢く住みかえをされたと思いますね」
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
元の家の家賃で 新居の住宅ローンを返す
Kさんが住みかえられた猪苗代市のお宅は
ダイワハウスの分譲地「ロイヤルシティ猪苗代ヒルズ」。
坪単価は約6万円ほどで、
土地と住宅で合わせて2~3千万円程度で購入可能。
そして、我孫子市の一軒家で
JTIのマイホーム借り上げ制度を利用した場合、
一般的な例では、
家賃は「10万円」を下回ることは少ないといえます。
そこで ご注目いただきたいのが
住宅金融支援機構の新型住宅ローン。
このローンで「3千万円」を借りた場合、
月々の返済額は「約9万9千円」。
大垣「ちょうど我孫子のお家を手放さずに
家賃で返す新型ローンを組んで、
猪苗代の200坪近い新しいお家が買えて
2軒とも自分のもの――ということで
お子さんに引き継げるんです」
JTI(移住・住みかえ支援機構)について
詳しくはこちらをご覧いただくか
電話 03 - 5211 - 0757 にお問い合わせください。
(月曜~土曜 9:00~17:00)
(祝祭日をのぞく)
ダイワハウスの分譲地「ロイヤルシティ猪苗代ヒルズ」について
詳しくはこちらにアクセスしてください。
2010年07月03日
■2010年7月3日放送分■
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
神奈川県綾瀬市から埼玉県に移住され、
農業を夢見ている――という
Yさん(男性)に電話でお話を伺いました。
【Yさんのケース】
◆Yさんは農家出身。
◆畑仕事を手伝いながら過ごしたい――と考えていた。
◆将来的に2~3反規模で
自分自身が食べる分の米・野菜を作りたい。
◆当初は、元の家の売却を考えていたが
JTIを知り、マイホーム借り上げ制度を利用。
◆「安心感をもらって、たいへん良かった」
◆「制度の趣旨が立派」
(Yさんは現在も建設業で働き
使用に耐えうる木造建築が解体される状況を
「悲しい」と語っています)
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
“年金+小規模農業”で 暮らしを豊かに
定年退職後に、本格的または趣味の範囲で
農業に取り組む方が増えていますが
農業で生活を支えるのは容易ではありません。
しかし、年金を受給して、
自分で食べる分のお米・野菜を作るのであれば、
人生を豊かにする――と考えられるでしょう。
最も大事なことは、お金(財産)を減らさないこと。
そして、財産を減らす要因の中で、
できることなら「お金を使わずに済ませたい」ことの
筆頭に挙げられるのが「医療費」。
大垣「病気にならないことは、
実は大変な“財産”です。
(小規模農業ならば)機械を使わずに畑を耕すことで
元気になりますよね。
あとは(会社をやめて)
ストレスが少ない生活だろうと思うんです」
また、農業で使う「耕地」は常に耕していなければ、
作物を作り続けることは困難です。
そうしたことを踏まえると、たとえ小規模であっても、
荒地となるはずの土地を畑として利用することが
食料安全保障の面でも
潜在的に最も有効なことではないでしょうか。
大垣「僕も農業をやりたいんですけど、
残念ながらよくわからない…。
(Yさんが)“小さい時にやっていた”というのが
うらやましかったです」