アクティブシニアの住みかえ大作戦!
毎週土曜日6時25分~6時40分 文化放送
今、日本人の寿命は飛躍的に延びています。
定年後の生活は「隠居・老後」ではなく、仕事に囚われない新しい人生の始まりと考えたほうが良いぐらいです。
しかし、不動産のような固定資産があるため、逆に人生に縛りが出来てはいないでしょうか?
そこで、この番組では、今の資産を活用しつつ、アクティブな新しい生活をする方法を提案していきます。
実際に住みかえをした方の声を交えて、具体例をお伝えします。

2010年07月31日

■2010年7月31日放送分■

オープニングトークでは、先週 ご紹介した
『二地域居住』が気になったという
水谷加奈アナウンサーが
ウェブサイトをチェックして感じたことが話題に・・・。
 
水谷「サイトを見たんですけど
   せっかく政府が力を入れて支援しているなら
   もっとわかりやすいものにしたらどうかな…
   せっかく いい地域を紹介しているのに
   もったいないな、と思いますね」

 
大垣「民間の企業があまりまだ
   “これが商売になる”と思ってないのかも。
   JTI(移住・住みかえ支援機構)も今後
   情報提供できるようにしたいなと思っています」

 
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『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
東京都世田谷区から東京都町田市に住みかえをされた
Mさん(男性)に電話でお話を伺いました。
 
【Mさんのケース】
 
 ◆町田市の家は亡くなられた母親のために建てた家。
 
 ◆元の家に戻る可能性もあるので
  売却ではなく、借り上げ制度を利用。
 ◆JTIのマイホーム借り上げ制度の理念のひとつ
  “子育て中の若年層を中心に転貸して運用し
   ゆとりある住環境 の提供を通じて
   子育て世代を支援する”
ことに共感。
 ◆「(借り主が)入った後に
   お子さんがお生まれになったらしくて
   こちらが望んだ通りになりました」(Mさん)
 
大垣「家は、売らなければ“空き家”になる。
   人が住んでいたほうが
   汚れはしても、構造が傷まないんですよね」

 
 子育て世代への支援
 世田谷の家を売却した場合、
 買った不動産会社は、おそらく家を壊して建て直す――。
 すると新たな家の値段は7~8千万円ほどになり、
 一般の人には購入が困難に。
 
   シニア世代の住みかえによって空き家が出るのに
   若い世代の人が家を買おうとすると、
   あまりに高値であるため、郊外に家を探す――
   こうした状況が生まれます。
 
 もっとも望まれるのは
 シニア世代が通勤・通学で使われていた家に、
 通勤・通学する子育て世代の人が暮らすこと。
 
 住宅は(たとえば)築25~30年ならば、
 まだまだ“もちます”。
 
 JTIでは
 住む人(借り主)が家を直してもいい――という場合
 壁紙を張り替えるなどのリフォームを認めています。
 
 大垣「なるべく若い人が住むようにしないと
    もったいないです。
    Mさんは非常に意識が高い方で
    “後の世代に”と考えてくださったので
    こういうケースが一番ありがたいと思います」

 
アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
 
  続 二地域居住 ~ お試し居住
 
 移住を考えても、いざ どこに暮らすか――となると
 なかなか決め手がない…。
 住んでみて初めてわかることもある。
 
   そこで、多くの自治体では
   数週間~3年程度の“お試し居住”を
   取り入れています。
 
 大垣「たとえば、鹿児島垂水市では
    “永住”の場合、
    300坪を月3千円で貸してくれるんです」

 
   大垣「いろいろあって
     住む家を建ててくれている自治体もあります。
     そういうところを賢く探されて
     “永住”じゃなくて“お試し”
     やってみるのも面白いかもしれません」

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